Acaciaが送る魔法議論×ADVミステリーゲーム「魔法少女ノ魔女裁判」。その第五回魔女裁判にまつわるストーリーとプレイ時の感想をまとめる記事!
※前回までのストーリーはこちら 。
※この記事には重大なネタバレが含まれます。未プレイの方はブラウザバック推奨!!
⓪最後の舞台へ

第四回魔女裁判の結果、エマはアリサ殺しの犯人として処刑されることとなった。
しかしせり上がってきた処刑台の上ではナノカが死んでおり、エマは咄嗟に第五回裁判の開廷を要求した――。
かくしてひとまずは命を繋いだエマだが、それも裁判が終わるまでの命だ。エマはナノカの死因を暴き、また己の状況を覆す手がかりを得なければならない。
ココによる監視を受けながら、エマはナノカの死体と地下の「操作室」「地下冷凍室」を捜査。そしてついに最後の舞台、第五回魔女裁判へと挑むこととなる……。
①第五回魔女裁判
【犯行現場】
ナノカの死体の表面はわずかに凍っており、口内に傷が確認された。エマはこの傷が、冷凍室の「氷」によって作られたものと推測する。
地下冷凍室からはナノカの銃と、銃弾が氷塊に撃ち込まれた痕跡が発見された。
周囲には氷の破片が四散しており、中でも鋭利なものを用いれば傷をつけることは可能と思われた。つまり彼女の殺害現場としては、冷凍室が疑わしい。
【処刑台への路】
だがマーゴは、ナノカが処刑台の上で発見されたことに疑問を呈する。
平時における処刑台通用門の開放にはいくつかの承認が必要で、ゴクチョーですら
通用門が
すなわち、人力で門を開くこともできなければ、開いた痕跡すらないのだ。どうやってナノカは処刑台の上に辿り着いたのだろうか?
【弾丸の数】
冷凍室で回収されたナノカの銃からは、全6発中3発が消費されていることが確認できた。
一発の銃弾は、処刑台の操作盤が置かれた【操作室】から発見された。操作室と冷凍室を繋ぐ【通気口】のフタが破壊されていたのだ。
通気口には人ひとりが通れそうな幅があり、ナノカはこれを通って冷凍室に降り立ったものと思われた。
だが通気口の狭さを考えると、ナノカは銃を操作室に置いかねばならなかったはずだ。
もう一発の銃弾……氷塊に撃ち込まれたものは、おそらく別の人物が放ったものだろう。
その人物は正規の方法で【
【分割と再生】
では、ナノカの死体はなぜ処刑台の上で発見されたのか?
通用門が開けないのなら……「開かないまま」、彼女の死体はそこに運び込まれたのだ。
門の下部には小さな覗き窓がついている。おそらく犯人は……
当然、「バラバラになった身体を元通りに復元できる」ような力がなければ、エマの推理は成立しない。
だが、この牢屋敷には存在するのだ……それを可能とする魔法の持ち主が。
つまり犯人は、【治療】を操る
【メルルの魔法】
しかし先ほど操作室を訪れたところ、既に
【金庫の数字】
「ナノカは即死ではなかった」ことを証明するべく、エマは冷凍室の金庫に着目する。
金庫はナンバーロック式で、入力ボタンのいくつかに血がついていた。これを残せたのは、傷ついていたナノカしかいない。
そして血が付着していたのは
【トレデキム】
メルルが【黒幕】であることを示すため、エマは「黒幕にしかできないこと」を検討。そこで、
エマはそこで見過ごしていた「違和感」に気付く。

そして
【ココの夢】
そこでエマは、ココが今朝に見たという「夢」に手がかりを見出だす。彼女は夢の中で
おそらくその夢は、彼女の【千里眼】が無意識に発動したものだ。
金庫の中には囚人たちの資料も収められていた。ナノカがココの顔写真をそこで見たため、能力の対象となった。
②すべての真実
そして翌朝。操作室のパネルが
メルルは正規の扉から
通気口から
ナノカに
そして通用門の
だがメルルの魔法は
③真の魔女
メルルの目的は、すべて「大魔女様」を見つけ出すことにあった。
そこで「
自らも
メルルは
④絶望への逃走
しかし
エマはそこで、ココの様子が明らかにおかしいことに気付く。エマは彼女の悲鳴をなんとか抑えながら、
――ココは「
推し、それはココにとって世界のすべて。彼女に残された、最後の家族……
祖父の姿や声は【千里眼】を通じてココに届く。ココの声は届かないが、それでも彼女は応えたいと思ったのだ。
ココは
平凡と言っても、

エマは涙ながらに逃げる。しかし、どこに逃げればよいというのだろう?
⑤魔女殺し
そしてメルルらはココを確保し、なれはて化した彼女を「トレデキム」にて処分した。エマもまた、裁判所にてメルルに見つかることとなってしまう。
メルルは「唯一の理解者」である大魔女への想いを語りながら、
瞬間――エマは愕然とする。

そこに写っていたのは、中学時代の親友・月代ユキだったからだ。
エマの親友が……
自分のせいで彼女は死んだ。耐えられなかったから、心に鍵をした。

エマの中には、「すべての魔女は殺さねばならない」という強い衝動が芽生えていた。


《完》
―――――――――――――――――――――
彼女の魔法は、死から一定時間前に戻る【死に戻り】。
看守に殺された彼女は、牢屋敷の初日に舞い戻っていた。
【感想】
ウワーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!!!!!!まのさば!!!!!おもしろ!!!!!!!!!!!!!
うそうそうそまって感情おかしくなるなにこれ?????やば……やば!!!!!!!まっておかしいなにこれやば何この作品!!!??
メルルちゃん黒幕って突き止めてもそれで解決!するわけなくて……ココちゃんもマーゴちゃんも死んじゃって、もうどうしようもなくて……
そこでエマちゃん魔女化して、メルルちゃん殺して……みんなとの思い出も消えて、ただ世界を滅ぼす存在になっちゃって……魔法わかるタイミング最悪すぎるよ……
バッドエンドだけど……こういうオチもあるかな……って思ったんです。これまで好き放題やってきた黒幕を、覚醒した主人公が圧倒的な力で倒す……
いちおうオチはついてる……正直後味は苦いし、個人的に好きなエンディングじゃないんだけど……こういうパターンもあるよねって……。うん……
もともと公式Twitterとかも露悪的な感じだったし、それ通りになっただけ……
って思ってたら!!!!!!思ってたらーーーー!!!!!!!スタッフロール巻き戻ってく~~~!!!!!!!!
あああああああヒロちゃんの声!!!!!!!!!!!!!!!!!??
「戻ったということか……」ってなに!!!!!!!!!??????な……うわあああああああああ2周目ーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!????!?!?

タイトル画面かわってるーーーーーーーーーーー!!!?!?!?!??!?
ってもう完全に情緒破壊されちゃった。手のひらの上です。さいこう……!!!!!!!
あのね!!!!!!!!!おたくスタッフロール巻き戻り演出なんてだいすきなんだから!!!!!!!!!!!
たしかにヒロちゃん復活しないな~って思ってたんです!!でも第四回裁判からずっと怒涛の展開で……もうそれどころじゃなくなってて……すっかりミスディレクションされてました!!
そっか~~ヒロちゃんもう一人の主人公だったんだーーーー!!!!すごい!!!!すごい裏切り!!!!!二階堂ヒロって名前もしかして「二回目」の主人公だからってこと!!!!???
たしかにそう思ったらいろんなこと回収されてないもんね……ハンナちゃんがエセお嬢様してる理由とか分かんないままだし、マーゴさんも特にモノマネ活かせてないし……そもそも過去もわかんないし……。
ナノカちゃんの目的とか、なんで過去の囚人記録に名前あったのかとかも謎だし……うわーーーそっか~~!!!!
デスゲームものってどうしてもどんどん人いなくなってくから、作れる話数とかキャラの掘り下げに限界あって……。
もういなくなっちゃった子とかそれ以上のエピソード描ける余地なくて……ダンガンロンパとかでそういう勿体なさ感じてたから……「2周目」って発想天才すぎ!!!!!!
しかもバッドエンド見せたあとで2周目やってくれるってことは……「これからハッピーエンド行きますよ!!!!」って特大宣言されてるのと一緒!!!
めざせ希望の未来!!!!!みんな生き延びるハッピーエンド!!!!つかませてください……!!!!
ということで、2周目に入る前にキャラクターリスト作成!みんなを振り返っておきましょう!(※画像は公式Twitterから)
【キャラクターリスト】
桜羽(さくらば)エマ

囚人番号658番。誕生日は3/5。身長は156cm。
魔法は【魔女殺し】。不死の魔女を殺す力。
中学時代に親友・月代ユキのいじめの「傍観者」となり、その罪悪感から無意識に記憶に蓋をしていた。
結果として自分がいじめの「被害者」という偽りの認識を持つに至り、ヒロからの嫌悪に困惑する。
一人称は「ボク」。やや内向的な性格で、友達づくりが苦手。しかし牢屋敷では秘めたる正義感や洞察力を開花させていき、魔女裁判で皆を何度も真実に導いた。
最終的には仲間をすべて失ったことに加え、ユキと自身の罪にまつわる記憶を取り戻したことで魔女化。メルルを処刑し、魔女因子を持つ全ての人類を滅ぼす存在となった。
蓮見(はすみ)レイア

囚人番号662番。誕生日は4/2。身長は172cm。
魔法は【視線誘導】。他者の注意を固定する力。
芸能プロダクションに所属する舞台役者。王子様のような立ち振る舞いを見せ、牢屋敷でも混乱する少女たちをまとめようと積極的に動いた。
病に伏せた母親の気を引くために舞台役者を目指した過去を持つ。承認欲求が強く、常に自分が「一番」注目される存在でなければ気が済まない。
世界的なアーティストであるノアの前に自分が霞むことを恐れ、彼女を殺害した。第一回魔女裁判の末に処刑され、「なれはて」として冷凍封印された。
城ヶ崎 ノア

囚人番号661番。誕生日は2/20。身長は150cm。
魔法は【液体操作】。主に「絵を描く」ことにしか使用できない様子。
自由気ままで無邪気なアーティスト。その正体は、世界的に有名なストリートアーティスト「バルーン」。幼げで奔放に見えるが、他者を気遣う優しさも持つ。
レイアに殺害されるも、彼女を怖がらせないために自らの血で蝶を描いた。
夏目 アンアン

囚人番号660番。誕生日は3/28。身長は145cm。
魔法は【洗脳】。相手が納得する内容に限って実行させられる能力。
「わがはい」を一人称とし、基本的にスケッチブックを介した筆談でのみ会話する少女。
かつて無意識に発動していた洗脳能力によって両親を自我なき人形にしてしまった過去を持ち、以来引きこもって生活するようになっていた。
牢屋敷で友人たちに出会えたことに喜び、皆を脱獄へと導こうとするエマに対して殺意を抱く。しかし誤ってミリアを殺害することとなり、第二回裁判の末に処刑。「なれはて」となって冷凍封印された。
佐伯 ミリア

囚人番号663。誕生日は9/15。身長は163cm。
魔法は【入れ替わり】。他者と精神を入れ替える能力。
白ギャル風の外見とは裏腹に、常に物憂げで覇気がない少女。心優しく、面倒見が良い。一人称は「おじさん」。
過去にSNSでの写真流出に悩み自殺を図ったが、弁護士の男性に諭され一時的に精神を入れ替えていた。
問題は解決したものの傷は癒えておらず、現実と向き合う勇気を持てていなかった。そのことからアンアンの「洗脳」が通じてしまい、気球を破壊することに。
アンアンの殺意からエマを守るために嘘をつき、彼女に刺殺された。
橘 シェリー

囚人番号667番。誕生日は7/29。身長は162cm。
魔法は【怪力】。リンゴを片手で握りつぶすほどの力を持つ。
探偵を自称するミステリマニア。好奇心旺盛で、牢屋敷においても常に明るく周囲を振り回す。
空気を読まないその性格から、学校では「妖精さん」と揶揄されることも少なくなかったという。
施設で虐待を受けて育ち、あるとき【怪力】の覚醒によって職員をその手にかけてしまったことから、他者への共感性を失った。
しかし友人への想いは本物であり、ハンナの願いを果たすため彼女を殺害。第三回裁判の末に「人間のまま」処刑され、エマに看取られながら壮絶な最期を遂げた。
遠野 ハンナ

囚人番号668番。誕生日は5/15。身長は148cm。
魔法は【浮遊】。約1分間、10cm程度だけ宙に浮くことができる。
「名家の令嬢」を自称し、やや珍妙なお嬢様言葉で話す少女。しかし言動や仕草に庶民的な雰囲気が滲み出ており、家庭的な一面も。
魔女化の兆候が現れた際、仲間を傷つけることを拒んで「自分が魔女になる前に殺してほしい」とシェリーに懇願。のちに彼女の手で絞殺された。
紫藤(しとう)アリサ

囚人番号666番。誕生日は11/25。身長は154cm。
魔法は【発火】。何もないところから火を生み出す能力。
マスクで口元を隠し、反抗的で喧嘩早い言動が目立つ少女。
しかし攻撃的な態度の裏には、自身の魔法を制御できず、他者を傷つけてしまうことへの深い恐怖と自己嫌悪が隠されている。
両親に「叱られたい」一心で非行に走った結果、他者を傷つけ自分を許せなくなってしまった過去を持つ。それから2年にわたって家にも学校にも通っていなかった。
自身の遠くない魔女化を悟り、メルルから受け取った「睡眠薬(トレデキム)」を服用して死亡する。
黒部(くろべ)ナノカ

囚人番号665番。誕生日は6/6。身長は161cm。
魔法は【幻視】。人や物に触れることで、関連する過去や未来の映像を見ることができる能力。ただし発動はランダム。
他者との慣れ合いを拒み、単独行動を好む寡黙な少女。牢屋敷には強い敵意を燃やしており、身を隠しながら独自の調査を進めていた。
地下冷凍室で牢屋敷の過去を知ったために、メルルの手で殺害される。しかし死に至るまでの僅かな時間で、真相に繋がるダイイングメッセージを残した。
沢渡 ココ

囚人番号669番。誕生日は8/8。身長は158cm。
魔法は【千里眼】。写真や動画で彼女を「見ている」相手を逆に「見返す」ことができる能力。
毒舌な配信者の少女。牢屋敷に来る前はゲーム実況や雑談などでささやかな収益を上げていたらしい。一人称は「あてぃし」。
殺人鬼に家族を惨殺され、またその現場を「千里眼」で目撃してしまった過去を持つ。
ゆえに唯一の家族といえる祖父を強く愛しており、たびたび「推し」と呼称している。
メルルから逃走するなかで過去のトラウマを強く刺激されてしまい、魔女化。マーゴを殺したのち、メルルによってトレデキムで処理された。
宝生(ほうしょう)マーゴ

囚人番号664番。誕生日は10/15。身長は160cm。
魔法は【モノマネ】。声帯模写の能力。
若くして詐欺師として活動する妖艶な少女。牢屋敷ではタロットカード占いで生計を立てようとしていた。
「誰も信用しない」ことを信条としており、常に悠然と振る舞う。その性格ゆえか、裁判では冷静かつ客観的な指摘を行うことが多かった。
最後には魔女化したココから衝動的にエマを庇い、息絶えた。
氷上 メルル

囚人番号670番。誕生日は12/25。身長は158cm。
魔法は【治療】。手をかざした部位を治癒する力。実は無機物に対しても作用し、時を戻すように壊れた品を復元できる。
常に半泣きで、他者を心配している臆病な少女。医療の知識が多少あるため、医務室で薬品の管理を担当していた。
その正体はこの島にかつて暮らしていた【真の魔女】、唯一の生き残り。
人間の中に消えた「大魔女」を探すべく機関から牢屋敷の管理を引き受け、魔女裁判の仕組みを構築。囚人たちの中に混ざってストレス環境を整えながら、彼女らの殺意をひそかに煽っていた。
不老不死の存在であったが、最終的に【魔女殺し】に覚醒したエマによって殺害された。
二階堂 ヒロ

囚人番号659番。誕生日は1/10。身長は157cm。
魔法は【死に戻り】。自身の死から一定時間前に意識を戻す能力。
文武両道、才色兼備の元生徒会長。正義感が非常に強く、間違っていると感じたことは断固として正そうとする厳格な性格。
幼馴染であるエマのことを強く嫌悪している。
その思想はやや偏っており、「正しくないもの」には一切の容赦がない。牢屋敷においても真っ先に看守の殺害を図り、返り討ちにされてしまった。
その直後に【死に戻り】が発動し、牢屋敷の初日へと戻る。