ゲヘナ学園
自由と混沌の学園。勉強をしようという生徒がほとんどおらず、違法サークルが乱立している。その無法ぶりゆえに外部からの評判は悪く、特にお嬢様校「トリニティ総合学園」とは歴史的な対立関係にある。
そんなゲヘナ生徒会「万魔殿」のメンバーを一挙解説する記事!
万魔殿
ゲヘナの生徒会組織。読みは「パンデモニウム・ソサエティー」。
マコトの意向で風紀委員会とは敵対的な立場にあるが、マコト以外のメンバーはそれほど彼女らを敵視していない。
羽沼(はぬま)マコト
3年生。18歳。169cm。誕生日は3/19。
議長(=生徒会長)。一般生徒からはほとんど認知されていない。
欲望を満たすためたびたび陰謀を企てるも、詰めが甘くほとんど痛い目を見ている。
エンペラー・ライオンマル・ジュニア3世という猫を愛でるが、重度の猫アレルギー。イブキにめっぽう甘い。
風紀委員会に自身の力を思い知らせようと子供じみた嫌がらせを繰り返すため、彼女たちからは「タヌキ」呼ばわりされている。
使用武器はスナイパーライフル「唯我独尊」。職人に依頼して作った正真正銘の逸品だが、実際に使用することは滅多にない模様。
先生との初対面はエデン条約編3章。
・エデン条約編3・4章
エデン条約締結には関与していなかったが、アリウスの口車に乗せられて調印式の舞台を古聖堂に指定する。
アリウスと結託すれば目障りな風紀委員会とティーパーティーを同時に排除できると考えていたようだが……アリウスから「友好の証」として譲渡された新型飛行船には爆弾が仕掛けられており……。
運良く湖に落下したことでアフロヘアーになる程度で済んだ。その後、図々しくも美容室代をティーパーティーに請求している。
・最終編
イブキの好感度稼ぎの一環として、大雪原に向かう忍術研究部を支援する。
・陽ひらく彼女たちの小夜曲
バレンタインパーティー用に議事堂を建てようとするも、温泉開発部を雇ったために爆破されてしまう。
そこで損害の責任を風紀委員会に押し付け、ヒナに恥をかかせるべく彼女にオープニングのピアノ演奏を強制。しかしパーティー当日までにヒナがピアノを仕上げてきたためその目論みは失敗に終わる。
・絆ストーリー
先生を万魔殿に引き入れるべく自身の事業手腕を見せつけようとするも、利益や契約を軽視するあまりにそのどれもが頓挫。しかしマコトにとってそれらは日常茶飯事。しれっと立ち直り、方々のトラブル解決に動き出すのだった。
・にぎにぎと ゆきゆきて
修学旅行を前に高らかに演説を行うが、参加生徒全員からスルーされていた。帰りのバスでは爆睡。
棗(なつめ)イロハ
2年生。16歳。151㎝。誕生日は11/16。
万魔殿の戦車長で、自身も「超無敵鉄甲虎丸」という戦車を駆る(マコトのネーミング。イロハは気に入っていない)。
マコトの意味不明な命令にも応じなければいけない中間管理職で、彼女のことは舐め切っている。
極度のめんどくさがり屋だが、仕事はなんだかんだきちんとこなす。イブキに甘い。
使用武器は「万魔殿制式拳銃」。戦車長であるためほとんど使わないが、それでも整備は欠かさない。
先生との初対面はエデン条約編3章。
・グループストーリー「風紀委員会」
初登場。マコトから「何でもいいからいちゃもんを付けてこい」と風紀委員会の会計監査を命じられる。イブキが転倒したことを理由に風紀委員会の来年度予算をゼロにしようとした。
・エデン条約編3章
マコトがアリウスと結託していたことなどつゆ知らず、イブキもろともあえなく飛行船爆破に巻き込まれる。
・不忍ノ心
魑魅一座に攫われたイブキを救出するため、忍術研究部と行動を共にした。
・絆ストーリー
マコトから「先生を誘き寄せて万魔殿に引き入れろ」と命令を受け、シャーレに訪れる。業務を口実にシャーレでサボろうとするイロハは、多忙な先生をサボりの道へ誘惑。秘密の休憩スペースで「共犯」関係を結んだりする。
・最終編
マコトの指示を受け、忍術研究部を支援するため虎丸を駆り出す。
・にぎにぎと ゆきゆきて
イブキを泣かせた魑魅一座を撃退。先生の意図を即座に汲み取り、「これは催しだから」と怯えるイブキを宥めた。
丹花(たんが)イブキ
1年生。11歳。128cm。誕生日は4/14。
純真な幼女。ゲヘナ初等部所属であったが、能力を認められて万魔殿に加入した。マコトやイロハたちから愛でられている。
使用武器は「バンバーン!ちゃん」。万魔殿の先輩から受け継いだ制式小銃に、イブキがお気に入りのステッカーやアクセサリーをつけたもの。
・不忍ノ心
勘違いから魑魅一座・気まぐれ流に攫われることとなってしまうが、忍術研究部によって無事救出される。
・最終編
マコトに頼み込んで、大雪原に向かう忍術研究部の支援に赴いた。
・陽ひらく彼女たちの小夜曲
ヒナやキララ、エリカとかくれんぼをして遊ぶ。パーティーではマコトに選んでもらったドレスを着用。
・絆ストーリー
進路調査書を前に迷うイブキは、先生と一緒に職業体験。そして「先生みたいな大人になりたい」という自身の夢を見つけ出し、先生を”イブキの算数教室”に招くのだった。
「ここに!アイスクリーム2コと、プリン1コがあります。全部で何個でしょうか~?」
「正解は~……『おやつが3個もあったらすっごく幸せ~』だよ!」
・にぎにぎと ゆきゆきて
ウミカたちの応援に赴いたところ、魑魅一座のおどろおどろしい仮装を目撃し泣き出してしまう。しかし皆に宥められ、無事元気を取り戻した。
京極サツキ
3年生。17歳。172cm。誕生日は4/10。
情報部長。「NKウルトラ計画」と称して催眠術の習得に励む少女。
虫と怖いもの、痛いことが大の苦手。痛みを避けるため、また大切な人たちが傷つかないようにするため、催眠術によってキヴォトスに平和をもたらそうとしている。
使用武器はピストル「NKデルタ」。威力よりも取り回しのしやすさに重点が置かれている。
・エデン条約編3章
姿のみ登場。
・最終編
初登場。催眠術を用いてゲヘナ自治区の避難誘導に貢献する。なお、ゲヘナ生は「面白そうだから付いていった」だけで、催眠にはかかっていなかった様子。
・陽ひらく彼女たちの小夜曲
なぜか催眠術がマコトに妙な作用を及ぼす。にこにこと笑うマコトにドン引いていた。
・にぎにぎと ゆきゆきて
魑魅一座の仮装に腰を抜かし、催眠術で対抗しようと試みていた。
・絆ストーリー
万魔殿への協力を取り付けるため、先生にさまざまな「拷問」を行うサツキ。爪を切ったり、白い服でカレーうどんを食べさせたり、動画広告のスキップボタンを押せなくしたり……しかし先生はまったく動じる様子がない。
なら催眠!と紐に吊るしたコインを揺らしてみるも、今度はサツキ本人が術にかかってしまう。サツキはそこで、自身が痛みに弱いこと、NKウルトラ計画の最終目標が「世界平和」であることを白状させられるはめになるのだった。
元宮チアキ
2年生。16歳。167cm。誕生日は9/22。
元気いっぱいな書記。イブキの可愛さを世に広めるべく、マコトと共に「週刊万魔殿(ぱんでも)」を無償発行している(印刷費は万魔殿の予算から)。
使用武器はライフル「カメラブリッツ」。フラッシュサプレッサーに手を加えているため、銃口から派手な炎を放つ。
・エデン条約編3章
姿のみ登場。
・陽ひらく彼女たちの小夜曲
初登場。万魔殿メンバーの写真を撮りまくる。
・にぎにぎと ゆきゆきて
その場の気分でマコトを讃えるが、基本的に扱いは雑。
・絆ストーリー
明るく前向きな性格のチアキは、「週刊万魔殿」の取材を通じて多くの友人を作っているようだ。
そんな彼女の趣味は、「色んな人と会って、色んな人と喋ること」。歴史研究部、キャッチボール同好会、ボードゲーム研究部、グルメ巡り同好会、火力研究部……多くの部活を掛け持ちしながら、週刊誌の編集もこなすチアキのバイタリティに先生は感服するのだった。