総力戦ストーリーをふりかえりつつざっくり解説してみる記事！設定とかいろいろ整理する！！
総力戦：ビナー
“神の存在を証明できれば、その構造を分析し、神を再現することも可能である。"
荒唐無稽とも思われるその研究を「ゲマトリア」と呼ばれるものたちが支援し、神の存在を証明するための超人工知能＿＿対絶対者自立型分析システムが作り出された。
長い年月の果て、研究所が水の底に沈んでなおそれは稼働し続け……ついに証明を完了した。
黒服は告げる。再現された神の到来を。音にならない聖なる十の言葉＿＿『デカグラマトン』の到来を。彼の者は己の神命を予言する10人の預言者と接触し、神聖な道である「パス」を拓いた。彼の者自身の神性を証明するその過程は、真理の摂理へ至る道……すなわちセフィラである。
そしてアビドスの砂漠に、デカグラマトン第三の預言者『ビナー』が現れた。
そのパスは理解を通じた結合。 その異名は「違いを痛感する静観の理解者」。
☆ビナー解説
むかし、ミレニアムの廃墟区域では「神様を分析する人工知能」が開発されてた。神様を理解して、証明したら神様も再現できちゃうんじゃないの？って。
それを面白いねぇ！って言って支援してたのがゲマトリアという組織。
黒服たちは別にこの「ゲマトリア」と関係ないんだけど、スタンスとかが似てるからおんなじ名前を借りてるらしい。ややこしいね。けどむかしのゲマトリアは本編に出てこないし覚えなくてもいい気がする。
で、けっきょくなが～～い年月が経って研究所あった地区は廃墟になるし、水没もする。そこでようやく人工知能は証明を終えて、自分こそ神様だーーっ！って言って聖十文字（デカグラマトン）を名乗り出します。
そしておれ神様なんですけど！を証明するために、他の人工知能を「預言者」っていう存在に作り変えていくようになります。生命の樹のセフィラをなぞって神に至る道を証明したい……らしい。
デカグラマトンとそれに影響を受けた「預言者」は生徒じゃないのになんでかヘイローを持ってて、じっさい神様に近いパワーをGETしたらしいことが示唆されている。
あとここでの黒服の解説、実はちょっと間違ってます！ゲマトリアもキヴォトスを研究してる段階なので、推測とか憶測で語ってる部分が大きいみたい。
詳しくは『特殊作戦 デカグラマトン編』にて！
総力戦：ケセド
かつて廃墟の軍需工場をコントロールし、無限の軍隊を生産していたDivi:Sion Systemにデカグラマトンが接触した。第四の預言者『ケセド』の誕生である。
そのパスは権力を通じて動作する慈悲。その異名は「慈悲深き苦痛をもって断罪する裁定者」。
☆ケセド解説
Divi:Sion Systemはパヴァーヌ編1章にでてきたコンピュータのこと。モモイのセーブデータ消してG.Bibleくれたひと。ひと？
この時点ではDivi:Sion Systemの役割も曖昧なんだけど、パヴァーヌ編2章でいろいろ明らかになる。あの廃工場ってもともとDivi:Sion（うねうねロボット軍団）生産してたんだね。
で、今回Divi:Sion Systemはデカグラマトンの接触を受けてケセドになっちゃった。もううねうねロボット軍団は作られないっぽい。けど既に生み出されたやつらが割と廃墟うろうろしてるっぽい。なのでリオ会長がミレニアムに来んなーー！！ってがんばってたっぽいね。
シロ&クロ
「お初にお目にかかる、先生」
「私はマエストロ。ゲマトリアの中ではそう呼ばれている」
マエストロは語る。幸せ、歓喜、熱望、怒り……全ての感情は、原初たる「根源の感情」の複製として現れているのだと。
スランピア＿＿この閉鎖された遊園地には、かつての多くの人々の歓喜が残滓として残っている。そしてそれらの複製(ミメシス)が捨てられたドールに宿り、今ここに顕現した。 神秘の別側面として恐怖の属性を持った歓喜のレプリカだ。
「さあ、先生。どうか、喝采の準備を」
☆シロ&クロ解説
マエストロ初登場。キヴォトスには崇高と呼ばれる概念があって、崇高は「神秘」と「恐怖」のどっちかの形で現世にあらわれるらしい。
で、その「神秘」があらわれたのが生徒だ。これは総力戦ヒエロニムスで使われる例えでもあるんだけど、「コイン＝崇高」「コインの表＝神秘」「コインの裏＝恐怖」と考えると分かりやすい！
いったん決定した属性はそう簡単に裏返ることはないんだけど、黒服は対策委員会編でホシノに「恐怖」くっつけようとしたし、あと最終編みたいなこともあるしで、外部の力が関わるとそこらへんも変わるっぽい。
もとの話に戻ると、複製（ミメシス）はむかしあったものを再現する現象というか、オバケみたいなもの。生徒とはちがって「恐怖」の形で現れた崇高みたい。
マエストロはこれをたぶん……意識的に呼び出すことができるんだと思うけど、直接的な描写がないからよくわかんない。自然発生もするっぽい。
総力戦ストーリーってたのしいよね……。オタクは設定がすき。
