ぽむぜろアーカイブ

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メインストーリーEx.デカグラマトン編 2章「炎の剣」Part1を読みかえす!

太古の神秘を糧として……機械の王国が動き出す!デカグラマトン編2章Part1を読み返そうって記事!

本編(1~12話)は2024/11/06に公開された。

①予期せぬ再会

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アイン・ソフ・オウルが氷海地域に特異現象捜査部を誘い出したのは、アビ・エシュフの戦闘データを回収し……「名もなき神」の掟を解読するためであった。

彼女ら自身に「名もなき神」への関心はないが、それがあれば啓蒙以前の崇高を再現できる。彼女らは、“祭壇”の設置に名もなき神の権能を用いるつもりでいた。

一方。氷河を割って進んだらしい「預言者」の痕跡を追っていたヒマリ・エイミ・トキは、リミッターを解除したゲブラの襲撃を受ける!ピンチに陥った一行を助けたのは、調月リオの操るAMAS部隊であった。

②炎の大地

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リオは「アトラ・ハシースの箱舟」の脅威が退けられて以来、その力が残した痕跡を追っていたのだという。キヴォトスに起こる異変を未然に防ぎ、備えること……それこそがリオの理念であり、贖罪の方法でもあった。

ごちゃごちゃ理由をつけていないでさっさと戻りなさい。そんな言葉を吞み込んだヒマリは、ひとまず彼女と情報交換しながらゲブラを追跡することに。

リオの存在はアイン・ソフ・オウルにとっても無視できないものだった。彼女はデカグラマトンを初めて認識し、その対策のため特異現象捜査部を立ち上げた……いわば敵の親玉なのだから。

凍原を抜けたヒマリたちが目にしたのは、火山地帯とそこに設置された採掘施設であった。デカグラマトンの勢力はここで膨大な量の資源を集め、加工し、どこかへと運び出しているようであった……。

③王国の守護者

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火山地帯のジャミング施設を破壊した一行は、再びアイン・ソフ・オウルと相まみえる。先生を重大な脅威と見なす彼女らは、既にその殺害を決意していた。彼女らの指示により、第2の預言者コクマーは火山を噴火させようとする!

しかしコクマーは資源の防衛を優先し、全力で戦闘に臨めない。コクマーの意図を汲んだアイン・ソフ・オウルは撤退し、先生たちはなんとか窮地を脱する。

そして現場のサンプルを回収したヒマリたちは、そこに「物質の再構築」が行われた痕跡を見出す。物質の再構築、それはアトラ・ハシースの箱舟にも見られた「名もなき神」の象徴的な力だ。

凍原地帯の採掘施設や輸送設備、無数のオートマトンに自己再生するゲブラとコクマー……これらは全て、「名もなき神」の能力によりもたらされたものと考えられた。デカグラマトンの預言者は太古の権能を獲得してしまったのだ。

④託された願い

そして彼らは「多次元バリア」を築き、何か強大な存在を隠蔽しているようだ。おそらくは、バリアの彼方に敵の本拠地がある……!

かつてこれを破ったのは……アリスケイが生み出した「光の剣:アトラ・ハシースのスーパーノヴァ」だ。

アリスを頼ることはできるが、彼女を問題解決の“道具”にするのはヒマリにとって認めがたいものであったし、リオもそれを理解していた。表情を曇らせるリオに、先生は「ゲーム開発部には自分が話してみるから、リオも拠点に顔を出してほしい」と語りかける。

未だ後ろめたさを抱えるリオは「皆に会う資格があるのか」と惑うも、トキの願いや周囲の説得に折れ、合流を受け入れるのだった

「トキ」

「はい。いかがされましたか?」

「今までお疲れ様。そして……ありがとう」

「とんでもございません」

 

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その夜。シッテムの箱を開いた先生は、アロナとプラナだけにひそかな悩みを打ち明ける。いま先生は能動的に、生徒を危険に晒そうとしている……それはゲマトリアと何が違うのだろう?
だが先生には、全てを一人で解決できるようなパワーもない。

それに……もう一人の自分に託されてしまったのだ。

生徒たちを……よろしくお願いします」、と。

だから今は_やれるだけをやって、最後まで足掻くしかない。先生はアロナとプラナを撫で、新たな夜明けに備えるのだった。