ぽむぜろアーカイブ

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限界オタクが推しコンテンツの思い出を記録していきます

己の船を漕いでゆけ!!【「瞳に映る水平線」「DIVE into OCEAN!」感想】

2026/08/26にメインストーリー第2部Vol.2「オデュッセイア」編1章「瞳に映る水平線」とイベントストーリー「DIVE into OCEAN!」が公開!

本編に登場した海・船舶・ダイビングに関する用語をまるっと解説しつつ……思いつくままストーリー感想とか書いてゆく記事です!!

オデュッセイア用語解説集

オデュッセイアのストーリーはその舞台から、船やダイビングに関する難解な用語が多く飛び交います。

その会話を理解するためにいろいろ調べたので、ここでまとめて共有してみます!生徒たちの話がもっと読み解けるようになるかも……!(※専門領域じゃないのでよしなに!)

 

海里

オデュッセイアの主船団は現在、D.U.から1500海里―つまり約2700km離れた海域を航行中です。

1海里=1,852メートル。なので、オデュッセイア主船団は約2,778km離れた海域にいたことになります!

 

ブイ

あいつら、共用エリアに網を仕掛けてたのにブイを設置してなかったんだよ?

気づけなくてフィンが絡まって大変だったんだから!

海の上に浮かべる目印・標識みたいなもの!海底におもりを沈めてチェーンで繋ぎ、海上にプカプカ浮かべておきます。

航路を示したり、ロープを繋げて船が流されないようにしたり、周囲のデータを収集したり……と、色んな役割のものがあるみたいです。

 

綱(つな)取り作業

まもなく、オデュッセイアの生徒会 「アイランド」の旗艦、 オリュンポス号が接岸するようです。

綱取り作業のために、陸上作業員が岸壁で待機しています。

船を港に固定するための作業。

・船の上から、先端に重りのついたロープを陸に向かってエイッ!と投げます。

・陸にいる作業員がそれをキャッチ!ロープをするする巻き取っていくと、でっっかい極太ロープになっていきます。

・極太ロープの輪っかを港の杭に引っかける。

このあと船側の巻き取り機でギチギチにロープを固定して、船が流されないようにします。風や潮の流れで船は刻一刻と流されちゃうので、かなり素早く行う必要があるのだとか……!

 

係留索(けいりゅうさく)

船を繋いでいる係留索の張力は数十トンに及びます。 切れてしまえば大事故になりかねません。

船を港やブイに繋ぎ止めるための極太ロープのこと!

数万トンもある船を支えるために、強靭かつ柔軟な素材が用いられています。

あとめっちゃ力がかかるので……万が一破断すると、跳ね返ったロープは激ヤバ凶器になります!作業員は跳ね返りが起きる範囲には絶対入らないようにするとか……。

 

モンキーフィストノット

この青い編組式のロープはオデュッセイアにしか卸されていない特注品です。 他の作業場では入手が難しいでしょう。

また、このボールはモンキーフィストノットで作られています。これは船乗りが好んで使う結び方ですので。

日本語で「猿の拳結び」。ロープの先端を球状に編み込んで、大きく重くする結び方です。

綱取り作業のとき、細いロープ(=ヒービングライン)の先端にこの「モンキーフィストノット」を結び、重みをつけて遠くまで投げ飛ばせるようにします。

 

Z態勢

艦船下部エリアに穿孔発生です。損傷は軽微ですが……。

Z態勢に転換。全てのハッチとドアを遮断します。

「最高度の警戒体制」「もう後がない決戦状態」みたいな意味!

Z態勢が発令されると、船内の主な密閉扉はすべて閉鎖されます。もし敵の攻撃を受けて船に穴があいても、浸水をその区画だけで食い止めることができる……というわけですね。

 

艦内常時閉鎖

接岸準備!艦内常時閉鎖!

Z態勢に限らず、航行中は常に閉め切っておくべきハッチや防水扉というものがあります。戦闘じゃなくても衝突とか座礁とかもありうるので、いざという時の被害には備えなくちゃなりません……。

航行中の護衛艦なんかを歩くときは、乗組員はわざわざ重い扉を開けては閉め、開けては閉めしているわけです!

 

艦橋(ブリッジ)

(初めて目にしたオデュッセイアの姿は、 船というよりも巨大な海上都市のように感じられた)

(幾層もの艦橋が高層ビルのようにそびえ立ち、 長期間の航海を終えた後にも関わらず、すべてが白く輝いていた)

舵輪・レーダー・通信機もろもろが集約されているコントロールルーム!船の一番高い場所にあって、周りをぐるっと見渡せるようになっています。

部屋なのに「橋」と呼ぶのは、昔の船長さんが「架け橋」みたいな連絡通路から指示を出していたことに由来するそうです。

 

防舷材(フェンダー)

オデュッセイアの生徒A:今の……口笛?

オデュッセイアの生徒B:誰?吹いたの。

オデュッセイアの生徒A:もー、最悪。防舷材の在庫も十分じゃないのに。

船体側面に設置される巨大なゴムクッション。船が港に着岸する際、船体と岸壁がガツン!となって壊れないようにするため用いられます。

岸壁側にもずら~って並べられていたりします。

 

真水制限

オデュッセイアの生徒A:無理だって。航海中は水の使用が制限されてるんだから。布団を洗うなんてできなかったんだよ。

オデュッセイアの生徒A:せっかく陸に戻ってきて真水を好きに使えるんだし。溜まった服も一気に洗っとかないと―

長期の航海中において、飲み水や生活用水の使用量を制限すること。

現代の船には真水を作るための造水機があるけど、それも常に稼働できるわけじゃないし、それにトラブルがあったら困ります。何より大人数が水を使ったら、生産が追いつかなくなります!

ということで、シャワーの利用にも厳しいルールが設けられたり、洗濯が禁止されたり、トイレの節水が求められたりします。

 

旗艦(フラッグシップ)

この船の名はゴールデンエリジウム。オデュッセイアの観光収入を一手に担うクルーズ運営部の旗艦であり、 私たちの学生寮でもあります。

艦隊の司令官が乗り込んで指揮を執る軍艦・船舶のこと。広い指揮室、高度な通信設備があること……などがその条件です!

昔は無線がなかったので、「司令官がいる船」はそれが分かるように旗を掲げました。周囲の船は、そこから送られてくる手旗信号とかに従っていたそうです。

 

船乗り猫(Ship's Cat)

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「船乗り猫(Ship Cat)」という習わしです。

由来を遡れば、ネズミ捕りのために乗せたのが始まりなのだとか。

古代エジプトの時代から20世紀半ばまで、軍艦や商船には当たり前のように猫が乗っていました!

船内の食料を食い荒らし、ロープをかじり、感染症などを持ち込むネズミは船乗りにとって天敵です。なので、それを駆除するのが猫のお仕事でした。

あと猫は湿気に敏感なので、「天候の変化を教えてくれる」と信じられていました。そんなわけで幸運のマスコットとして扱われ、単純にかわいいので心のOasis……にもなっていたそうです。

 

船乗りの禁忌

船の警報や救難信号は、口笛の高い音に似ています。ゆえに、誤認を防ぐために口笛がタブーに。

ウサギは木造船の時代に、船体を傷つけかねないという理由でタブーとなり、今に残っているのでしょう。

もともと、口笛は「強風や嵐を呼び寄せる」と信じられていました。

ウサギは穴を掘って船の木材を傷めるイメ―ジがあるし、沈没事故を引き起こしたこともあって忌避されていました。イギリスの船乗りは「耳の長い動物」なんてわざわざ言い換えていたとか。

魚をひっくり返して食べるのもタブーで、これは船が「転覆する」ことを連想させるためとされます。

 

金曜日のカレー

ところで先生、ランチはお済みですか?

もしよろしければ本艦自慢の料理をご馳走しますよ。なんてったって今日は金曜日!カレーの日なのです!

時は明治時代……日本海軍は、兵士たちのビタミン不足に悩まされていました。

そこで目を付けたのが、イギリス海軍が食べていたカレー!彼らはそれを日本のお米に合うようにアレンジして、栄養たっぷりカレーを作ってみたわけです。

あと見渡す限り海!の環境にいると曜日感覚がバグっちゃうので、「毎週金曜の昼食は必ずカレー!」と決めることで、それをリセットしていたそうです。

この伝統はいまの海上自衛隊にも引き継がれていて、カレーコンテストなるものも開催されているとか……!

 

スキューバダイビング

背中に空気タンクを背負い、レギュレーター(呼吸器)を使って潜るスタイル。

水中でも普通に息ができるので、魚の観察とか写真撮影とか、レジャー目的の潜水に向いてます!最大水深は40m程度。

 

フリーダイビング

サユリ:サユリは10分以上、息を止めたことある。

先生:10分も!?すごい……。

サユリ:もっと褒めて良いよ。

ココロ:サユリは私たちの中で一番フリーダイビングの才能があるんですよ。

呼吸装置を一切使わず、自分のひと呼吸だけで海中深くに潜るスタイル。

かなり精神力や肺活量が試されるので、スポーツ的な側面が強いです。50~100mぐらい潜ることも!

サユリちゃんは10分以上も潜水できるみたいで……これは現実の世界記録に近いです!

 

テクニカルダイビング

特殊なガスや器材を用いて、水深40mよりも深く・長く潜るスタイル。

深海、沈没船、水中洞窟などを探検するプロフェッショナルな領域です!安全管理もずっと徹底して行われます。

 

コマーシャルダイビング

ココロ:海中でできる、漁業以外の活動を色々と。

コトネ:落とし物を探したり、海中の撮影とか、海底地図の作成とか……。

マキナ:海底施設の整備だって、ダイビング部なしじゃできないってこと!

水中で建設・調査・修繕作業などを行うためのダイビング。

身体が浮き上がらないように鉛の靴を履き、潜水ヘルメットを被って、海底施設のメンテナンス、船底掃除や遺留品捜索などを行います。

ダイビング部が仕事を引き受けているときはだいたいこれかも。

 

アビススーツ

このアビススーツを使い始めてからもう1ヶ月か……。いつまでこの状態なんだろ。

大気圧潜水服のこと。ADS(Atmospheric Diving Suit)ともいいます!

宇宙服みたいなビジュアルで、どんな水圧もスーツのめちゃつよ装甲でブロックされちゃいます。なので、ダイバーの体には水圧がかかりません!

 

フジツボ

先生:船底の掃除ってどんなことするの?

アミ:付着したフジツボを剥がすんですよ。

甲殻類。エビの親戚。だけど、いいかんじの岩とか船底とかを見つけると強力にへばりついて、固い殻を作り上げます。

この接着成分がすごくて、海水の中でも絶対に剥がれません。放っておくと船のスピードが落ちる原因にもなるので、船乗りたちは道具を使ってフジツボを除去する必要があります。

 

スクレーパー

サユリ:……グラインダーで、ガーって取っちゃダメ?

マキナ:スクレーパー以外は使うなって部長が言ってたよね?

先端にヘラのような刃がついている工具。船底にこびりついたフジツボや貝類をガリガリッと剥がし取ることができます。

 

グラインダー

先端の丸いディスクを超高速回転させるツール。船体のサビなどをガーッと削り落とすことができます。

でも威力が強いので、船のコーティングも削り取ってしまうリスクがあります。あと作業場所によっては火花とか出たらやばいです。なので、スクレーパーで粗削りして、グラインダーで研磨……みたいな使い分けをされたりもします。

 

海女さん

コトネ:漁業とダイビングは別のくくりなんだよ。お互いの領域は侵さない。

マキナ:そうそう。潜って何か採るのが目的なら「海女部」にしてたよね。

素潜りスタイルで漁業をするひとたち。フリーダイバーとは違って、1〜2分の潜水と浮上を繰り返します。

なぜ素潜りなのかというと、スキューバダイビングのような空気タンクをつけると乱獲し放題!になっちゃうからです。

海の資源が絶えないように……という厳格なルールのもと、海女さんたちはお仕事をしています!

 

磯笛(いそぶえ)

先生がお聞きになったのは「磯笛」かと。

独特の呼吸法なので、熟練ダイバーでないと難しいと聞きます。

海女さんが海面に浮上した際に行う、独特の呼吸法のこと。

限界まで息を止めたあとなので、浮上して急に呼吸をすると気圧変化で肺を痛めることになってしまいます。

なので、唇をすぼめて息を細く長く吐き出していきます。そこでピュイーみたいな音が出ます!イベスト冒頭でココロちゃんがやってたやつがこれ!

 

ブルーホール

ブルーホールは洞窟や鍾乳洞が水没して形成されるので、 奥に入り込んでしまうと抜け出せなくなることもあるんです。

だからこそ挑戦しがいがあるのですが、それだけ危険だとも言えます。

円形の巨大海底洞窟。

もともと陸上に鍾乳洞や縦穴がありました。やがて海面が上昇すると、それらがまるごと海に沈んで……やたら深い海底洞窟になったのです!

周囲のに比べて水深が極端に深いので、上空から見るとそこだけダークブルーに見えたりします。

 

ルスカ

サユリ:ルスカに会えるかも?

マキナ:それ未確認生物(UMA)じゃん。

ブルーホールに潜むとされるUMA!です。触手を操る超巨大なタコとか、頭がサメで下半身がタコの異形みたいなイメージで語られます。

もともとブルーホールは潮の満ち引きによって、水を大量に吸い込んだり、水を勢いよく吹き出したりすることがありました。船乗りたちは船がいきなり穴に引きずり込まれるのを見て、そこに怪物の存在を見出したのかもしれません……。

 

龍涎香(りゅうぜんこう)

先生。龍涎香をご覧になったことはありますか?

龍涎香は水中にあると、幻想的で柔らかい香りを放ちながら、徐々に溶けていきます。

マッコウクジラの結石。幻の香料とも呼ばれます!

マッコウクジラは大好物のダイオウイカやタコを丸呑みにします。でも硬いくちばしは消化できないから、腸内の分泌液に包まれて固まります。

それが排泄されて、長年波に揉まれるうちに熟成し……いつしか芳醇な香りを放つようになります!これが超高値で取引されていて、1kgで数百〜数千万円の値がつくこともあるとかなんとか……。

 

バディチェック

ココロ:まずはバディチェックから。問題ない?

コトネ:問題なし。

スキューバダイビングにおいては必ず2人1組で行動し、器材の相互チェックを行います。

「空気が正しく送られているか」「ベルトやバックルは締まっているか」「いざという時ウエイトはすぐに外せるか」みたいなことを確認し、OK!してから水に入ります。

 

シリンダー

ブイの膨らみは事前に確認しておいて、念のためにナイフも用意してね。

潜ってる間も、シリンダーの残圧は5分間隔で確認して―

ダイバーが背中に背負う「空気タンク」のこと。空気をギュ〜〜っと圧縮して詰め込んであります。

たまに「酸素ボンベ」って表現されたりするけど……酸素だけが入っているわけじゃないし、あとボンベ(Bomb)は「爆弾」って意味だったりするので、公式にはシリンダーって呼ばれます。

 

レギュレーター

レギュレーターチェック。ファイナルチェック。オールグリーン。

シリンダー内の空気はめちゃ高圧なので、人間がそのまま吸うことはできません!なので、それを快適に吸えるレベルまで調整する装置がこれです。

 

オクトパス

私のオクトパスです。そのままくわえていてください。

シリンダーから伸びる予備の呼吸器です!

バディのシリンダーが空になってしまったとき、自分のレギュレーターが故障したときなどに使います。(水中でも視認できるようド派手な黄色になってます!)

 

BCD

残圧確認。BCD異常なし。

Buoyancy Control Device(浮力調整装置)の略。

空気を出し入れできるジャケットで、水深の深い場所でも浮力を発生させたりできます!パンパンに膨らませて浮き輪にすることもできます。

 

減圧症

ダイビングの後は、体内に残った窒素を抜くために十分な休息を取らないと―

水深が深くなると水圧が高くなります。その状態でシリンダーの空気を吸うと、高圧の窒素が普通以上に血液や組織の中へと溶け込んでいきます。

ダイバーが水面に向かって急浮上すると、周りの水圧が一気に下がります。そうなると体内の窒素が気泡に戻ってしまって、血管や神経を圧迫してしまいます!

これが怖いので、ダイバーは窒素を少しずつ排出しながらゆっくり浮上していきます。あと潜水したあとは、飛行機に乗ったり高所に行ったりしてはいけないそうです。

絆ストーリーのココロちゃんはわりとヤバいことになってました……!

 

ナイトロックス

こんなに深いとは知らず、ナイトロックスのシリンダーを持参しました。 これだと酸素中毒の恐れがあって、深い所では使えません

この深さならヘリオックスやトライミックスを使ったほうがいいんです。

普通の空気よりも酸素の割合を増やした特殊ガス。

窒素の比率が低いということは、体内に窒素が溜まりにくいということ……つまり普通よりも長く水中に潜っていられるのです!(窒素酔いや減圧症のリスクが減らせます)

でも水圧が高いところで高濃度の酸素を吸うと「酸素中毒」で意識を失ってしまう危険性があり、潜れる水深は普通よりも浅くなります。

 

ヘリオックス

深海では熱伝導を考えるとトライミックスがより望ましいのですが、 窒素を含んでいるので混合を事前に計算しないといけないので……今回のように初めて潜る場所で使うには不向きですし……。

となると少し高価ですがヘリオックスが必要でして……オデュッセイア本艦にはあるので、事前に分かっていたらそれを持ってき―

ヘリウムと酸素の2種類だけで構成された特殊ガス。

窒素を排除しているから、深海に行っても窒素酔いが起きません!あとヘリウムは分子が軽いので、深海での呼吸も楽です。

ただヘリウムは熱伝導率(熱を伝えるスピード)が高いので、低体温症になりやすい弱点も。あとヘリウム自体が希少なので、バカ高いらしいです……!!

 

トライミックス

酸素+ヘリウム+窒素の3種混合ガス!

「ヘリウムで窒素酔いを抑え」「ほどほどに窒素を残して低体温症を防ぎ」「酸素濃度を下げて酸素中毒を避ける」という良いとこ取りのガスです。

ただ、目標水深に合わせた配合比率の計算がかなり複雑になります!

ココロちゃんが「混合を事前に計算しないといけないので……今回のように初めて潜る場所で使うには不向きですし……」と言っているのはそのためです。

 

ブリーチング

先生:どうしてそこまでしてジャンプするのかな?

ココロ:いろいろな説がありますが……私は、好奇心だと思っています。

ココロ:水の上から楽しそうな音が聞こえるけど、見上げても船底しか見えない。

ココロ:だから、音の正体は何なのか確認しようと顔を出すんです。

クジラが海面から飛び出し、身体を空中に露出させたあと、水面へとダイナミックに身体を打ちつける跳躍行動のこと。

大質量の巨体が水面に叩きつけられるので、激しい着水音と衝撃が起こります。

なんでこんなに大がかりなジャンプするの?というと……

寄生虫を落とすため」「爆音で仲間に自分の居場所を知らせるため」「古い皮膚を剥がすため」「単に遊んでるだけ」みたいに色んな説が囁かれています!

 

感想:オデュッセイア編1章「瞳に映る水平線」

澄みわたった夏のスミカ

まさかのダイビング部イベと一緒にやってきたオデュッセイア編!ゲヘナ編2章から1週間しか経ってないよ!!?

おたくはついてゆけるだろうか……ブルアカ2部供給のスピードに……

ブルアカサマーは止まらない!というわけでテンション爆上がりのまま迎えた8/26!

今回はオデュッセイア編1章「瞳に映る水平線」の前編(1~8話まで)が公開されたんだけど……うわああスミカ~~~~!!!!!!あらため小森!!!!

かわいいね……

こんなすぐに再会できると思ってなかったのでめっちゃ嬉しくなりました。

あっ、あう、ああっ……!

どっ、どうして先生がオデュッセイアに……?

本日の当直である、この小森スミカが! お二人を全力でエスコートいたします!

そ、それで、その……別に見返りというわけじゃないんですが……お帰りになる前に「今日の当直はとても親切だった」と一言いただけると~……えへっ!

小物~~~‼️‼️‼️‼️‼️

この安心感!!!!これでこそ小森です!!!!

一挙手一投足が小物。こんなにかわいい。全身愛嬌人間?????すき……

小森はなんか全身から放ってる愛嬌オーラが強すぎて、苗字で呼びたくなる生徒ランキング上位にいきなり食い込んできました。他にはネムガキと宇沢がランクインしてます。

小森は瞳の形がいいです。ちょっとツリ目っぽくて、まつ毛もぱっちりしてて、美人さん!な目をしてます。なんならかっこいい系かも。

肩も出すし、黒ネイルもするし、自分で考えておしゃれしてる感じがあります。なのにこんなに小物~~~!!!!!!こんなに美少女なのに!!!だから愛す!!!!!!!!

小森を撫でることで癒される魂があります……


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連邦生徒会長:聞いていた通り、オデュッセイアの艦長さんは妥協のない原則主義者なのですね。

ミナト:ふふ、褒め言葉として受け取っておきます。

スミカ:うぁ、うぁああ……。

スミカ:こ、こういう時はどっちにつけば……?位が上なのは連邦生徒会長……? それとも学園の上官である艦長……?

ここあまりにもよすぎる。小森スミカを表しすぎてる。

小森が権力者にわたわたしてるだけのssいっぱい見たいよ~~!!

「小森スミカ トリニティにゆく」「小森スミカ 山海経にゆく」「小森スミカ レッドウィンターにゆく」……もうどうなっても面白いもんね……

 

ぴえーん、です。

そしてオリュンポス号に乗り込むと……ウワーーーッ顔のいい女が押し寄せてくる‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️

おちゃめ艦長ミナト!まじめ副長アミちゃん!ギャンブル狂いミツキ!ギザ歯医師サナエ!そして傍らには偽連邦生徒会長!!

偽連邦生徒会長、いっしょにオデュッセイア観光付き合ってくれるのでもう好きになってきてます。先生はちょろいので……。

個人的にいちばんビジュ刺さったのがミナト艦長です!

まず髪型!サイドから垂らすのめっちゃかわいいし、くるくるウェーブがかってるのもかわいい。しかも青入れてるのほんとにおしゃれ!!!素敵です!

そして瞳!この澄み渡った色!!透き通ったような世界観……Blue Archiveをかんじます……

綺麗な瞳にスラっと長い脚……ロングコートも羽織ってクールな威厳と気品!みたいなものを漂わせます。でも顔立ちはどことなく幼さも感じさせて……

アミ:艦長。まだ会談は始まってすらいません。姿勢を正してください。

ミナト:でも……他のオデュッセイアの生徒がいない時くらい、肩の力を抜いてもいいと思わない?

ミナト:きっと連邦生徒会長も先生も、これくらい気にしないよ。

ほら~~~!!!!!!!!ブルアカはこういうことをしてきます!!!大好き!!!!

生徒会長ってどんなにクールに見えてもどこか子供っぽかったりするものです!リオとナギちゃんとキサキさまで学びました!

アミ:先生がいらしたからといって突然面会の予定を入れるなんて……。

アミ:こうしておしゃべりばかりしていたら、徹夜をしても終わりませんよ?

ミナト:ぴえーん。

アミ:「ぴえーん」じゃありません。

アミ:オデュッセイアの生徒会―アイランドの部長なんですから、幼稚な言葉遣いは慎んでください。

ミナト:ぴえーん、です。

アミ:「です」を付けても変わりませんよ。

狂う!!?!!!?!!?!?!!?

なに「ぴえーん、です」って!!!??あざと……面白……おちゃめ……

このまえにウキウキで先生にカレーの話してるのもなに????かわい。

まだ会ってそんな時間経ってないですが、もうだいぶミナト艦長のこと好きです。笑顔かわいい!

 

「選択」する責任

そんなミナト艦長ですが、老いた猫・サミーの処遇についてずっと決めあぐねていました。

船乗り猫のジンクスもあって、みんなサミーがくしゃみすると嵐が来る!とか、体調崩すと良くないことが起こるかも……!とかやたら過敏になっちゃいます。

そして生徒たちは「ジンクス怖い!サミーは陸に送ってお医者さんに診てもらうべき!」派と、「わざわざ陸に送る必要なんてないじゃん!今までの絆もあるのに……!」派で分裂。対立が起きちゃって、ミナト艦長もサミーに愛着があるぶん、うーんうーんと悩み続けていました。

何より前例がないので、ミナト艦長は自分の意志で「選択」することになります。その選択によって誰かの恨みを買うことが、彼女は怖かったのです。

偽連邦生徒会長はそんなミナトを見て、「連邦生徒会がサミーを陸に送れって言ったことにしていいよ」と助け舟を出してあげます。

連邦生徒会はそもそも嫌われる立場にある組織だし、別に構わないからって……。それを受けたミナトも、じゃあ……って感じでサミーを偽連邦生徒会長に委ねます。

……これって本当にいいのかな……!???

 

 

ブルアカはずっと「自分で選択すること」の大切さと、その責任を描いてきました。

アリスは自分の本質にショックを受けながらも、その上で「勇者」として生きることを自ら選択しました。

ミヤコも一度はFOX小隊に合流し、カヤ政権を受け入れそうになったけど、自分の信じる正義と価値のために動くことを選びました。

そしてデカグラマトン編でもゲヘナ編でも、「自分で考え、自分で選択し、自分でその結果を引き受ける」ことの重要性が描かれています。それこそが真の自由意志であり、人が自分を「絶対的存在」たらしめる方法なのだと……。

先生はそれを尊重しているから、生徒に命令したりせず、彼女たちの判断を後押しすることに力を尽くしてます。失敗したとしても、立ち直れるように見守ります。

自分の行動に責任を持てる者こそが大人で、生徒たちは決断を重ねながら、少しずつ大人に成長していくのです。

 

その船を漕いでゆけ!!

だから今回も……ほんとなら、ミナト艦長が「生徒たちの不満を恐れずに、嫌われ役を引き受けてでも決断を下す」べきだったのだと思います。重くて、苦しいことだけど……それでも選択することが、ミナトを成長させるのだと思います。

でも偽連邦生徒会長の善意は、その機会を奪うことになりました。「選ぶこと」の苦しみを代行してしまったのです。

これは奇しくも、かつてデカグラマトンが提示した「苦痛(=選択肢)のない世界」とほとんど似たアプローチになってます……!

ミナトは偽会長の案に同意したけど、これも「納得」っていうより「権威への逃避」みたいな側面が強いと思います。

ミナトが自分の意志で何かを決断できたとき、彼女は本当の意味で生徒会長になれると思うので……後編はそのあたりが焦点になりそうです!!

TOKIOじゃないけど……これからの長い航路を往くには、どうしたって自分たちの手で舵を握る必要があるのです。他人に委ねちゃだめなんです!

その船を漕いでゆけ……おまえの手で漕いでゆけーーー!!

 

感想:DIVE into OCEAN!

ココロオドル!

ここからはダイビング部!イベントストーリー「DIVE into OCEAN!」の話!

7th PVから仄めかされていたダイビング部がついに本格登場です!!!うわああああかわいいが押し寄せてくる!!!!!!!!

ビジュとしてはまずサユリちゃんが刺さりました!

篠澤広に近しい気配というか、海の神秘を象徴するようなぽやぽや感……掴みどころがなくて、水のように自由で、すいすいと波をかき分けていくような、そんな幻想的なイメージがありました。

この笑顔が𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬……✨✨

 

でもイベストと絆ストーリーを見ていちばんガツン!ってきたのがココロちゃんでした!!

しっかりしてて、物腰柔らかで……一見すると温和で気弱です。でも矜持があって、実は怒らせると怖いタイプだったりします。ナナミ様の海賊船に一気に攻撃仕掛けるシーンで……あそこの表情の切り替えで大好きになりました!

絆ストーリーでは料理好きの側面についても触れられてて、メモロビもあったかい雰囲気とか安心感……みたいなのが溢れてます。

そんなわけで、個人的にはココロちゃんからニコちゃんとミヨセリナの配合を感じてます!

清楚に見えてどこかしたたか……みたいな香りがそう感じさせるのだと思います。

 

「ORCA小隊」とスポンサー

あとやっぱりダイビング部、SRTじゃないですか!?!?!?

もともとPVでココロちゃんが自分を「オルカ・ワン」、コトネちゃんが「オルカ・ツー」と呼称していたことから疑いは出ていました。

SRTの小隊コールサインは「動物(小隊)名+1〜4の番号」という感じで、ミヤコなら「RABBIT1」、ユキノなら「FOX1」を名乗っています。

だからダイビング部は「ORCA(シャチ)小隊」なんじゃないの……!?という噂が立ち上がっていたわけです。

そしてイベントストーリー見たら……どんどん証拠でてくる!!

先生:二人とも泳ぐのが上手なんだね。オデュッセイアの生徒はみんなそうなの?

マキナ:いや?ここの生徒だから文字通り全員が全員うまいわけじゃないさ。

(中略)

サユリ:だってサユリたちは普通の生徒じゃなくて、特殊―

マキナ:わーっ!わーっ!

先生:特殊……?

マキナ:な、何でもないよ!

もうこれ特殊部隊員じゃん!!!マキナちゃんがわざわざ誤魔化しているあたりが怪しいです……!

 

アミ:ダイビング部が用いる器材は入手困難で高価なものばかり。ですが、それを賄えるだけの収入源がありません。

アミ:漁業もしておらず、特別なスポンサーがいるわけでもない。……それでも、存続できている。

アミ:何か後ろ暗い収入を得ているのでは、という疑惑があるんです。

ココロ:潜らなければ、私達には何の価値も……。

マキナ:前はスポンサーがいたんだけど、急に連絡つかなくなっちゃったんだよね。

コトネ:全てのチャンネルで通信を試したけど音沙汰なし。

ダイビング部は秘密主義の部活として知られ、アイランドからはその収入源を疑われていました。

実際のところ、ダイビング部はとある「スポンサー」からの支援を受けて器材を購入してたんだけど、今はさっぱり連絡が取れなくなっちゃったのだとか。

 

マキナ:廃部って……もうダイビングできないってこと?

ココロ:うん。たぶん他の部みたいに水上での活動が中心になる。

サユリ:それはイヤ……。

コトネ:……そういうことね。

ココロ:うん。水の外に……出たくないから。

ココロ:航海が終わっても、何の成果も得られずに戻ったら……。

ココロ:―に合わせる顔もないし。

ココロちゃんが何のために「成果」を持ち帰ろうとしているのか、誰に対して「合わせる顔がない」のか、イベスト内ではついに明かされませんでした。

この相手はスポンサーの正体にも関連している可能性があります……。

 

アミ:攻撃に使用した吸着機雷の入手経路を伺っても?

アミ:事前に報告されていた購入明細には含まれていませんでしたが。

ココロ:あぇっ!? そ、それはその……。

ココロ:う、奪い取ったんです! 海賊船の倉庫から!

アミ:ふーん……?

アミちゃんに吸着機雷の入手経路を聞かれたとき、ココロちゃんは慌ててはぐらかしています。アミちゃんもなんか釈然としていない様子。

やっぱりダイビング部の旧スポンサーは連邦生徒会を指しているように思えます。彼女たちが元SRT隊員だとしたら、連邦生徒会長失踪とそれに伴うSRT廃校を彼女たちは知らずに活動しているのかもしれません。

吸着機雷もろもろはSRTとしての備品だったから、購入明細に載ることもなかった。

高度な潜水技能は特殊部隊員として磨き上げたもので、成果を出せずに帰ったら顔向けできない相手は連邦生徒会長……みたいなことも考えられます。

 

シャチとキツネの関係性

イベントのロビーボイスではダイビング部全員が2年生であることが明かされていて、ちょうどRABBIT小隊(1年生)とFOX小隊(3年生)の隙間を埋める年代になります。しかもちょうどダイビング部も4人です……!

またロア追跡編1章「正午の陽炎」8話では、こんな言及があります。

クルミ:そういえば、オデュッセイアで任務やってる隊員から聞いたんだけどさ。黙って水面を見続けてる生徒がいたら、すぐ引き離さなきゃいけないんだって。

オトギ:なんで?

クルミ:詳しくは聞けてないけど、波の動きが人を催眠にかけるとか何とか。だから自分で飛び込む前に、水面から引き離せって。

オトギ:それって……絵本に出てくる「セイレーンの歌」みたいな話?

このセリフ、新規生徒の伏線かな~って思ってはいたけど……まさか7th PVに映ってる子だなんて考えもしませんでした!!

ココロちゃんのロビーボイスからは「先輩からの連絡を待っている」ことが分かっていて、なんだかダイビング部とFOX小隊の関係性を見出してしまいます。

オデュッセイアの遠洋航海中に「連邦生徒会長の失踪」「カヤのクーデター」「FOX小隊の矯正局送り」「偽連邦生徒会長の帰還」「FOX小隊の極秘任務(ロア追跡)スタート」などなどが起きたと考えるべきでしょうか……。

いまのFOX小隊は非公式作戦のために、シャーレ地下のHQを拠点に活動しています。他の生徒にも見つからないように頑張ってるみたいです。

なので、FOX小隊からダイビング部に連絡を取るみたいなこともないのかな~とか思います。

 

輝くトラペゾヘドロン

あとダイビング部といえば、第2部「プロローグ」4話の描写がそれっぽいです。

第4話の登場人物は、心配性の「部長」とその傍らにいる「部員A」、そして2人で潜水していた「部員B(活発)」「部員C(口数少なめ)」です。

「部長」をココロちゃん、「部員A」をコトネちゃん、「部員B」をマキナちゃん、「部員C」をサユリちゃんと仮置きして、ストーリーを振り返ってみましょう……!

プロローグ-第4話「輝くトラペゾヘドロン」

ココロ:ね、ねぇ……。帰ってくるの、遅くないかな?

コトネ:……まだ潜って3分も経ってない。

ココロ:で、でも水中では何が起こるか分からないし……。急流に流されてないかな?危ない生き物に襲われてないかな?

コトネ:……分からない。でも、あの子たちなら大丈夫。

コトネ:……合図だ。

ココロ:ビーコンの位置は?

コトネ:南東1000フィート。だいぶ遠くまで流されたね。暗いし、迎えに行こっか。

サユリ:ふぅ……。

コトネ:……予定のポイントより離れてる。どうしたの?

マキナ:ごめんごめん。思ったより流れが速くてさ。 ちょっと方向の調整に手間取っちゃって。

ココロ:……減圧はちゃんとした?

マキナ:当然。私を誰だと思ってるの?

コトネ:私は別にしなくても平気だけど……。

ココロ:油断は禁物。水中では何が起きてもおかしくないんだから。

サユリ:うぅ……。

コトネ:それで、「難破船」の中はどうだった?

マキナ:収穫ゼロ。時間が経ちすぎてる。

ココロ:やっぱ今回もダメかぁ……。

マキナ:あ、でも……面白いものは見つけたよ。

ココロ:これはガラスの欠片……?

コトネ:ガラスより固そう……綺麗な形をしてるね。

マキナ:なんか光ってるようにも見えるよね。ちょっと宝石っぽくない?

ココロ:そうだね。この光……夕暮れに染まる水平線みたい。

コトネ:……あまり見すぎないようにね。どんな影響があるか分からないし。

サユリ:皮膚が焼けちゃうかも……。

マキナ:んで、この任務いつまで続けるの?

コトネ:いまさら?

ココロ:……新しい指示が来るまで。勝手にやめちゃいけないよ。

ココロ:これが、私たちの使命だもの。

サユリ:シワシワになっちゃう……。

ココロ:……今日はここまで。 そろそろ帰ろっか。

ココロ:この―「輝くトラペゾヘドロン」を持って。

こうしてみると、あんまり違和感はないです。コトネちゃんが思ったよりクールっぽく見えるのと、サユリちゃんが変なこと言わないぐらい?

ココロちゃんが心配性で安全管理を徹底するのは本編の描写通りで、マキナちゃんの口調も合っているように思います。やっぱりこれダイビング部だよね……?

この描写から見ると、ダイビング部は深海の難破船などを調査して「何か」を探しているようです。でも成果はなくって、たまたま「輝くトラペゾヘドロン」を見つけた……というのがこのエピソードっぽいです。

 

「……新しい指示が来るまで。勝手にやめちゃいけないよ。これが、私たちの使命だもの」

と言っていることから……

ダイビング部はもともと連邦生徒会長から与えられた極秘任務のためにオデュッセイアに編入したけど、彼女たちが遠洋航海に出ている間に連邦生徒会長(本物)は失踪。

ダイビング部はそれを知らず、新たな指示を待ちながらずっと任務に従事していた……

みたいな感じに総括できるのかもしれません!

ただコトネちゃんは短波通信で航海中も陸の情報を得ているみたいなので、何も知らないっていうのはちょっと変だけど……

あとサユリちゃんがちらっと触れてた「ネネちゃん」の正体も謎だし、このあたりの結論を出すのはまだ早いのかもしれません。

 

変わらない価値

ただ個人的にダイビング部にSRT!の要素をいちばん強く感じたのは、今回のイベントストーリーが「変わらない価値」を描いてたことです。

先生:嫌なことはしなくていいんだよ。

先生:君たちの追及する、不変の価値があるなら―

先生:他人を気にして妥協する必要はないってこと。

ココロ:変わらない、価値……。

この「変わらない価値」っていうフレーズ、実は以前にもブルアカで登場しています。

そう……カルバノグの兎編2章「We Were RABBITs!」です!!

ミヤコ:SRTの正義は、いかなる状況でも揺らがない。

ミヤコ:私は形だけのSRTよりも、変わらない価値のために戦います。

カルバノグ編2章において、RABBIT小隊は「外部の論理」に巻き取られます。

憧れたFOX小隊の言葉や意見、そして社会の大きな動き……それらにミヤコたちは惑わされ、自分の在り方に迷います。

それでも最終的には、自らの誇りと信念……「変わらない価値」のためにFOX小隊と戦う道を選びました。

今回も同じで……ココロちゃんはナナミ様に脅されて自分たちの在り方を曲げそうになったけど、胸の中にある「変わらない価値」のため抗うことを選びました。

これってテーマとしてはあまりにもSRTらしすぎるというか、あえて重ねきてるような気がしてならないのです……!!

 

さいごに

オデュッセイア編、なんだかブルーアーカイブ第2部きた!!っていう感覚が強くあります!!

第2部自体は2026年4月からスタートしてるけど、こう……まるっと新しい風が吹いてきた!!って感じがあるのです。

オデュッセイア海洋高等学校は1年目(2021年9月)の「船上のバニーチェイサー」から存在が明らかになっていました。そこで特殊な学園の在り方なんかも説明されてたんだけど、以来ほとんど音沙汰がなく……

それがついに……ようやく!この5.5周年にしてネームド生徒がドバーーッ!!と流れ込んできて……しかもメインストーリーまで!!すっっごい嬉しい!!!

海といえば青!だからすっごく「ブルーアーカイブらしい」学園だと思うし、マリンブルーなアーカイブの幕開けにワクワクしっぱなしです!!

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選択と責任が問われそうなミナト艦長に、SRT疑惑が高まりまくりなダイビング部……!そしてもちもち小森スミカ……!!

これからのブルアカ第2部と、その新風・オデュッセイアの旅路を……いっしょに見届けていきましょ~!!

 

おしまい!

オデュッセイア:『ダイビング部』を解説する!

ダイビング部

「水中活動」をメインとする部活。海中撮影、遺失物探し、海底地図の作成、海底施設の整備などを担い、その対価を得て活動している。

用いる器材は入手困難で高価なものばかりだが、アイランド側からは明確な収入源が確認されていない。

以前までの「スポンサー」と突如連絡が取れなくなってしまったため、今は先生がスポンサーを引き受けている。

そんなダイビング部の少女たちをまるっと解説する記事!

渡海(とうみ)ココロ

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2年生。16歳。165cm。誕生日は6/11。

部長。卓越した潜水技術を持つが、超が付くほどの心配性。 安全管理には一切の妥協がない。

普段は温和で気弱だが、怒らせると一番怖いタイプ。

趣味は料理と歌うこと。しかし凄まじい音痴で、その歌声を聞いた者はたちまち海に飛び込んでしまう。

使用武器は水陸両用ライフル「91式水陸両用小銃」。通常のライフル弾と水中用フレシェット弾を扱うことができ、状況に応じた対応が可能。

・ DIVE into OCEAN!

スポンサーの後ろ盾を失い、器材購入のための借金を抱えながらも、成果を持ち帰るべくダイビング部としての活動を続けていた。

そこにナナミの罠による損害賠償請求が降りかかり、廃部を回避すべく「ブルーホールでの沈没船サルベージ」という高額報酬の依頼を受けることになる。

出航した先でナナミに捕まり、龍涎香を略奪するよう脅迫されるが、先生との対話を通じて「海の中にある大切な価値は外に出したくない」と自らの信念を再確認。水中ゲリラ戦を仕掛け、彼女らを撤退させた。

アミに吸着機雷の入手経路を聞かれると、何故かはぐらかすような素振りを見せた。

・絆ストーリー

ダイビング教育の影響で、安全に過敏になってしまうココロ。シャーレの備品を一日かけてチェックした後、ココロはそうして暴走しがちな自身の性質を恥じた。

しかし先生はそれを肯定し、無自覚に甘い言葉を吐くので、ココロはシャーレの一番の危険要素は先生ではないかと考えるのだった。

そしてある日のダイビング終わりに。ココロは手製の味噌汁を、先生と共に分け合うのだった。

「え?私の作ったお味噌汁を、毎朝飲みたい……?」

「せ、先生……それって……!」

「……はい。先生が、お望みでしたら……」

「私は、構いませんよ」

 

淵上(ふちがみ)コトネ

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2年生。16歳。171cm。誕生日は10/16。

副部長。視力が非常に低い代わりに、聴力と直感がずば抜けている。水中で視界が悪いときは、聴覚を頼りに周囲の状況を把握する。

メガネがないと他人の顔すら認識できないため、相手の体を直接触って確認する癖がある。

趣味は読書と、アマチュア無線で陸と通信すること。そのおかげで、陸地の生徒ともつながりがある。

使用武器は水中ライフル「75式特殊水中自動小銃」。水中用フレシェット弾を使用するため、抵抗が大きい水中でも安定して標的を狙える。

DIVE into OCEAN!

眼鏡を取りに行く途中、マキナたちを追っていた先生と衝突。先生の身体を触って身元を確認しようとし、ココロに止められた。

ブルーホールではザトウクジラとの絆を結び、彼らを呼び寄せることで窮地を打開してみせた。

・絆ストーリー

先生は郵便ポストの前で何かを躊躇っているコトネを見つけた。なんでも彼女は、「文通相手」に手紙を送るべきか迷っているのだという。

コトネは普段、陸の情報を知るために短波通信を使っている。今回の文通相手は、そこでたまたま周波数が合い、知り合った生徒だ。

趣味も多くが一致し、プライベートなことも話す仲になったのだが……D.U.で会う約束をしたきり、連絡が途絶えてしまったのだという。手紙を送ってみたいが、自分が距離感を間違えてしまって、避けられているのかもしれない……そうコトネは悩んでいたのだ。

しかし先生の後押しを受けたことで、コトネは迷いを振り切る。そして後日、文通相手から無事に返事が届く……なんとその生徒は、「シャーレに仕掛けた盗聴器が見つかり、副部長に通信機器を没収されていた」のであった。

 

サユリ

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2年生。マイペースで独特な言語感覚を持つ少女。

素潜りで10分以上息を止められる圧倒的な潜水センスを持ち、ウエイト(重り)無しで水深数十メートルまで潜ることができる。

海の生物たちを愛し、またイワシアイスや乾燥昆布を愛する。

・ DIVE into OCEAN!

「ネネちゃん」なる人物から、「大人に何か頼まれる時は、対価をもらわないと痛い目に遭う」と教わっているらしい。

そのため、先生から質問を受けた際はアイス店「アクアシール」のイワシアイスを奢ってもらうことにした。

 

マキナ

2年生。サユリとバディを組む少女。

勝気で負けず嫌いだが、義理堅い常識人でもある。

・ DIVE into OCEAN!

船底清掃において、作業を早く終わらせようとサユリに電動グラインダーの使用を許可してしまう。その責任を痛感し、危険なブルーホールでは真っ先に海へと潜った。

また先生に対しては、「超法規的権限を持つのなら、なぜ私たちにダイビングを辞めろと命令しないのか」という疑問をぶつけた。

イベントストーリー「DIVE into OCEAN!」を読みかえす!

海の中の―変わらぬ価値を求めて!イベントストーリー「DIVE into OCEAN!」を読み返そうって記事!

本編は2026/08/26に公開された。

①少女の磯笛

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ある夜の海で。先生は、イルカのような鳴き声を聴いた。それを発していたのは、桃色の髪の少女で―。

ミナトらによると、それは「ダイビング部」の生徒なのだという。

ダイビング部は秘密主義で、協調性に欠ける部活動として知られる。用いる器材は入手困難で高価なものばかり、だがそれを賄えるだけの収入源が確認されていない。

何か後ろ暗い収入を得ているのでは、という疑惑が持ち上がっていたものの、問題が表面化しているわけではないため本格的な調査に乗り出せず……アイランドにとっては、一つの悩みの種となっていた。

その事情を聞いた先生は、自らダイビング部の生徒と話してみることにするのだった。

②水面下の少女たち

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ダイビング部はココロコトネサユリマキナの4名からなる部活だ。

彼女らは海中撮影、海中での落としもの探し、海底地図の作成、海底施設の整備……などを担い、その対価を得て活動している。

しかしオデュッセイアがD.U.に帰港・停泊してからは、ダイビング部の手が求められるような案件は激減してしまった。

ダイビング用の器材は高く、以前までのスポンサーとも突如として連絡が取れなくなり……なんとココロたちは現在、借金を抱えているのだという!

そこで先生は、彼女たちの新たな「スポンサー」を買って出るのだった。

③危険なフジツボ

先生はアミにダイビング部の現状を共有し、船底のフジツボ掃除という仕事を紹介してもらうことにした。

しかし……作業中にフジツボが爆発!!船には穴が開き、ダイビング部には莫大な損害賠償請求が降りかかることになる。

賠償は部員個人ではなく「部」に請求されるため、廃部を選べば支払いは免除される。しかしそうなれば、ココロたちは水上で活動することになるだろう。

それは4人にとって受け入れ難いものだった……彼女たちは必ず、「成果」を持ち帰らねばならないのだから。

そして追い詰められたダイビング部のもとに、新たな依頼が舞い込んでくる―!

④ブルーホール

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依頼内容は「D.U.から12海里離れたブルーホール(巨大海底洞窟)に向かい、古い沈没船から積み荷をサルベージする」というものだった。報酬は借金を全額返金してもゆうにお釣りが出るほどで、一行はそれを引き受けることにした。

そして成りゆきから先生も同行することとなったが……マキナが理解できないのは、先生が自身らに廃部を命じないことだった。

シャーレの先生には超法規的権限が与えられており、生徒に対しても自由に指示を出すことができる。であれば、先生が代わりに「結論を出す」ことだって可能なはずだ。

しかし先生は、見守り続けることがもどかしくとも、生徒による決断と行動を尊重しようとしていた。

するとそこに、オデュッセイアの問題児―「潮水の蛟龍」が襲来する!

⑤潮水の蛟龍

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潮水の蛟龍。またの名を、護守(ごのかみ)ナナミ

彼女は航海に関して天賦の才を持ち、潮や空気の流れを感じるだけで、波の方向や嵐が来る時期までもを恐るべき精度で予測できるという。

その才能ゆえに、一時はアイランドの次期艦長候補にも挙がっていたが……

自分は海に選ばれし竜王であり、それ以外は無価値な存在である」という極端な思考と、幾多の崇拝者を生むカリスマ性、大規模な海賊船団の保有などが原因で、矯正局へと収監されることになったのだ。

しかし彼女はいつの間にやら脱獄し、自身の艦隊を復活させてみせたようだ……!

ナナミはダイビング部を拘束し、ブルーホールに眠るクジラの骨龍涎香を回収するよう強いる。彼女はそれらをブラックマーケットに売り飛ばし、「竜宮再建」の資金にしようというのである。

船底のフジツボに紛れて水雷を仕掛けさせたのも、莫大な借金を負ったダイビング部が食いつくような依頼を持ちかけたのも、全て彼女の仕業というわけだ……!

⑥不変の価値

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ナナミの要求は、亡くなったクジラの尊厳を冒涜するものだ。ダイバーにとっても免許剥奪レベルの重罪である。

しかし先生の身が危険に晒されているとなれば、ココロにはそれを受け入れることしかできない……。

だが対する先生は、彼女たちの追い求める「不変の価値」があるなら、妥協する必要はないと告げた。

幻想的な龍涎香も、煌めく水泡も、華麗なクラゲも……海中の美しいものは、外に出すと価値を失ってしまう。だから、ココロたちはその「価値」を守りたいと思うのだ。

そんな自分の気持ちに嘘をつく必要はない……先生の後押しを受け、ダイビング部はナナミへの反逆を決意するのだった。

⑦DIVE into OCEAN!!!

翌朝。ココロはダイバーとしての矜恃を胸に、ナナミへと啖呵を切る。そしてコトネがホイッスルを吹くと……彼女たちが心を通わせたザトウクジラが、海上へと跳躍(ブリーチング)する!!

数十トンの巨体が着水する際の衝撃は、手榴弾40個分の爆発にも及ぶ……海賊たちが動揺した瞬間、ダイビング部は先生を救出!

そして吸着機雷による攻撃を絶え間なく叩き込み、ついにナナミを撤退へと追いやるのだった。

 

……1週間後。

アイランドに救助されたダイビング部は、負債減免のため再び船底清掃に励んでいた。

アミは先生を守り抜き、ナナミをぎゃふんと言わせてみせた彼女たちに感謝を告げる。 そして4人は「スポンサー」である先生の奢りでアイスを頬張り、笑顔を浮かべるのであった。

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第2部メインストーリーVol.2「オデュッセイア」編 1章「瞳に映る水平線」前編を読みかえす!

蒼い海の物語が始まる!オデュッセイア編第1章「瞳に映る水平線」の前編(1~8話)を読み返そうって記事!

本編は2026/08/26に公開された。

⓪S.O.S.

D.U.の海岸にて、あるとき先生とアロナたちは「S.O.S.」と書かれた玉を見つけた。

遭難信号の可能性も考慮し、連邦生徒会長に相談してみたところ……用いられているロープの材質から、それがオデュッセイア海洋高等学校で作られたものであると判明。

連邦生徒会長は事態を明らかにすべく、長期の遠洋航海に出ていたオデュッセイアの全船団をD.U.へと帰港させるのだった。

①オリュンポス号の帰還

オデュッセイアは各部活が艦船を持ち、それらを学園自治区とする「船団」としての形態を取る。警護担当のスミカに導かれ、先生と連邦生徒会長が乗り込んだのは……生徒会組織「アイランド」の旗艦・オリュンポス号であった。

艦長・海路ミナトと副長・灯下アミ、そしてオデュッセイアの観光収入を担う「クルーズ運営部」の千石ミツキらの歓待を受けながら、先生たちはオデュッセイアの「禁忌」について知る。

海という危険な環境を生き延びるため、船乗りたちは様々な「禁忌」を形作ってきた。迷信まがいのことであっても、それには歴史による裏付けが存在しているのだ。

②乗り猫・サミー

オデュッセイアには乗り猫(Ship Cat)という習わしが存在する。もとはネズミ捕りを目的としたものだが、船で猫に出会うのは吉兆とされるため、今でも船で猫を飼っているのだ。

そして長くをオリュンポス号で過ごしているのが、サミーという猫だった。

なんと先生が海辺で見つけた「玉」の正体は、ミナトが海に落としてしまったサミーのおもちゃなのだという。

S.O.Sの文字は「Sammy, O Spoudeios(年老いた猫、サミー)」を示したものであった。

そしてミナトは、まさしくこの老猫のために、数ヶ月前からD.U.への帰港を考えていたのだという……。

③海の禁忌

15歳を超えるサミーには、いよいよ老化による衰えが見え始めた。そこで問題になるのが、海の禁忌だ。

「猫の機嫌が良い時は吉事が起きて、悪いと凶事が起きる」「猫が転べば不運が起きる、猫がくしゃみをすれば嵐が来る」……といった伝承のために、サミーが体調を崩すたびに生徒たちが動揺してしまうのだ。

この禁忌を恐れる生徒たちは、サミーを船から下ろし、陸で治療させるよう求めた。

いっぽうサミーとの絆が深い生徒たちは、何年も一緒に過ごしてきたサミーを他人に任せられない、オデュッセイアでも十分に治療はできると主張した。

生徒間の対立は初めてではないが、この件だけは前例も規則も通用しない……ゆえにミナトは、連邦生徒会長への相談を考えていたのだ。

④選択の責任

サミーが近くにいる時に悪いことが起きれば、オデュッセイアの生徒は自ずと「禁忌」に関連づけてしまう。

さらにサミーの行動がきっかけで先生が軽い怪我を追ったため、生徒たちの不安はますます高まっていた。

当然、ミナトが強権的に判断を下すことも可能だ。しかしオデュッセイアの慣習を破ることも、生徒の恨みを買うことも、ミナトには耐えがたいものだった。

ミナト自身がサミーを愛していたことも、決断を鈍らせる大きな要因だった……。

そこで連邦生徒会長は、「連邦生徒会が命令を下したことにすれば良い」と彼女に助け舟を出す。外部の権力が働いたとなれば、大半の生徒は納得する。ミナトが「決定に伴う責任」を負う必要もない。

その提案を受けたミナトは、彼女にサミーを委ねるのだった……。

オデュッセイア:『アイランド』『トライデント』『クルーズ運営部』『医務室』を解説する!

オデュッセイア海洋高等学校

海洋活動に特化した学園。複数の艦船からなる「船団」であり、各部活は自前の船を所有して活動する。

普段はD.U.近海に停泊し、港湾業務の補助や他学園との交流を行っている。

しかし2年に1度、航海術の研鑽と生徒同士の結束を高める通過儀礼として、船団全体で「遠洋航海」へと赴く。陸からの補給が途絶え、通常回線の通信も通じないため、遠洋航海を好まない生徒も存在する。

そんなオデュッセイアの生徒たちを一挙解説する記事!

アイランド

オデュッセイアにおける生徒会。白く輝く超巨大艦「オリュンポス号」を旗艦とする。

 

海路(うみじ)ミナト

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艦長。対外的には厳格な生徒会長として振る舞うが、実際は気さくで茶目っ気のある人物。

・オデュッセイア編1章

連邦生徒会長と先生を出迎え、船団の案内を担う。

サミーの体調不良をきっかけに学園が「下船派」と「残留派」で二分し、前例と規則で判断しきれぬ事態に葛藤。

また自身の思い入れもあって処遇をついに決め切れず、連邦生徒会長からの提案(連邦生徒会の権威を使ってサミーを強制下船させる)を承諾することに。

 

灯下(ひのした)アミ

副長。冷静沈着な常識人。

サミーのいたずらには厳しい態度を取るが、本心ではサミーを深く愛している様子。

・オデュッセイア編1章

気が緩みがちなミナトを窘めたり、会長相手に賭けを持ちかけるミツキを制したり、あちこち駆け回るサミーを捕まえたりする。

 

トライデント

オデュッセイアの治安維持組織。旗艦は「ロードス号」。巡視船には「ハルピュイア号」などがある。

黒を基調とした制服であり、「カレーが跳ねても目立たない」という理由で志願する者もいる。

 

小森(こもり)スミカ

実力はあるもののお調子者。功名心が強く、権力に弱い。昆虫が好き。

・出航!万魔船

ハルピュイア号で日替わりキャプテンを務めていたとき、不審なガレオン船(ビス丸)と遭遇。

そこで海賊になりきっていたマコトの怪しい声を傍受し、功績目当てに攻撃を行った。しかしマコトと直接戦うなり、本気も出さずに撤退を判断する。

その後トライデント本隊の増援を受けてビス丸を沈めるが、ビス丸が跡形もなく消えたことからトオルに「存在しない敵船に発砲して砲弾を無駄にした」と大目玉を喰らうことに。

先生と万魔殿を艦船に迎え、ペコペコと謝りながらもてなしを行った。

・オデュッセイア編1章

連邦生徒会長と先生の警護役として登場。先日の件で先生に抗議されるのではないかとビビり散らかしていた。

甲板清掃中、滑ったサミーに驚いて海に落ちそうになり、先生に助けられる。が、そのせいで先生が腰を痛める事態に。

青ざめつつ、トオルには内密にしてほしいと懇願した。

 

トオル

副部長。名前のみ登場。強いらしい。

 

クルーズ運営部

対外的な娯楽・宿泊サービスを提供し、学園の観光収入を担う部活動。数十隻のクルーズ船を管理・運営している。

旗艦「ゴールデンエリジウム号」はオデュッセイア生の学生寮も兼ねる。


千石(せんごく)ミツキ

部長にして、ゴールデンエリジウム号の総支配人。

卓越した接客能力を持つが、極度のギャンブル中毒。何でも賭けの対象にし、スリルを求める。

その性格のために、「ゴールデンフリース号」を二束三文で失ったことがある。

・オデュッセイア編1章

先生たちに向けて宿泊の案内、夕食の配膳などを行う。シーフードカレーにハバネロ入りの「当たり」を仕込もうとしてアミに止められた。

 

医務室

船内の消毒、衛生検査、安全検査、生徒の治療を担当する。

 

船守(ふなもり)サナエ

室長。合理的な現実主義者。

怪我の絶えないトライデントの治療に慣れきっている。ギザ歯。

・オデュッセイア編1章

スミカを助けて腰椎捻挫を負った先生を診察・治療した。

サミーについては、「下ろすかどうかで揉めること自体が生徒の自己満足」と考えている様子。

 

養殖研究部

学園最大の規模と予算を誇る部活。オデュッセイアの生命線。

巨大な養殖施設船を運用し、魚・タコ・イカ・海藻などを大規模に養殖している。また海水・海藻から塩や香辛料を抽出する技術も持つ。

いっぽう陸の食材は代替できず、長期航海では「チョコ1個=冷凍イワシ10kg」などのレートで闇取引が発生することもある。

愛しき自由の悪魔たち!!【「炎となる私たち」感想】

2026/08/19にメインストーリー第2部Vol.1「炎と影」編 2章「炎となる私たち」が公開されました。

ゲヘナの自由と誇りを描くアツい物語!!一気にゲヘナのこと好きになっちゃったので……思いつくまま感想とかざっくり元ネタ解説とか書いてゆく記事です!!

※前回の感想はこちら

キヴォトスへの執刀:社会有機体説

キヴォトスは、乱立した学園秩序の上に成り立っています。これを救急患者と呼ばずして何と呼びましょう。

ゲヘナによる統一。そして強力な秩序の確立こそが、キヴォトスを治療する唯一の方法なのです。

先ほど、負傷者の話をしましたね。それは手術中に起こる出血と同じです。

出血が怖いからと手術を諦めれば、患者は取り返しのつかないことになる。チナツなら分かっていますよね?

ここでセナが語っているのは、「社会有機体説」に基づく考え方といえます。

それは国家を一つの巨大な「生物」と見なす視座なんだけど……歴史的には全体主義(※「個」よりも「全」を優先する考え方)にしばしば悪用されてきました。

生物の体において、「全体」の生命を維持するために特定の細胞が死ぬことは自然に起こります。転じて、「全体の存続のためなら、一部の犠牲は当然である」という思想を全体主義は展開しました。

反対意見なんかも「病原菌」「不純物」とみなして、それらを排除することは社会の健康を保つために正当である……みたいなことが語られたわけです。

つまり侵略や虐殺を正当化するための方便で……まさに医療従事者であるセナにこれを語らせるあたりが……うまくていやらしいです!なんていじわるなことするの……!

 

自由からの逃走

昔のゲヘナは秩序と統制で支配されていた。まさに、君たちが夢見た通りに。

みんな同じ心で、一つの目的だけを目指して動いていた。面倒で複雑なことなんて考えなくていい、偉大な学園だったのさ。

雷帝による「真のNKウルトラ計画」により、ゲヘナの3年生は「侵略戦争によるキヴォトス統一」という目的に取りつかれるようになってしまいました。

ここでショウコや、洗脳下にある3年生が語る理屈は、ドイツの社会心理学者エーリッヒ・フロムが著した『自由からの逃走』から読み解けます!

近代社会において……人はかつての身分制度もろもろから解き放たれ、自由を獲得しました。

でも後ろ盾を失ったことで、人々は「孤独」や「自己責任の重さ」に苛まれることになります。それに耐えかねた人々は、強力な権威や全体主義に服従し、「一体感」を得ようとするのです。

 

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哲学者ハンナ・アーレントも同じく、階級社会が崩壊したあと、人々は孤独と無力感を抱えることになったと言います。そこで全体主義は「単純明快なイデオロギー」と「共通の敵」を提示してやることで、彼らを統一したのだとか……。

イオリ:委員長の言う「ゲヘナの結束」って何なんだよ?

ヒナ:みんなが一つの目標のために動くこと。統制に従うこと。

ヒナ:究極の目標であるキヴォトス統一に向けて一つの心でまとまること。

ヒナ:ただそれだけ。簡単なことよ。

アコ:ゲヘナがまとまるためには憎むべき相手が必要なんです。

アコ:学園の外……キヴォトスという存在が。

まさに洗脳下の3年生を突き動かしていたのは、キヴォトス統一という「単純明快なイデオロギー」です。そして彼らは学園の外を「共通の敵」として設定することで、ゲヘナに一体感をもたらそうとしていました。

というか雷帝政権ずっと全体主義の話してるんだけど、雷帝こわすぎない……??

以前の記事でジョージ・オーウェルが全体主義を恐れて『1984』を書いた、って話をしたんですが、ミスター・オーウェルが出てきたのもゲヘナ編の伏線だったんでしょうか……?

 

イブキと雷帝:ミルグラム実験

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???:イブキ、どうして命令に従わないのですか?

???:マコトさんがかわいそうだから……イブキがスイッチを上げたら、マコトさん痛がるから……。

???:あれはゴミですよ、イブキ。

???:統制に従わず、体制に反抗して留年までしたゴミ。

???:ち、違うよ……ゴミじゃない……。

マコト:ごほっ、ごほっ……キシシッ、どうした雷帝?

マコト:……思い通りにならんのか?

ここで急に挟まれる衝撃の過去!イブキちゃんかわいいやったー!!してたらイブキちゃんも雷帝政権に関わってたことが判明します!

ここの描写で個人的にちょっと思い出したのが、心理学者スタンレー・ミルグラムによる「ミルグラム実験」です。(アイヒマンテストともいいます!)

この実験では、参加者は「教師役」を与えられて、別室にいる「生徒役」がテストに間違えるたび電気ショックを流してね、と指示されます。

間違えるごとに電圧は上がっていって、生徒役はめっちゃ悲鳴とか上げます。教師役が躊躇すると、いかめしい実験者が淡々と「続けてください……」と指示してきます。コワイ!

……実際のところ生徒役はサクラで、電流は流れてなんかいません!この実験の目的は、「平凡な人間がどこまで残酷な命令に服従してしまうのか」を調べることにありました。

実験前には「電圧MAXまで上げるサイコ野郎なんて1%にも満たないでしょ……」とか予想されてたんだけど、まあ結局のところ60%ぐらい押しちゃったし、なんなら全員が300Vまで押しちゃいました。

人は権威に逆らえないし、なんなら「あくまで命令に従ってるだけだし……」と自分の責任を放棄しちゃう、ということがここで示されてます!

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でもイブキちゃんは……「雷帝」っていう権威に脅されながらも、自分の良心と責任を手放さず、スイッチを押すことを拒否しました!なんて立派な子なの……!!

これは冷たい全体主義に対する「人間性」の炎だと思うし……だからマコトはイブキちゃんを何より溺愛するのだと思います!

 

時系列整理:雷帝時代とは?

このあたりで「雷帝」とその時代について、情報をまとめてみましょう!

雷帝は2年前のゲヘナにおける生徒会長です。ショウコちゃんに言わせれば、「天才的な発明家にして戦略家、最高の政治家、偉大なる暴君」であったとのこと。

発明家としては「列車砲シェマタ」を設計したり、人の神経網および深層意識に作用する「NKウルトラ計画」や「D.U.を一発で焦土に変える化学弾」を考案したりと、めちゃくちゃなことをやってました。

なんか才能的にはミレニアムっぽいんだけど、生徒相手に非人道的実験を行いまくってたみたいで、どのみちミレニアムにも馴染めない人物のように思えます。

政治家としては……ゲヘナに恐怖による統制をもたらし、そこで「ただ一人の絶対者」として君臨しました。

彼女は直属機関である生徒会情報部に後ろ暗い情報を管理させ、統制によってゲヘナの軍事力を高めていたとされます。

人は欲望に生きる存在です。

ですが同時に、欲望と折り合いをつける術を知っている。

いつでも、どこででも、妥協ができるのです。

だからこそ、もろく儚い。

私は絶対の欲望において、決して妥協しません。

それは……貴女も。

人は時として、自分が嫌うものに似ていくものです。ふふ……。

ここでマコト先輩に語っているのが雷帝の本質だと思います。

その欲望に折り合いをつけず、決して妥協せず、それがどれだけ道理に外れていようとも貫徹する……。そういう「常軌を逸した純粋性」みたいなものが、雷帝の根幹にあったのだと思います。

 

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マコト先輩はこの雷帝政権が受け入れられず、留年してまで抵抗しました。

そしてマコト先輩、サツキ先輩、ヒナちゃん、カヨコらを中心とする反雷帝勢力の奮戦よって雷帝はついに失脚。

同時に彼女に従っていた情報部幹部たちの多くも、ゲヘナから姿を消しました。

 

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そしてマコト先輩は新たな生徒会として「万魔殿(パンデモニウム・ソサエティー)」を設立!自ら議長の座に就き、あえて生徒たちを放任することを選びます。

いっぽうヒナちゃんはそんなゲヘナに最低限の「線」を引くため、風紀委員長に就任。今のゲヘナの形ができあがります。

またマコト先輩は、崩壊した旧生徒会情報部の代わりに「万魔殿情報部」を立ち上げ、その部長にサツキ先輩を任命します!

そして二人は「雷帝に関わるものは無条件で破棄!」という方針で、危険な研究資料を徹底的に処分していきました。

昔の生徒会情報部は雷帝直属の機関だったの。

問題のNKウルトラ計画も含めて、機密性の高い情報を扱っていた組織よ。

だけど、私は情報部所属じゃなかったの。……むしろ情報部にいたのは―

とサツキ先輩が語っているので、文脈としてはマコト先輩が旧情報部にいたとか……?

ヒナちゃんも「旧情報部にいた頃にホシノとユメの死別を知った」と言っていたはずなので、ヒナちゃんを指している可能性もあるし……2人とも同じ職場だったという可能性もあります!

 

いっぽう雷帝の旧幹部たちは、「」という残党組織を結成していました。

マコト先輩やヒナちゃんもその存在は認識していて、彼らはしばらく地下に抑えつけられて雷帝の設計図をペロペロしてただけみたいなんですが……

ここに来て、ショウコちゃんという尖兵が嵐から送り込まれてきたのです!

 

ショウコと大審問官

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全員に手を差し伸べられるとでもお思いですか?

どれだけ無茶をしようと、時間も心も限りがあるというのに。

先生の優しさも次第にすり減って、取り残された子は無秩序の奈落へ落ちていく。

いくら先生でも 「みんなが幸せ」など不可能なのですよ。

この点においては抑圧による統制の方が、より大きなメリットをもたらします。

ゲヘナがキヴォトスに秩序を打ち立てるその時から、真の平和が始まるんです。

先生もいずれ分かりますよ。強大な力で統治された社会の方が、中途半端な自由よりずっとマシだということを

この背景には、デカグラマトン編でも下敷きにされていた『カラマーゾフの兄弟』における「大審問官」のたとえ話があります。

教会のトップである老いた「大審問官」は、捕らえられたイエスにこう言いました。

「人間は弱く、全員を救うことなどできはしない。自由は人間を苦しめるだけだ」

「だから我々が自由を奪い、強大な力で統制してやった方が、彼らは幸福なのだ」

と……。

対するイエスは一切反論せず、ただ相手にキス……無償の愛と同情を与えます。

先生もまたショウコの論理を否定するわけでなく、憎むこともなく、ただ彼女の「間違いを恐れる弱さ」に寄り添いました。

ここでショウコは「冷徹な作戦参謀」でも「大義を成し遂げんとする追従者」でもなく、先生の眼差しによって「ただの迷える子供」へと格下げされてしまいます……。それがショウコちゃんのプライドを強く傷つけたのだと思います。

 

ショウコちゃんは「嵐」に拾われ、洗脳教育を受けました。ゆえに組織の大義はあっても、それ以外の寄る辺がありません。

自分の願いがなく、アイデンティティがなく……どれだけ状況を巧みにコントロールしようとも、その根本的な不安は消えません。彼女を構成するものは雷帝の教義だけで、それが取り払われたとき、残るのは空っぽの子供だけなのです。

「自分なりに」物事を判断できる基準も与えられていないから、雷帝のイデオロギーに従うことでしか、自分を証明できない……。そうした自分の奥底にある恐怖に易々と踏み込まれた気がして、ショウコちゃんは先生を嫌悪したのだと思います。

 

ゲヘナの王と「色ハ沼」

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先輩は馬鹿みたいなことばっかり言ってて、とてもじゃないですけど尊敬できるところなんて どこにもありません。

いつも勝手に私のプリンを食べるわ、予算はしょうもないことにばかり使うわ。

正直、うんざりしてました。

馬鹿みたいな日々と、私に押しつけられる大量の書類仕事。

でも……。

そんな先輩でも、たまには……ほんっとうにたまには、格好いい時があるんです。

なんだかんだ、憎まれ口を叩きながら。

……それでも私は、嫌いじゃなかったんですよ。先輩のこと。

だから―

だから―!!

何とかしてくださいよ、ポンコツ大バカ間抜けマコト先輩!!

イロハ!!マコト先輩のこと好きすぎ!!!!

夏イベ「出航!万魔船 マコト議長の華麗なる避暑」で突如として投入されたマコイロ成分がここで大爆発してます!!こんなのボクのデータにないぞ!?

イロハはずっと中間管理職のめんどくささを訴えてて、ダウナーなんだけど先生に優しく寄り添ったり、堕落に誘ったりする……そういうブルアカ屈指の𝑺𝒆𝒙𝒚……だと思ってました。

イロハASMRが発売されたときなんかは幻想(ユメ)じゃねえよな……!?と涙を流したものです。

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でもイロハは𝑺𝒆𝒙𝒚……なフロイラインでありながら、実はマコト先輩に超巨大矢印を向けていたのです!!

ブルアカ……やってくれるぜ……

5.5周年にしてイロハの全く知らなかった側面を知れて、それが私はめちゃくちゃ嬉しかったのです。

人っていうのは一面的じゃなくて、いろんな顔と性質が複雑怪奇なパズルで組上がってできているものです。だから新しい顔を知るほど、さらなる深みが現れるほど、私はもっと沼にズブズブさせられちゃうのです。

この沼……深いっ!!!

そしてかわいいダウナー後輩の熱い叫びに応えてやるのが……マコト先輩です!!!かっこいいやった〜〜!!!!!

夏イベでイロハが語った「マコト先輩のカッコよさ」、あんまりピンと来てなかったんだけどここで完全にわかりました。心も体も棗イロハになりました。

 

そして鎖を打ち砕いたマコト先輩は、全てのゲヘナ生に向けて言い放ちます!!

諸君。

親愛なるゲヘナの諸君。

いつの日か―

いつの日か、我らが皆消え去り―

いつの日か、ゲヘナから自由という名が失われ―

巨大な闇が我らを覆いつくす日が来るかもしれん。

だが―今日がその日ではない。

いつの日か、ゲヘナに避けがたい破滅が訪れる日もあるだろう。

そしてその瞬間は、今この時も刻一刻と近づいているのかもしれん。

だが―今日がその日ではない。

この演説はおそらく、映画『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』における「黒門前の演説」のオマージュです!

王の血脈を持つ男・アラゴルンは、大きな決戦を前に兵士たちに告げました。

人間の勇気がくじけ、友を捨て、すべての絆が引き裂かれる日が来るかもしれない。

だが―今日ではない!

魔狼の時代が訪れ、盾は砕け散り、人間の時代が終わりを迎える時が来るかもしれない。

だが―今日ではない!

圧倒的な敵を前に、アラゴルンはこう言い放つことで同胞たちを奮い立たせたわけです。

「だが今日ではない(but it is not this day)」は他にも色んな作品にみられる表現なのですが……前後の文脈的にこれが一番近いと思います!

すなわちこれは、マコト先輩が「ゲヘナの王」としての威厳を示す描写だったわけです。

 

結婚!?!?!?!?!?

マコト:ああ。お前が敬愛してやまない、羽沼マコト様だ。

イロハ:ううっ……!

マコト:……イロハ。

マコト:すまなかった。

イロハ:ええっ!?

マコト:……。

イロハ:……。

イロハ:分かってるなら―

イロハ:分かってるなら、ちゃんとしてくださいよ!

夏イベで「マコトは絶対に謝らない」って描いてからのこれ!!!ブルアカ君!!!!!すき…………

ぜったい夏イベ先に読まなきゃダメじゃん……味わい何倍も変わってくるじゃん……!!後世のブルアカ先生たちにしっかり伝えていかなきゃ……

あとこのシーン、SE的にイロハ抱きついてますよね?????

マコト:キシシッ……苦労をかけたな。

イロハ:うぅ……ひっく……。

イロハ:バカ。アホ。間抜け。ボンクラ。ポンコツ。

イロハ:人にこんなに苦労させといて――すべてが瀬戸際だったんですからね。

イロハ:こんなのは2度と御免です。次があったら万魔殿辞めますから。

マコト:それは認めんぞ。

イロハ:なぜ!?

マコト:お前は私のものだからだ。

マコト:この羽沼マコト様が万魔殿のトップに君臨する限り、絶対に手放しはせん。

マコト:キシシッ……これから先もずっと、私の下で働くのだ。永遠にな!!

イロハ:くっ……むかつくんですよ、その顔!

イロハ:最後の最後まで文句言い続けますから。覚悟してくださいよ!!

結婚⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️

えっこれ結婚してる⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️永遠誓い合ってる⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️

ここイロハの顔が乙女すぎます。私はこのもふもふ赤モップを……マコト先輩のカッコよさを何も知りませんでした……

こんなの惚れるじゃん!!!!ズルいじゃん!!!

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私は外見だけでキャラに沼ることはなくて、より内面を深く知って、でかギャップに気付いたときに……ガツン!って脳を揺さぶられちゃうオタクです。

マコト先輩は顔良い〜〜とは思ってて、ポンコツギャグ要員なのもある意味ギャップではあったんだけど、それは個人的にガツン!と揺さぶられるほどではありませんでした。

もう一つ裏切りがあって初めてどデカパワーが生じるような……そんな予感だけがしていて……それが今回だったんです!!

マコト先輩は顔がいいクセにポンコツで、ヒナちゃんにいじわるするし無駄に金のマコト像建てるし、イブキのプリン勝手に食べるし爆発でアフロになるし…めちゃくちゃです。

でも…顔がいいクセにポンコツで、ヒナちゃんにいじわるするし無駄に金のマコト像建てるし、イブキのプリン勝手に食べるし爆発でアフロになるけど…!それはぜんぶマコト先輩の真実だけど…!

それでも家族想いで、誰より胸に自由の炎を燃やしてて、いつだって不敵な笑みで支配に抗ってみせるマコト先輩はカッコよくて!!

私はこうなるともうダメです。私は二重ギャップによわいです。

 

たとえばノゾミはかわいいパヒャガキと思わせて→実はプロ意識高めなイケメンで→でもやっぱり無邪気に先生からかうパヒャガキで!

この往復がキャラをどんどん味わい深くします!

ブルアカは第一印象を裏切って、でもやっぱり裏切らない、という技を使ってきます。

ハナコとかは清楚っぽい見た目の変態→からの実は超秀才→からの実は年相応に清楚→からのそれはそれとしてやっぱり下ネタは好き…みたいなすごい構造してます!

ただ裏切るんじゃなくて、印象を何度だって「折り返す」ブルアカだから私はこんなに沼ってるし……今回のマコト先輩にも撃ち抜かれちゃったのです!!

 

自由ゆえの闘争:ホルスの時代

永遠の闘争……などと言ってはあまりに大仰か。

だが、自由とはそういうものだ。

完成することはなく、安全でもなく、終わりもしない。

自由であるということは―

考え、判断する責任を放棄しないという選択なのだ。

私の……。

いや。

私たちのゲヘナは、これからも自由な学園であり続けるだろう。

諸君。存分に楽しみ、赴くままに生きるがいい。

あらゆる責任は、この羽沼マコト様が引き受けてやるのだから。

フランスの哲学者ジャン=ポール・サルトルは「人間は自由の刑に処されている」としました。

人間には、あらかじめ決められた本質や運命などありません。だから自ら考え、自ら選択し、自らその結果を引き受けなければならないのです。

自由は決して楽なものじゃなくて、私たちは悩み、間違え、ときに衝突しながら……それでも自分の頭で考え続けていかねばなりません。それが永遠の闘争で、私たちの引き受けるべき責任なのです。

だけど過酷な自由は子供たちにとって重すぎるから、先生はときに子供たちの考え、行動する自由を尊重しながら、その責任のみを肩代わりしてきました。そしてマコト先輩は今回、先生と同じ「大人」の領域に一歩近づいたといえます。

 

ブルアカの根底にはこうしたサルトル的な実存主義が流れていて、カルバノグの兎編やデカグラマトン編で特に色濃く描写されてきました。「炎と影編」もその系譜にあるストーリーです!

そのためデカグラマトン編同様、今回のストーリーも「アイオーン」の視点から解釈することができます。

20世紀の魔術師アレイスター・クロウリーは人類史を大きく3つの「アイオーン(時代)」に分けました。

1.イシス(母権制)の時代

自然崇拝的な時代。人類が「母なる大地」の恩恵を受けて生きていた、もっとも原始的な時代。人類にとっての幼少期。

 

2.オシリス(父権制)の時代

紀元前500年頃から1904年まで続いたとされる時代。多くの宗教が生まれ、「自己犠牲」や「厳しい父なる神への服従」が美徳とされた。

ここで人々は、神や教会に依存している。

 

3.ホルス(子供)の時代

いま、私たちが生きている時代。1904年、クロウリーが天使エイワスから「法の書」を受け取ったことで始まったとされる。

誰かに依存したり、何かのために犠牲になったりするのではなく、一人一人が輝く「星」として生きる。人が己の中に神性を見出す時代。

雷帝の時代は「オシリスの時代」といえます。絶対の権威が存在し、全体のために個の犠牲が容認される時代です。

しかしマコト先輩たちの手によって、ゲヘナには「ホルスの時代」が到来しました!ひとりひとりが自らの欲望のままに……ハチャメチャに、そして誰より眩く生きる世界がやって来たのです。

嵐はひとりひとりが己の「神」として生きる世界を拒み、ただ一人の「神」のみが君臨する世界を望みました。

こうして見ると……ブルアカの敵はしばしば、ホルスの時代をオシリス(あるいはイシス)の時代に逆行させようとする勢力だったりするのかもしれません。

 

「ゲヘナの自由」が持つ質量

マコト:いや……あれは気合いで説明できるものではない。

マコト:どう言ったものか……そう、気配を感じたのだ。 得体の知れぬものが集まってくるような感覚だった。

マコト:私が成そうとすることを後押ししてくれるような……そんな感覚だ。

サツキ:それはきっと、私たちが積み上げてきたゲヘナの力なんじゃないかしら。

マコト:どういう意味だ?

サツキ:この2年間、みんなで築いてきた 「ゲヘナの自由」のことよ。

サツキ:マコトちゃんが作って、生徒が受け入れて、今ではゲヘナにすっかり馴染んだ自由。

サツキ:雷帝の思念に抗った後輩たちの意志と、これまで積み重ねてきた時間―

サツキ:それらが結んだ結果なんじゃないかしら。

サツキ:うふふ、私はそう思うわ。

マコト先輩が雷帝の鎖を打ち砕いた理由付けとして、これはすっごくロマンチックだと思います!!

第2部以降のブルアカでは、ライブラリー・オブ・ロアが頻繁に目撃されるようになっています。

またアリウスで具現化した「黙示録の天使」も含め、キヴォトスにおいては思念や感情、物語といったものの堆積が明確なエネルギー(質量)を得ることか分かっています。

アリウスに積み重なった憎悪がスバル先輩に結びついて黙示録の天使を生み出したのだとしたら……ゲヘナに積み重なった「自由」がマコト先輩の意志に結びつき、そのエネルギーを流れ込ませても何らおかしくはないのです!

そしてその「自由」の基盤を形作ったのは、マコト先輩で。

マコト先輩が創った時間によってマコト先輩が救われる……って構図はほんとに素敵だし、何よりマコト先輩が報われるような気がして……私はこの理屈がすっっごく好きです!!

 

イオリとチナツの「親殺し」

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神話(とその構造を受け継ぐ物語)において、しばしば「親殺し」というテーマが掲げられます。

つまり若い世代は「旧世代の権威」を打倒、あるいは乗り越えることで、大人になるということ。これはイニシエーション(通過儀礼)と呼ばれる物語のパターンです!

今回は絶対的な庇護者であったヒナちゃんが暴走し、イオリとチナツは「先輩に教えてもらったを引き直す」べく彼女に銃を向けることを選びました。

ここでイオリたちは先輩の判断に従うだけの存在じゃなくて、ちゃんと教えを胸に自分で「正義」を判断して、行動することができています。

彼女たちはここで「一線を守る」誇りと意味を見つめ直して、ただの後輩から、主体的に「線を守る者」へと脱皮してみせたのです!

ヒナちゃんが卒業したあとのゲヘナがまともに回るはずない……みたいな声は今までいっぱいあったけど、今回のシナリオはそれに対する公式からの回答のようにも思えました。

今のイオリとチナツなら、もしヒナちゃんたちがいなくなったとしても……絶対に折れず屈さず、立派に線を守り抜いてくれるはずです!

 

未熟なままの雛鳥で

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ヒナちゃんは「暴力を大義名分で正当化し、それを振るうことに快感を覚えていた」自分をひどく嫌悪しました。

人間は「シンプルに割り切れること」を好みます。わかりやすい目的や判断軸があれば、自分で何かに迷ったり悩んだりする必要はありません。そして暴力もまた、プリミティブかつシンプルに物事を進められる行為です。

だからヒナちゃんがそれに心地良さを覚えてしまったのも、ヒナちゃんが紛れもなく人間だからで……決して完璧な記号や人形なんかじゃない証明で。だけどヒナちゃんがそれを嫌うのも、やっぱり人間として当たり前の感情です。

先生:人は、いろんな側面を持つ生き物なんだ。

先生:でも、なりたい自分があるからさ。 そうなれるように努力するんだよ。

ヒナ:先生も……そんなことで悩むの……?

ヒナ:私がこんなことを考えるのも、当たり前のことなの……?

ヒナ:そうじゃない人でいることより、そうなろうとすること自体が素敵だって……。

先生:それに私は、ヒナがそういう人だからこそ、むしろ好きなんだ。

ヒナ:すっ……!?

ヒナ:な、何を言っているの……!!

対する先生は、人は聖人だから尊いわけじゃなくて、闇を抱えながら光を目指すから尊いのだとしました。

ここはなんとなく「Trip-Trap-Train」におけるイチカとのやり取りを思い出しました。

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イチカも自分の中の暴力性を嫌っていて、それを抑え込みながら、周囲と柔らかく接するように努めています。今の「なりっす〜」な振る舞いも頑張って身につけたものだとか。

先生はそんなイチカの努力が尊いものだとして肯定しました。人が本来抱える性質に善悪はなくて、どう考えて、どう向き合って、どんな道を選んでいくかがやっぱり大事なのです!

だからヒナちゃんも清廉潔白・完全無欠の委員長!である必要はなくて、ひとりの未熟な生徒として、先生と一緒に歩んでいけばよいのです。

過去には負けない。自分にも負けない。ずっと……進んでいくよ。

だから、先生……。

これからも、私のそばにいて。

それなら、私は何にも負けない。

ここの笑顔だいすき………………

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ゲヘナ再興委員会:英雄でなくとも

「炎と影」編の主人公ポジっぽく登場したゲヘナ再興委員会だけど、2章が終わってみれば意外にそんなことはありませんでした。

王道な主人公は、「腐敗した現状を生まれ変わらせる」役割を持ちます。その点ではマユミちゃんたちの気概は主人公!のそれだったんだけど……

ゲヘナのカオスな「現状」は、実は3年生たちが決死の戦いの末に勝ち取った尊きものだったわけです!

だから炎と影編の主人公は、改革者じゃなくて現状の肯定者・守護者になるのです。

あとマユミちゃんがゲヘナを救ってもいいけど、それは「過去の遺産の尻拭いを、すべて何も知らない下級生にさせる」ことになるわけで。そういうのはマコト先輩が嫌うことだと思います!

結果としてマユミちゃん&カレンちゃんはゲヘナ奪還戦のサポート的な立ち位置に収まり、わかりやすい「英雄」にはなることはありませんでした。

でも彼女たちがゲヘナの明日を作っていく「普通」の生徒として着地できたことが、何よりハッピーエンドだったのだと思います。

 

ボーデンザッツと「嵐」

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さてはて、ここで最後に「ボーデンザッツ」と「」という新キーワードについて考えてみましょう!

ボーデンザッツ(Bodensatz)……カスミが口にしたこの言葉は、ドイツ語で「澱、沈殿物」を意味します。転じて「社会の底辺、クズ」みたいな侮蔑的な意味合いでも使われるみたいです。

自分の意志はなく、他人の意のままに振り回される。

何も考えず従って、「自分は命令に従っただけだ」などと言う。

……斯くいう私も、そういう人間だった。

頭の中に埋め込まれた声を、自分の声だと勘違いして生きていたんだ。

かつてのカスミはなんとなくショウコちゃんに近い状態な気もするけど、ボーデンザッツと「嵐」は違うのでしょうか……?

ボーデンザッツという母体(地下組織)の中に「嵐」があるとか、そういう言葉の使い分けなのでしょうか……?

単にカスミが嵐を嘲ってそう呼んでいる可能性もあるけれど……。

 

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いっぽう!日本人にとってはYou are my soul soulすぎる名前ですが、ゲヘナのモチーフが19世紀後半~20世紀前半のドイツっぽいことを考えると、元ネタっぽいものはなきにしもあらず。

ドイツ語で嵐が「Sturm」であることを考えると……どうしても思い出すのが、ナチスの「突撃隊(Sturmabteilung)」です。

だいぶざっくり話してみると……

かつてのドイツは政治的な混乱と経済危機の中にあって、武力衝突も日常茶飯事(チャメシ・インシデント)でした。そこで1921年、アドルフ・ヒトラー率いるナチ党は私兵部隊「SA」を創設します!

SAはヒトラーの演説会場を警備!対立政党を弾圧!テロで市民をビビらせる!などして、ナチ党の拡大を支えました。

やがて失業者や血気盛んな若者たちもワイワイ合流してきて、SAはドイツ正規軍を大きく上回る人数に!だんだんガチめな準軍事組織へと変わっていきます……!

そして1933年、ついにヒトラーが首相に就任するのですが……ここで問題が生じます!

SAの大半は労働者とか下層階級の人間だったので、「貴族の富を解体しろ~!貴族っぽい旧国軍も解体しろ~!」とヒトラーに要求してきたのです。

でも将来の戦争に備えたいヒトラーとしては、正規軍と大企業の協力を失うわけにはいきません。彼らの圧力を受けたヒトラーは、SAを切り捨てる決断をします……!

1934年、ヒトラーはSA幹部たちを一斉に急襲・逮捕し、超法規的に処刑しました。これを「長いナイフの夜事件」と呼びます。

 

他にモチーフ候補があるとすれば、18世紀後半のドイツ文学運動「疾風怒濤(Sturm und Drang)」です。理屈を超えたパトス!天才的ひらめき!大自然の力!などなどをたたえる運動でした。

個人的にはSAがモチーフなんじゃないかなって思ってます……!いかにも全体主義の暗部!ってかんじだし。

ただ「嵐」と雷帝本人の意志が同じかは分からなくて、場合によっては「長いナイフの夜事件」のように雷帝に見放される可能性もあるかもしれません……。

 

おわりに:愛しきゲヘナの悪魔たち!!

今回の「炎と影」編で、私はマコト先輩の魅力と、ゲヘナの魅力を真に理解できた気がします!!

マコト先輩の根底にあるのは、「何者にも縛られず、何者の言いなりにもならない」強烈な反骨心と自尊心なのだと思います。

誰にも隷属する気がないから、いつだって「自分は世界で一番偉大だ!」なんて信じ込んでるし……平時にはエネルギーを持て余して、あほあほで迷惑なことばっかりします。

「私が一番偉いのだから」イロハには仕事を押し付けるし、まあ傲慢でワガママな振る舞いをします。

「私が一番偉いのだから」誰の指図も受けないし、ゲヘナの自由に対してあらゆる責任を引き受けます。

マコト先輩は究極のエゴとプライドで動いてて、それが「はた迷惑なタヌキ」と「ゲヘナの王」を両立させてみせるのです!!

先生はこれからもそんなマコト先輩でいて欲しいと望みました。

おバカでワガママで、何かとイロハを困らせて、なんならたまに情けなくて……でも絶対に自由と仲間を諦めない、そういうマコト先輩で在り続けてほしいって望んだんです!

今までのゲヘナってずっと爆発!爆発!でどうしようもなく滅茶苦茶なイメージだったけど……「お前たちはゲヘナだ!!」「お前たちは誰の言うことも聞かん!! 」って台詞でそんなゲヘナが一気に愛おしく思えるようになったから不思議です!

ゲヘナ生が欲望の化身たる「悪魔」の特徴を持っているのも、ゲヘナ編を経るとすっごく素敵でかっこいいものに思えます。それは自我を貫き通す者たちの、反逆する者たちの象徴なのです。

 

結局のところ……第2章タイトル「炎となる私たち」の「炎」とは何だったのか?

それは雷帝が灯そうとした「世界を灰と帰す業火」なんかじゃなく……ゲヘナ生ひとりひとりの胸に燃える「自由の炎」なのだと思います。

誰かの作った正解に逃げ込まず、傷つくことや間違えることを恐れずに、自分の心で選び続ける。たとえ間違えても歩みを止めず、何度だって立ち上がり……胸の欲望と情熱を燃やして、この現実を生き続ける……。

そういう「」の炎です!!

これからもゲヘナはずっと爆発!爆発!のどんちゃん騒ぎだろうし、マコト先輩の投票率も3.8%のままだし、風紀委員会はあちこち駆け回ることになるのだと思います。

それでも……今ではそんなゲヘナが愛しくて、誇らしくて、ひとりひとりが輝いて見えるのです!!

嵐とかイブキちゃんが雷帝の遺産って何ーー!!?とか、ゲヘナ編3章に向けて残された謎は数あれど……こんなにエゴ剥き出しの悪魔たちなら、きっとなんだって乗り越えられるって信じてます!!

これからも……自由の炎を胸に抱いてーー!!

 

おしまい!

第2部メインストーリーVol.1「炎と影」編 2章「炎となる私たち」を読みかえす!

自由の炎を掲げて。メインストーリー第2部「炎と影」編2章「炎となる私たち」を読み返そうって記事!

本編は2026/08/19に公開された。

①真のNKウルトラ計画

2年前_恐怖でゲヘナを支配していた雷帝は、非人道的な実験を行っていた。

その中には「生徒の自由意志を奪って学園全体を一つに統合する」プログラムも存在していたが……マコト、サツキ、ヒナ、カヨコら「反雷帝勢力」によって彼女は失脚することとなった。

そして新たな生徒会を創設したマコトは、雷帝に関わる研究資料を無条件で破棄させていった。そのため雷帝による真の「NKウルトラ計画」も未完成のままに終わった……はずだった。

しかし今、その遺産が起動し、計画の対象であった当時のゲヘナ生たちが洗脳状態に陥ってしまったのだ。サツキはより倫理的で、強制力の弱い催眠術……いわば「京極サツキ流NKウルトラ」を研究していたために、その影響を免れたのだという。

サツキは「シャーレの介入はゲヘナの主権問題になる」として、まずは自分たちで解決策を探るよう提案。放送時の「周波数」が深層意識に作用していると推測し、解除方法の模索に取り組むのだった。

②過去の亡霊

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マコトはゲヘナ全域に戒厳令を敷き、弾薬の強制徴発と通信遮断を命じる。ヒナとアコも各学園への奇襲作戦を立案し、ショウコもまた作戦参謀として司令部の中核メンバーに加わっていた。

そして救急医学部では、セナが戦争のため医療物資の準備に取り掛かっていた。

彼女はキヴォトスの武力制圧を「乱立した学園秩序に苦しむキヴォトスへの医療行為」として肯定し、そこで犠牲者が生まれることもやむを得ないと語る。チナツはそんな彼女の姿に心を痛め、必ず元に戻してみせると誓った。

 

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いっぽう温泉開発部は、万魔殿から物資保管庫の大規模建設を命じられていた。カスミはその要求を突っ撥ねようとするが、メグは「ゲヘナのためになるなら」と前のめりな姿勢を見せる。

それに激しい違和感を覚えたカスミは、先生からの情報共有を受け、「過去の亡霊なんぞに、私の日常を汚させはしない」と協力を約束するのだった。

③一つになったゲヘナ

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マユミとカレンは、ゲヘナの急速な軍事化に困惑していた。

万魔殿と風紀委員会が争わず、学園の目標に向かって生徒みんなで進んでいく……その光景を確かに望んでいたはずだ。しかし恐怖によって生徒の意志を抑え込み、キヴォトスを征服せんとするゲヘナが、彼女たちには誇らしいものには思えなかった。

自分たちが憧れていた「偉大なゲヘナ」とは、このようなものだったのか?自分たちはこのような時代を理想化し、統制を後押ししてしまったのだろうか。

全てが間違いで、無駄だったのだろうか……?失意に暮れるマユミとカレンであったが、先生は彼女らの努力が決して無駄ではなかったと励ます。

 

そして万魔殿では。イロハは変わり果てたマコトを見つめ続けることに耐えられず、彼女のもとを離れていった。執務室はますます静かになり、チアキはゲヘナから摩擦や爆発……「特ダネ」が失われることを嘆いていた。

チアキは強い目的意識で動くショウコにその動機を問うが、彼女は「キヴォトス全土をゲヘナに染め上げた」後について考えていないようであった。

④反逆者たち

かつてゲヘナ生徒会情報部は、雷帝直属の機関として機密情報を取り扱っていた。

しかし雷帝の失脚に伴い、メンバーの大半が姿を消したために情報部は崩壊。マコトは雷帝の情報を回収し、管理もしくは廃棄するために万魔殿情報部を新設した。

そこで情報部長に任命されたのが、マコトに信頼されていたサツキというわけだ。

ゲヘナ内部の資料はマコトと彼女で徹底的に処分してきた。ゆえに今回「NKウルトラ計画」が復活したのは、旧生徒会幹部によって運営される雷帝崇拝勢力のためではないかとサツキは考えていた。

 

そして先生の呼びかけを受け……イオリチナツサツキイロハチアキマユミカレンが「反逆者クラブ」として結集する!

サツキは雷帝の「NKウルトラ」が神経網の共振周波数に働きかけるものと仮定し、逆位相の波を当てることで洗脳を解くという計画を打ち立てる。先の演説に用いられた放送室の機材を調べれば、洗脳用の周波数も特定できるはずだ……!

そしてイロハは、誰にも構ってもらえず寂しそうにしていたイブキを迎え行くことにした。その誘いに喜ぶイブキであったが……しかしマコトを孤独にはできないと、自らの意志で万魔殿に残ることを選ぶのだった。

⑤皆が幸せになる世界

放送室周辺には既に厳重な警備が敷かれており、まるでイオリたちを寄せ付けなかった。それはこの状況を仕組んだ黒幕の存在を、一行にますます確信させるものであった。

その直後、ショウコの手引きによって「反逆者クラブ」の前にヒナが現れる!ヒナは圧倒的な威圧感でマユミたちを沈黙させると、彼女らの精神的支柱となる先生を拘束。牢屋へと監禁してしまうのだった。

ショウコはそんな先生のもとを訪れ、「強大な力による統制の方が、中途半端な自由よりもずっとマシだ」とキヴォトス支配の合理性を主張する。

先生がいくら皆に手を差し伸べようとしても、その心や時間には限りがある。次第にその優しさはすり減って、取り残された者は無秩序へと落ちていく。そうした生ぬるい方法で、「皆が幸せになる世界」を実現できるはずもないのだと。

先生はそんなショウコが、「自分を信じ切れず、間違った選択を恐れている」ように見えた。その先生の眼差しと歩み寄りが、ショウコにはひどく耐え難いものだった。

⑥ゲヘナ奪還作戦

ゲヘナの攻撃準備はすでに最終段階。開戦までの時間を稼ぐため、給食部のフウカジュリは戦闘食の用意を意図的に遅延させる。

これに対し、万魔殿は美食研究会を補助要員・兼監視役として派遣する。洗脳下にあるハルナとアカリは「美食」よりもキヴォトス統一による幸福を優先していたが、ジュンコとイズミにはそれが納得できなかった。

戦争になれば、多く味や名店が失われてしまうだろう……そして2人はフウカのサボタージュに加担し、マコトは補給の遅れに危機感を覚える。

そこでマコトは、雷帝の戦略兵器を復元することにした。雷帝の遺産を自ら処分した彼女は、その一つ一つを鮮明に記憶している……その中には、一発でD.U.を焦土化する化学弾があった。

 

放送室の機材は「遠隔操作システム」によって集中指揮室と接続されている。このシステムを迂回しない限りは、機材に触れた瞬間に電源を落とされてしまうだろう。

そこでイロハは校内放送の経験があるキララエリカを頼り、技術的な協力を取り付けることにした。しかし化学弾によるキヴォトスへの攻撃計画が判明し、一行は即時の作戦開始を余儀なくされる!

⑦追従者の復讐

イオリ、チナツは正気の風紀委員会メンバーと共にゲヘナ本館へと突撃し、敵戦力を引き付ける。その間にマユミ・カレンは警備兵を蹴散らし、「技術班」を放送室へと送り込む。

そしてキララ・エリカが遠隔操作システムに対する細工を行い、サツキが妨害周波数の解析に乗り出す。並行して温泉開発部による先生の救出と、チアキによる誘導が行われるが……間もなくして、イオリたちの前にはヒナが姿を現す……。

 

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……風紀委員会はみな倒れ、イオリとチナツも地に伏していた。2人はそれでも諦めず、ヒナとアコに懸命に訴えかける。彼女たちの教えに報いるために。彼女たちが守ってきた「線」を、これからも守り続けるために。

その姿はヒナを揺さぶりかけたが、彼女の心は固く鎖に縛りつけられたままだった。

ショウコはその様に悦楽を覚える。かつて雷帝を引きずり下ろした反逆者たちが、今や雷帝の理想を実現するための操り人形となっているのだ。

ショウコは雷帝の追従者であり、彼女の果たせなかった夢を実現せんとしていた。

⑧炎となる私たち

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その時、ゲヘナ学園に奇妙な音楽が鳴り響く!サツキたちが「妨害周波数」の送信を成し遂げたのだ!

すると途端、3年生たちが激しく苦しみ始める。雷帝によるNKウルトラ計画には、「強制的に洗脳を解かれた場合、被洗脳者の精神を破壊する」という恐るべき仕掛けが施されていたのだ!

生徒たちが絶叫し、精神崩壊の危機に陥るなか……イロハはマコトに向かって呼びかける。

「先輩は馬鹿みたいなことばっかり言ってて、とてもじゃないですけど尊敬できるところなんて どこにもありません」

「いつも勝手に私のプリンを食べるわ、予算はしょうもないことにばかり使うわ。正直、うんざりしてました」

「馬鹿みたいな日々と、私に押しつけられる大量の書類仕事」

「でも……」

「そんな先輩でも、たまには……ほんっとうにたまには、格好いい時があるんです」

「なんだかんだ、憎まれ口を叩きながら……それでも私は、嫌いじゃなかったんですよ。先輩のこと」

「だから―」

「だから―!!」

「何とかしてくださいよ、ポンコツ大バカ間抜けマコト先輩!!」

 

……暗い拷問室で。かつて雷帝は、「絶対の欲望において妥協しない」と語ってみせた。そしてそれはマコトも同様であり、彼女は雷帝と同じ道を歩むだろうと。

しかしマコトはそれを拒絶した。マコトはイロハの声に応え、自らの「鎖」を打ち砕いた。

ショウコが愕然とする傍ら、マコトは高らかに唱え上げる!!

「諸君」

「何者かに従いたいか?」

「何者かに統制される日々を送りたいか?」

「何者かに植えつけられた思考で物事を判断したいか?」

「断じて否だ。お前たちは違う」

「このゲヘナ学園の頂に立つ者。万魔殿が議長、羽沼マコトが保証しよう」

「お前たちはゲヘナだ!!お前たちは誰の言うことも聞かん!!」

「くだらん人形芝居などやめてしまえ!!」

マコトの号令に応えるようにして、全てのゲヘナ生は雷帝の呪縛から解き放たれる!

ヒナたちが次々に正気を取り戻すなか、マコトはイロハに謝罪。イロハは泣きながらマコトに抱き着くのであった。

 

……逃げ出したショウコは、夕焼けに照らされるトリガー・ハッピー・ゾーンへ辿り着いていた。そこに現れたのはマユミとカレンだ。

マユミは二度と、ショウコの語る「偉大さ」に惑わされない。カレンの拳がショウコに叩き込まれ……ついに事件は終息を迎えた。

⑨自由の責任

後日。ゲヘナ全生徒を集めた集会で、ヒナは自身の行いを深く謝罪し、風紀委員長の権限を返上しようとする。

しかし……マコトが乱入してそれを阻止!「すべての責任は自身が背負う」「これからも私の下で一生後始末をしろ」と笑い上げるのだった。

……マコトが自ら洗脳を脱することができたのは、実際のところ「何か」の後押しがあったためなのだという。それが何かは不明瞭だったが、サツキはそれを 「ゲヘナの自由」の力だと捉えた。

マコトが作り、生徒たちが積み上げてきた「自由なゲヘナ」の時間。そして雷帝の思念に抗った後輩たちの意志が重なり、最後の奇跡を結実させたのだと。

マコトはそれに笑み、またイロハの発破を受けて奮起。後悔や恐怖を振り払い、いつもの調子を取り戻すのだった。

 

そして正気を取り戻した各人は、後輩たちに「けじめ」をつけていた。ヒナとアコはイオリたちに謝り、その勇姿を讃え、絆を結び直した。

ハルナはフウカの料理に涙を流し、アカリと共に謝罪。再び美食の道を歩み始める。

セナはチナツが自らの信念を貫き、自身を正しい場所へ「搬送」してくれたことに感謝を述べた。救急医学部を離れても、彼女はセナの教えを失っておらず、より誇らしい後輩へと成長してみせたのだ……。

温泉開発部では、メグがいつものように明るく温泉を掘っていた。彼女の願いはいつだって、カスミや部員たちと楽しく過ごすことだけなのだ。

カスミはその無邪気な姿に安堵しつつ……今回の手口から、自らの古巣「ボーデンザッツ」の気配を感じ取っていた。

⑩消えることのない

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夜の風紀委員会室で、ヒナは先生に己が罪を告白した。

洗脳下にあったとき……彼女は暴力を正当化し、振り下ろすことに快感を覚えてしまったのだ。彼女はそんな本質を抱えている自分が、あまりにも汚らわしく思えた。

そんなヒナに対し、先生は「人は色々な側面を持ちながら、なりたい自分になるために努力できるもの」だとして、その背中を押す。ヒナは微笑み、自分の弱さに負けず進み続けるとを誓うのだった。

 

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……先生は、牢へと収監されたショウコのもとを訪れた。彼女が好きだったお菓子を持って。

彼女は己を敗者とみなし、自暴自棄になっていたが……先生は彼女が「呪いを断ち切り、次に進む勇気を持てるまで」見守り続けると約束する。罪を償うのは、再び立ち上がるためなのだと。

そして先生が去ったあと、ショウコは差し入れに口をつけ、ボロボロと涙を零すのだった。

「……甘いです」

「甘すぎて……頭がぐちゃぐちゃになりそうなんですけど……」

 

ショウコの証言により、彼女を拾い、育てたのが「」であると判明する。

それは雷帝の思想を受け継ぎ、その遺産を復元しようとしている地下組織だ。これまで表立った行動を取っていなかった彼らだが、此度のテロでその力は学園を脅かすに足ると分かった……。

今回の「NKウルトラ計画」を排除したとしても、ゲヘナ内部の脅威は消えたとは言えない。

ある意味では、真なる雷帝の遺産といえる―イブキがいるのだから。