ぽむぜろアーカイブ

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対策委員会編3章「夢が残した足跡」Part5【ネタバレ感想】

メインストーリーVol.1 対策委員会編3章「夢が残した足跡」が、このたび2024/07/22に堂々完結!したので、あふれる感情のままに感想をかきなぐる記事です!!

最高すぎ。喋りたいこといっぱいあるけど、まずは前回までの振り返りから!

前回までのあらすじ

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かつてアビドス生徒会とネフティスが立ち上げた砂漠横断鉄道計画の裏には、超兵器「列車砲シェマタ」の存在があった。いま再びシェマタの力をめぐって大人たちの陰謀が繰り広げられるなか、ホシノはユメの嫌った「暴力」の象徴であるシェマタを破壊しようとする。

対策委員会は彼女の暴走を止めようとするも叶わず、ゲヘナ最強と謳われるヒナの力を頼ることに。そしてようやく事態は収拾……したはずだったのだが、そこで今回の黒幕・地下生活者はホシノが抱く過去への執着を刺激・増幅する。

ユメを失った悲しみ、耐えがたい自責と後悔……苦しみを通じて「死」という概念に触れたホシノは、恐怖へと反転してしまう。さらにはホルスの顕現に呼応し、この世の創造に関わった神「セトの憤怒」までが現れて……!

 

天才策士プラナちゃん

そんな前回の続きから!

反転ホシノを止めたいシロコちゃんは、強い力を求めてなんと「色彩」を引き寄せちゃいます。色彩ってそうそう呼べるものじゃないはずなんだけど、シロコの神秘が強いせいで反応しちゃったのかもしれない。

けどプラナちゃんは咄嗟に「色彩」の力を借りてワープゲートを構築!シロコ*テラーをその場に転移させます!これ最終編でやってたやつ!

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「ナラム・シンの玉座に適応してたおかげで地下生活者の存在きづけました……」とか言ってたし、プラナちゃんには箱舟管制やってたときの名残みたいのがあるのかもしれません。
色彩通じて箱舟の多次元解釈演算パワー一時的に蘇らせて……みたいなことを一瞬でやったんだと思う。プラナちゃんすごい!!てんさい!!かわいい!!

 

で……ここの地下ちゃんみっともなすぎてよすぎる。

「コデックスに反している!ルール違反だろこんなの……!」

「クソッ、匿名の行人は何をしている……あの役立たずが!こんな存在がいるなら先に言えよッ!」

地下ちゃんはずっと引きこもってたので最終編のできごととか全然しらないし、なのでクロコちゃん出てきてビビり散らかします。
匿名の行人っていうのはフランシスの古い名前なんだけど……フランシスいろいろ説明しようとしてたのにね……ボコっちゃったの地下ちゃんだからね……。めちゃめちゃ自業自得すぎてだめ。よすぎる。

 

シロコの色彩接触は阻止できたんだけど、ホルスきたの!?よっしゃまた神々の戦いやるぞ!!ってかんじでニュニュっとでてくるセト君。セト君が出てきちゃうとこの世界終わっちゃうので、クロコちゃんはホシノのヘイローを破壊しようとします。

けどなんか様子がおかしい……。もしかしてホシノの胸元に浮かんでる光って……「手帳」の形してる!?

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どうやらホシノは完全に反転したわけではないようで、クロコは手帳の存在が彼女をかろうじて「ホシノ」に留めているのだと推測。ならまだ彼女を呼び戻す方法はある!

ということで、ここでも天才プラナちゃん。地下ちゃんのいる「混沌の領域」は擬似的な「ナラム・シンの玉座」みたいなもので、それ再現できたらホシノの内面世界にも働きかけることが……みんなの声を届けることができるようになるのでは!という策を立案します。

そして立ち上がったヒナちゃん(えらすぎ)も含めて皆はホシノに応戦。頑張ってホシノとシッテムの箱を接触させ、彼女の心に潜ってゆきます……。

Part4でヒナちゃんの活躍終わっちゃったのかな……って思ってたからここで立ち上がってくれたの驚いたし嬉しすぎたし……あとえらすぎ!!!!!がんばりすぎ……ヒナちゃんほんとに強い……戦闘力ってだけじゃなくて……ヒナちゃんは強い子なんだよ……。

 

手放せない過去

そして一行はホシノの内面世界へ。

急に会えなくなるなんて誰も思わない。気持ちを伝えられなかったことが罪だなんて、そんなはずはない。ユメの死は事故で、ホシノに責任はない。自分で自分を苦しめ続ける必要なんてない……対策委員会の面々はホシノと言葉を交わす。そしてまた、シロコ*テラーも……。

「過去は過去として_そのままでいい」

「彼女を知らない子たちも、今、笑顔でいられることは、悪いことじゃない」

「だから……死に囚われるんじゃなくて、思い出を未来に連れていこう」

「生徒会長がどんな人だったのかは、先輩が一番よく知っているんでしょう?」

「だから、その手を、離してあげて」

この「その手を離してあげて」って表現がすごい核心的で、ホシノと同じ苦しみを持ってるクロコちゃんだからいえる言葉だなって思った。

ユメせんぱいがホシノを捕らえて離さないんじゃなくて、ホシノがユメせんぱいをずっと握り締めてるんだ……囚われてるのはホシノじゃない、ユメせんぱいなんだ。

でもホシノは、クロコが皆の武器をまだもってることを指摘する。彼女の世界で死んでしまった、対策委員会メンバーの遺品……クロコも過去を手放せず、苦しみと悲しみの中で喘ぎ、そこから抜け出せないでいた。

 

非有の真実

ユメがどんな言葉を残したのかは、誰にも分からない。

けれど彼女を一番知っているのはホシノで、ならそこにはきっと……ホシノが信じる言葉があるはずだ。

「事実は分からないかもしれない。でも真実はそこにある」

「存在しないとしても、それが真実であることは変わらないから」

「それが、私たちにできる唯一の選択」

「死を、時間を巻き戻せない、平凡な私たちにとって……」

「たったひとつの_奇跡だから」

六つ目の古則、「非有の真実は真実であるか」。

それに先生が導き出した答えは、地下生活者とは全く異なるものだった。楽園の証明と同じで、私たちは「信じる」ことでそれに至ることができる。それだけがちっぽけな私たちに成せることで、ゆえに私たちの希望なんだと思う。

過去は取り戻せなくて、事実はすべて闇の中。しかし、それでも、「真実」だけは……!

 

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ホシノはそして、手帳を見つけ出す。

「ホシノちゃん、元気にしてる?」

「3年生になったホシノちゃんは、どんな風に成長してるんだろうね」

「どうどう?良い先輩になれた?」

「後輩の面倒は見られてる?守れるくらい頼もしい先輩になれたかな?」

「困った時に手を貸してくれる友達はできた?ちゃんと未来に向かって進めてる?」

「ちゃんと、うへ~って笑えてる?」

ユメが未来のホシノに宛てた手紙。それこそ、ホシノが至った真実だった。

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ホシノは子供のように泣きじゃくって、ユメせんぱいに抱きつく。こんなホシノはきっとユメせんぱいにしか見せないもので、本心からのホシノが現れてる気がして、すっごい泣いちゃった。

キヴォトス最高の神秘だとか、暁のホルスとか言われてるけど、結局ホシノはただの生徒で、ただの子供で。ピンク頭のアホ毛ちびすけで。それがこんな責任とか、後悔とか、苦痛に苛まれてるのはおかしいこと……あってはならないことなのです。

「みんなのためになれば良いなと思って……ずっと、ずっと」

「努力してきた、つもりです……」

「先輩がいなくなって、つらかったですけど……それでも、私は……」

ホシノは対策委員会のみんなと出会って絶望から少しずつ立ち直っていったけど、そこにはどこか張り詰めたものがあって、それにみんなも気づいてた。今のホシノは嘘じゃないけど、やっぱり本心からこうやって泣いて、弱音を吐ける相手がいなかったのはすごい辛かったろうなって思う。

ホシノは対策委員会の委員長だから、しっかりしないといけない。強くないといけない。みんなを、アビドスを守らないといけない。そんな「いけない」尽くしで自分を縛って絡め取って、そんな自分を隠すように「おじさん」になってみたりもして、今のホシノができあがってる。

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トラブルを起こして、後輩には心配をかけてばかりで……嗚咽しながらそうやって零すホシノは、たぶん先生にも見れないもので。ユメせんぱいがホシノにとってどれほど大切な人だったのか分かるし、つらいし、でもようやく言えてよかったね……みたいな気持ちでぐちゃぐちゃになってた。

 

夢が残した足跡

「私の大切な後輩は、ちょっぴり意地悪だけど……」

「本当は誰よりも優しいんだって……ちゃんと、分かってるよ」

ここで話してるのは「本当のユメ」じゃない。「ホシノの中のユメ」で、幻覚とか妄想って言われても仕方ないものかもしれない。でも、それでもやっぱり真実なんだ。ユメせんぱいと長く過ごしたホシノだから、くだらなくて失敗つづきでかけがえない思い出を積み重ねてきたホシノだから、そこには真実がある。

「会いたいです……会いたいです、先輩」

「うん……知ってるよ」

「でも、ホシノちゃんにはまだやることがあるでしょ?」

「後輩を守ってあげないと、ね」

行かないでください。ホシノは叫ぶけれど、その言葉を最後にユメせんぱいの幻は消えてしまう。ホシノは泣き……そしてユメの想いを胸に立ち上がる。

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「二人で過ごした幸せな時間も、一人になってからの時間も」

「……繋いでくれた全てを、大切にします」

「……ちょっぴり意地悪な後輩を、ユメ先輩が大切に思ってくれていたことも」

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「だから私は、もう立ち止まりません」

「進んでいきます」

「前に向かって、歩いていきます」

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「……そうですよね、先輩」

「私がいることが、その証ですから」

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よすぎ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ぼろぼろ泣いてた。よすぎ……そう……ホシノがユメせんぱいの証なんだよ……。ぜんぶがあってホシノなんだよ……ぜんぶ……ぜんぶ嘘じゃなかったんだよ……!!!

ユメせんぱいと過ごした日々も。砂漠を探し回って、ひとり苦しんだ日々も。ノノミちゃんとシロコちゃんに出会って、「先輩」になってからの日々も。セリカちゃんとアヤネちゃんも加わって、対策委員会として過ごした日々も。

これまでの全てが小鳥遊ホシノを作ってて、ホシノの成してきたこと全てが、ユメせんぱいの生きた証になる。あの思い出の証明になる。何も無駄じゃなかった。

シロコちゃんにマフラーを巻いたのだって、ホシノは「ユメせんぱいから教えてもらったことをやっただけ」って言ってたけど。それこそユメせんぱいの生きた証なんだ。

ていうかホシノは自分がどれだけ色んなひと助けてきたか自覚したほうがいいです。そこにはホシノ本来の優しさと、ユメせんぱいから受け継いだ優しさがあって……。

ホシノの中に彼女の想いは息づいていて、だからホシノはもう過去にしがみつく必要なんてない。今を生きるホシノこそが、未来に歩み出すホシノこそが、ユメせんぱいの軌跡になるんだから。一緒に未来へ連れていけるんだから。

小鳥遊ホシノこそ、ユメが残した足跡なんだから。

 

今の私は無敵です!!!

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完全復活!!したホシノはセトの雷撃から皆を守って、さらにそこでアロプラが「シッテムの箱」の秘められたシステムを解除!プロセス「ペレツ・ウザ」発動!これ以上誰も死なせない、誰も悲しませない_そして先生も大人のカードを引き抜く!新コンテンツ・制約解除決戦開始!

セトの憤怒あれば勝つる!と思ってた地下生活者はここでほあーーー!!??とスーパーパニック。そんなのチートだチート!ノーゲーム!ノーゲーム!と喚きたてる。でもそんな地下ちゃんに先生とプラナちゃんはぴしゃり。

「この世界を勝利と敗北でしか定義できない青二才に_先生として、負けるわけにはいかないからね」

『つまり、大人になりきれなかったあなたのような者に構っている時間はない、という意味です』

すっきりしたーーーー!!!!!ずっと外野からちまちまやって計画通り!小生の勝ちですぞムホホwみたいな顔してた地下ちゃんを……こうやって表現するんだ!ここで2人がばっちり言ってくれたおかげですごい心さわやかになった……。

ここで「先生は忙しいので。ちなみに、昨日も徹夜をしました」って徹夜アピするプラナちゃんがかわいい。先生は責任ある大人なので忙しいのです!

 

カムバック・うへ~

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セトの憤怒は撃破され、その雷は一帯に拡散。すると地中の鉱物がプラズマに反応し、ぱちぱちと火花を放っていく。数多の光が弾け、天へと昇っていく様は幻想的で……砂漠にお宝はあったのだと感慨に浸るホシノ。

しかしその鉱石の価値は100g1000万円という恐るべきもの!セリカちゃんズは大慌て!!しかしとまらぬ爆発の連鎖!さらにシロコクロコの喧嘩も勃発し、一行は騒がしい夜明けを迎えることに。

「おじさんがカッコつけようとすると、いつもこんな感じだよね~」

「……うへ~」

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さいこう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

3章ずっと「おじさんまたうへ~って言って……」って思いながら見てたから、ここでやっと「うへ~」聞けてないた。それを聞きたかった!

今回いろんなホシノ見てきたけど、やっぱり「うへ~」なホシノがだいすきです!!日常に戻ってきたんだーーー!!

しんみり……とはいかずにドタバタ終わるかんじもブルアカってかんじでLove……。しまらない!のがこんなに愛しい!!これが私たちのキヴォトスです!

 

世界、ホシヒナを知れ

ということで事態は一件落着。ノノミちゃんがコインランドリーいって「ふわふわのお洋服ですよ~!」してみんなが着替えてる間、先生はホシヒナがいる保健室に向かうことにす

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かわい~~~~~~!!!!!!!!!!!!

うそでしょ……まだヒナちゃんにスチルあるのぜんぜん予想してなくて最高すぎ……。

みてこれ。ホシノのこの安心しきった……あどけない寝顔!はあ……しあわせ……。ヒナちゃんの照れ顔もかわいいの極みで。これあんなにバチバチでど迫力のバトル繰り広げたふたりって信じられますか???

バチバチなふたり

あんなにかっこよくてあんなに強かったふたりが、こうやってみたらただの幼い生徒でしかなくて……こういうギャップが愛しいって思うし、そうやってふたりが誰でもない「子供」に戻れる瞬間がほんとに尊いものだって思うのです。そういう時間が少しでも多くあればいいなって思うのです。

ふたりはちょっと似てて、小さいのに強いせいでいろんな責任せおって頑張ってる子で、だからたぶん……ふたりは通じ合えるはずで、対等な友人になれる気がするのです。ホシノはずっと先輩やってきたから、同年代の友達できたら気持ち的にもすっごい楽になると思う。はあ~~~かわい。

ここでスチル使おって言ったひととかスチル描いたひとほんとに天才です。もう見てるだけで幸せ指数ぐんぐん上がってくのわかるもん。これ見たらどんな夜でもやすらかに寝つける気がする。楽園ってここにあったんだね……。

 

世界、ヒナマコを知る

ホシノは定例会議でみんなに謝罪しつつ……しれっとセリカ&アヤネちゃんのアイドルデビューを約束!5th PVみるかんじトリニティ学園祭イベなのかな~楽しみ~~!!
ホシノすっかりユメせんぱいとのエピソードも気楽に話せるようになっててよすぎだし、心の整理ついたみたいで生徒会長も引き受けたとか!

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地下ちゃんはクロコちゃんに脅されてヒィィィッ!ってなきながら引きこもり生活に戻っていった。生きてはいるけどもう本編に出ることなさそうだし、「もう関わらないでください……」しながら制約解除決戦の解説するぐらいのポジになりそう。

 

ヒナちゃんとマコトさまは一緒に列車砲こわしたみたいだけど……

「お二方は犬猿の仲だと聞いていましたが、そんな様子は微塵も感じませんでしたね」

ニヤニヤ教授!これは一体!?

ほむ?

ヒナちゃんなんだか情報部にいた頃から「雷帝」追ってるかんじあって、雷帝は後輩たちに失脚させられたらしいから……VS「雷帝」って点でマコトさまヒナちゃんは団結できるのかも。なんなら当時いっしょに活動してたりした……?

ぎゃくに雷帝の遺産ってどんだけヤバいの……もしゲヘナ編メインストーリーくるとしたら、雷帝とアビスが関わってくるのかな、とか思う。アビスはゲヘナにあるよくわかんない禁域。最終編でカヨコがちらっと触れてた「ゲヘナの預言」みたいなものあるし、まだまだ世界の危機は残ってそうです。

 

朝霧スオウという女

そしてネフティスはハイランダーと協力し、アビドスでの砂漠横断鉄道事業を一部再開するとか!ゆっくり終わっていくだけのアビドス自治区だったけど……なんだか希望みえてきた感じ!!マイナスだけだったのがプラス重ねる方向になってる!いいことです。

ちなみにスオウさんはアビドスの中学生だったぽいこと以外とくにわかりませんでした。キャラデザすっごいすきだったからちょっと残念……。「アビドスの恐怖と狂気を否定し、最強になる」みたいなこと言ってたけど、何がそうさせたんだろう。

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地下生活者の能力はたぶん精神まるごと操作……っていうより、幻覚やらで執着みたいなのを部分的に増幅するかんじだと思う。列車砲奪ったりみたいな動きは地下ちゃんに操られてのものっぽいんだけど、元となる感情みたいなのはあったはずで……。

スオウさんといえば「特定の学園に所属せずふらふらしていたところ、ネフティスに拾われハイランダー入りした」って言われてたので、アビドスに進む気はなかったけどアビドスは心のどこかで気がかりで……他の高校に進学するでもなく……みたいな感じだったのかも。

それで、だんだんとアビドスに残り続けてあがくホシノに興味とか心配とか敬意とか軽蔑とか入り混じったよくわかんないモヤモヤ抱くようになって、まあ別に気にするほどでもなかったけどそれを地下ちゃんに増幅・利用されたみたいな……?

アビドスに何らかの心残りがあるからこそ、ホシノの強さを認めた上で、それを「狂気」と見なして否定しにかかる……っていうのはありえるかもしれない。

とにかくこれは推測でしかなくって、今のとこだと情報たりないからもっと掘り下げあればいいな~!と思います。せっかく専用スチルもあるんだし!眼帯の謎とかもわかんないし!シュポちゃんズとの関係性もすきなので、出番を切にのぞんでます。

 

いまを生きるものたち

柴関ラーメンにしれっときてる連邦生徒会役員!アビドスの人口もいいかんじで増えてってるみたい。あとオペライベントにシルエットだけでてたリスがここで急に出ます!!あれなんで出なかったんだろうね??

そんなわけで人が増えると活気もでてきて……トラブルも増える!泥棒を追ったシロコと先生は、そこでしばらく連絡の取れなかったクロコちゃんと鉢合わせます。クロコちゃんは廃品を売って生計を立てつつ、自警団として活動してるみたい。たくましい。

「この苦しみも、幸せも、私の人生にとってどれも大切なもの」

「だから……苦しんで、後悔して、立ち止まるんじゃなくて……前に進むべきなんだ」

「いつまでも後ろを見てたら……みんなが差し伸べてくれた手を、握り返せないからね」

ホシノの言葉を受けたクロコ……シロコちゃんは、前に進むため皆の武器とお別れしてきたようす。そんなシロコの姿を見た先生は、クズノハを追うことを諦めて「今」の彼女を応援することに決める。

ここかなりびっくりした!!クズノハさまの存在って最終編からの伏線になってて、なんなら百花繚乱編2章までひっぱる要素かと思ってた。でもここで投げ捨てちゃう!もとからこの予定だったのかは分かんないけど、こうやって「切り上げる」ことに意味が生まれる伏線もあるんだなぁって感動した。

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亡くなった人は生き返らない。過去は変えられない。だからシロコちゃんは今を、前を見て歩み出そうとしてる。「戻す」ことが彼女の目指す幸せじゃないんだって気付いて、先生は今を生きるシロコちゃんを支えることにした。

先生はプレイヤーのアバターだし、物語の起点になったりする存在だけど、それ以前に「先生」で。生徒のやりたいことを応援するのがその役目で責任だから、驚いたけどすごい好きな選択だった。あとアヤメちゃんの行方追ったらクズノハさま関わることになりそうだし。

シロコちゃんはまた一人去っていくんだけど、その手には先生から受け取ったスマホがあった。「この苦しみも、幸せも、私の人生にとってどれも大切なもの」_そんなホシノの言葉を胸に、また一歩踏み出すシロコちゃんの表情は晴れやかで。

だからきっと大丈夫」って……シロコちゃんがそう言えるようになったことがほんとにほんとに嬉しくて、そこからの特殊ENDでまた決壊した……。

 

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……と思ったらうそビナー!?2nd PVの!!?ここで回収するの!!!?

しかもシロコちゃんいるし!!!「アビドス生徒会」所属~~~!!!?

「よし、それじゃ……」

「アビドス、行くよ!」

𝑶𝒓𝒊𝒈𝒊𝒏𝒂𝒍 𝑺𝒕𝒐𝒓𝒚 𝒃𝒚 𝒊𝒔𝒂𝒌𝒖𝒔𝒂𝒏……

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はあああーーーーー!!!感謝……かんしゃあ~~~!!!!!

なに??なんなの……途中あんなに心配したのにさ……どうなっちゃうのってそわそわしまくってたのにさ……最高のハッピーエンドじゃん……!!!

ねぇぇぇなにもうすき……ブルアカってこういうとこあるよね~~どんだけ曇らせても最後ぜったいハッピーエンドにするんだもんね。最高。だいすき。そういうとこほんとに愛してる。

オチ綺麗すぎて読後感すっきりしすぎてしばらく放心状態になってた。なんでこれ無料でみれるの????リアタイでブルーアーカイブ追える時代に生まれてよかった。ありがとうisakusan。ありがとうブルーアーカイブ。一生ついていきます……。

 

「見つからない」手帳

今回のストーリーで特に印象的だったのが、「ユメ先輩の死因」と「手帳の行方」に関する扱い方!たぶんここはいろんな先生びっくりしたと思う。

ユメせんぱいの死はエデン条約編3章から触れられてて、なんだか壮大な謎の気配が漂ってた……。おそらくそこには陰謀があって、対策委員会編3章はそれを追う物語になるんだ!とばかり思ってたし……手帳の存在が浮上してきた時点で「なるほど手帳を見つけて死の謎を明かすお話になるんだ!」って考えた。

けどどっちも違って、ユメせんぱいは本当に遭難事故で亡くなっていた。悪しき大人による記録の改ざん……!なんかは存在しなくて、本当に砂漠でさまよい倒れてしまっていた。

手帳はついに見つからなかった。物語の運び的には完全になんやかんやで最後に手帳が見つかる!って雰囲気あったし、そういう仄めかしも随所にあった。だってホシノの中で明らかに大きな謎、しこりとして描写されてるんだから、「見つかる」ことがゴール地点って考えるのはおかしくないはず。

なんならPART4でホシノが反転した時も、「手帳がホシノを戻す鍵になるのでは」って考えてる先生を多く見かけたし、私もそう思っていた。

でも_手帳はついに見つからなかった。

ユメせんぱいの死は「」という無慈悲で無機質な事実であって、そこにドラマは介在しない……。犯人捜しのミステリーもスペクタクルもなく、ホシノに「復讐」は許されなかった。犯人がいないからこそ、ホシノはその感情をどこにも逃がすことができず、遂にはその矛先を自分に向けることになってしまった。

対策委員会編3章はホシノを追い詰める物語で、ホシノが自分と向き合うための物語で。だから簡単な「解」が与えられず、ホシノは苦悩し、考え、最後には自分なりにそれを導き出すことになった。

メインキャラクターの探していたものが見つからないまま、分からないまま終わるシナリオってかなり挑戦的というか……私はほとんど見たことなくてびっくりした!

だからこそ……事実は分からなくても「真実」は得られるんだよってブルアカの答えがすっごい刺さって……!!

小鳥遊ホシノっていう一人の少女が、人間が……喪失に苦しみ、向き合い、乗り越え、前進していくその過程をすっごく丁寧に描いた章だったと思う。

isakusanはたびたび「キャラクターは記号であってはいけない」みたいなことを言ってた。つまり3章の手帳等に関しても、「キャラクターの死」は現実の死と同様の重みを持っていて、そこに「これをしたら克服、これをしたら解決」みたいな手段があってはいけないってことなのかもしれない。

だから……そんな安易じゃない答えに、ホシノが辿り着けたことを心から嬉しく、誇らしく感じます。そんなホシノにシロコちゃんも感化されて、今を生きようとしてる。この答えは今までの全てがあったからこそ辿り着けたもので、何一つ欠けても得られなかったもので……。

なんだかブルアカは、この章を通じて「人が生きていくこと」を描きたかったのかなって思うのです。

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愛しき我らの不完全

こうやってみると、アニメEDテーマ「真昼の空の月」がずっと対策委員会編3章のことを歌ってたことに気づく。

「真昼の空の月はいつも憧れるほどに美しいけれど そろそろ行かなくちゃ」

「あの日の過ちも後悔も全部全部私なんだよ」

「真冬の夜の冷たい心も 真夏の朝の気だるさも 悲しみに暮れた君の涙も 無駄なことはひとつもないよ」

「もう過ぎ去ったあの日に向かって 手を伸ばしたって触れないけれど」

「ありがとう全ての日々よ」

過ちも後悔も全部が私で、だから全ての日々にかんしゃあ!ってすっごくいい言葉。人生の理不尽さを認めながら、生きることをまっすぐに肯定してる!

ブルアカってなんでこんなに勇気くれるんだろう。人間なんてどこか不完全で、ずっと順風満帆なわけないし、迷い惑って立ち止まることも珍しくない。中には取り返しのつかないことだってあって、「あの時ああしとけば」とか、些細な選択にその後一生苦しめられることもある。「なんで今こんな自分なんだろう」とか、「昔に戻ってやり直したい」とか、そうやって不足に嘆いて、地団駄踏んで、自分を嫌って、どうしようもなさにたまらなく咽び泣くことだってあるはず。

私たちは不完全で、過ちだって犯すのに、過去を変える力はなくて。だから苦しくて、失ったものに囚われていく……それが大切なものだったなら、なおさらのこと。そう簡単に折り合いをつけれるはずがない。でも楽しかったことも、苦しかったことも、それでも足掻いたことも、ぜんぶぜんぶが今の私を作っていて。私を作ってくれたすべてに報いるために、きっと私は……私たちは生きなければいけないと思うのです。

あの日の後悔が、あの日の苦痛が消えるわけじゃないけれど、そればかりじゃなかった。それからも頑張って生きてきたし、その軌跡には誰かの想いが息づいてる。自分を作ってくれたモノごと、自分を前に進めていく_そのことに価値があるんだってメッセージはほんとにあったかくて、ピカおじはどうしようもない人間を、どうしようもなく愛してるんだなって伝わってくる。

そういうブルアカのメッセージが、人生への祝福がほんとに嬉しくて、愛しくて、そういう気持ちを伝えられるクリエイターさんたちにすごい感動を覚えるのです。クリエイターさん一人一人の努力と献身がすばらしい作品を創り上げて、それが誰かの生きる力になるのは、なんだかすっごく尊いことだと思う。

今回は立ち絵もスチルも多くてSDムービーもあって、さらにアニメもあって……!ほんとに盛りだくさんで興奮しまくりだったし、それを届けてくれた人たちがいることに……心が震えた!

誰かに感動を、興奮を、勇気を与えられるひとたちに……かんしゃあ~~!!

 

総括

02/07、04/11、06/05、06/19、7/17、7/22……と6回に分けて更新された対策委員会編3章も、これでおしまい。

ほんとたのしかった!!!ずっと分からなかったユメせんぱいのビジュが公開されてホシノの思わぬショタ後輩属性もあきらかになって大興奮したプロローグ。きがるに投入されるシュポガキシスターズ。中学生ノノミちゃんにちびシロコちゃん(ちっちゃすぎ)。

臨戦ホシノのイケメン具合にひゃだ……したり、ヒナちゃんとの最強VS最強バトルにふおーー!!!ってなったり。あそこ今思い返しても力の入り方すごすぎてすごい。そしてまさかのホシノ反転と……待ちに待ったシロコちゃん参戦!

いろんなことが立て続けで、1章の間に起きたことってぜんぜん思えない!更新のたびに驚きと興奮とカワイイがあって、おたくの喜ばせかた分かってるぜ……となりました。

対策委員会編これでひと区切りなのかな?借金あるけど大丈夫そうだし、Wシロコちゃんで時空の歪み!みたいなの起きるらしいけど勝てる気しかしない。

isakusanがブルアカの開発チームから抜けたって聞いたときはショックだったけど、こうしてアビドスの物語を完結させてくれたことにただかんしゃ……の気持ちです。isakusanはメインシナリオのいくつかを手がけて、世界観設定を作って、音楽やイラストの連動も含めて全体のディレクションをしてたひとでした。
この対策委員会編3章や最終編はその「連動」がほんとに極まってた気がして_ピカおじ最後の仕事がなんなのかはわかんないけど_最後まで素敵なものを見せてもらったなぁって気持ちでいっぱいです。

ピカおじ……神秘と謎とヘンテコいっぱいのキヴォトスを……ひとクセふたクセしかないかわいい生徒たちを……大好きなブルーアーカイブを作ってくれて……ほんとにありがとうございました!!!

さてはてお次は百花繚乱編2章かゲヘナ編か!4.5PVの偽連邦生徒会長もぜんぜん拾われてないし、よく考えたら連邦生徒会の秘密金庫もまだ襲ってません!これからの展開に期待しながら……ブルアカといっしょに生きてゆきたいと思います。

私たちの_すべての奇跡と愛があるこの世界で!

 

おしまい。

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