百鬼夜行にゲヘナがやってくる!ウミカ主役のイベントストーリー「にぎにぎと ゆきゆきて」を読み返そうって記事!
本編は2024/03/27に公開された。
①
久しぶりの平穏を噛み締めるカホのもとに、突如として「ゲヘナ学園からの修学旅行」の話が舞い込んでくる!百鬼夜行を旅行先に選んでくれたこと自体は喜ばしいが……ニヤがすっかり忘れていたせいで、手続きの一切が進んでいない!さらにはゲヘナ風紀委員会と百花繚乱の会合までが執り行われるとのことで、カホは倒れそうになりながらもその対処に奔走することに。
そんな陰陽部から修学旅行の進行を任されたのが、お祭り運営委員会であった。こうしたイベントの計画はシズコが担ってきたのだが、彼女は現在トリニティに出張中……。困り果てたウミカは、ひとまず先生と修行部に協力を仰ぐのだった。
②
そして迎えた修学旅行当日。暴走する温泉開発部、好き勝手に動く美食研究会、暗躍する魑魅一座……不測の事態と慣れない業務に翻弄されるウミカだったが、フィーナ・ツバキ・カエデやゲヘナ帰宅部のキララ・エリカに助けられ、なんとかこれを乗りこなしていく。
一日目をようやく乗り切り、自身の不甲斐なさやシズコへの甘えを痛感したウミカは二日目の「神木祭」で名誉挽回を図ろうとする。しかしそこにアラタたち魑魅一座が登場!「百鬼夜行のお祭りは百鬼夜行のものであり、ゲヘナのために日程を変更するなんて言語道断」……などと主張する彼女らは、儀式用の花火を昼間に打ち上げてしまおうとする!
③
ウミカは魑魅一座を阻止せんとするも、戦闘の余波であえなく花火は暴発。火の手は周囲の建物にまで広がっていく。名誉挽回に焦るばかりに、花火を先んじて持ち込んだのが失敗だったのか?そもそも、このような大役を軽率に引き受けたのが間違いだったのかもしれない……と自責の念に苛まれるウミカ。
しかしそんな彼女とは裏腹に、ゲヘナ生はまったく動じていなかった。彼女らにとって爆発など日常茶飯事なのだ。ウミカはシズコもまた周りの人に頼っていたことを思い出し、皆の協力のもとこれを「イベントの一部」として演出してみせる。
するとゲヘナ生は楽しげに鎮火作業へと参加し、やがて百花繚乱と風紀委員会も駆けつけて事態は一件落着。神木祭は無事取り行われ、波乱のゲヘナ修学旅行はその幕を閉じるのだった。
後日。帰ってきたシズコより功績を称えられたウミカは、喜びとともにまた新たな「お祭り」の企画へと動き出す。
「先生。百鬼夜行に来たら、いつでも私たちの元を訪ねてください」
「その時は必ずや……今回よりもっと素敵な、最高のお祭りをお見せしますから!」