『マブラヴ ガールズガーデン』のメインストーリー6章「月下に咲くは白百合の旗」を読み返そうって記事!(今回の内容は「ドロテア・カークランド」ルートに準拠します)
※前回のストーリーはこちら
①ピクシス・マスール

ユーロ・タワー校舎の「皇統祭」に招かれた指揮官は、そこでピクシス・マスールの見事な儀礼演舞を目の当たりにする。
しかし何やら、これが彼女たちの最後の晴れ舞台になるというのだ。
……ノヴァセレス議会は昨今、貴族制の段階的な廃止に向けた政策を進めている。そしてユーロ・タワーでは、融和の象徴として身分に関係ない実力本位の精鋭チーム「アークトゥルス」を編成することとなった。
そこで貴族としての最高位「公爵」の身分を持ち、ユーロ・タワーのエースパイロットであるドロテアがそのリーダーに抜擢されたのだ。
ドロテアが居なくなれば、彼女を屋台骨とするピクシス・マスールも解散……というわけである。
だがミリアム、ケイト、ハリエットたちは、アークトゥルスのメンバー選考会に勝ち抜くつもりでいた。
★ピクシス・マスール
ドロテア・カークランド
誇りと品格を備えたリーダー。157cm。ノヴァセレス出身。
カークランド公爵家の一人娘。上に立つべき人間としての責務を大切に考えて、誰からも尊敬されるように振る舞う。
リュシーとは幼い頃からの親友同士で、姉のように想っている。
庶民の料理に目を輝かせるタイプのお嬢様。
リュシー・ムーアクロフト
ドロテアに仕えるメイド長。164 cm。ノヴァセレス出身。
かつて孤児院での暮らしに馴染むことができず、一時期は誰にも心を開かず路上生活を送っていた。
しかしある日、川で溺れかけたドロテアを助けたことをきっかけに彼女の親友兼メイドとなる。
ドロテアのことは「お嬢」と呼び、彼女を傍で支えることに生き甲斐を見出している。3人のメイド見習いに対しては保護者のような立場。
ミリアム・ヘイワード
元気なボクっ娘。147cm。ノヴァセレス出身。
下級貴族の生まれで、暮らしぶりは平民とほぼ同じ。ある事件からドロテアを尊敬し、メイド見習いとなった。
趣味は漫画集め。木登りも得意。愛称は「ミリィ」。
ハリエット・ミルズ
毒舌家の少女。146cm。ノヴァセレス出身。
下級貴族の生まれ。多忙な両親の元で一人で過ごしてきた事から、内向的で人見知りな性格となった。運動も苦手。
チームメンバー以外には警戒心が強いが、根は真面目で情が深い。
絵を描くことが得意で、雑学を調べるのが趣味。愛称は「ハリィ」。
指揮官のことを悪人扱いする。
ケイト・フルニエ
オドオドとした少女。150cm。ノヴァセレス出身。
中級貴族の生まれ。「実家がちょっと体育系」らしく、やたら運動神経が良い。ドロテアを侮辱した相手には容赦しない。
かつて自分たちを救ってくれたドロテアやリュシーに憧れ、メイド見習いとなった。
動物を好むが、ペットを飼い育てる自信はない。
愛称は「ケイ」。
現在の優勝候補は、平民出身者で構成されたフォーマンセルチーム「ユニティエッジ」だ。中でもリーダーのクラウディア・ヴァーグナーはドロテアにも匹敵する実力者だという。
ドロテアを慕うミリアムらは、クラウディアにも勝てるよう鍛えてほしいと指揮官に頼み込んでくるのだった。
②限界突破

現状では、クラウディアを超えるというのは厳しいように思えた。彼女らも決して弱くはないが、才能の限界まで磨き切っている。これ以上となれば……。
だが懇願されては弱いし、神楽も「この仕事を果たせば自身の秘密を全て打ち明ける」という。
そんなわけで、指揮官は3人に煌晶帯での戦闘訓練を命じることに。極限状況下で肉体と精神のリミッターを外す策だ。
……ミリアムらがドロテアに執着するのは、その過去に理由があった。
3人は下級貴族として生まれ、平民と変わらない暮らしを送っていた。そのために、ユーロ・タワーの一部生徒からは見下され、虐められていたのだ。
そこに割って入り、彼女らを救ったのがドロテアだった。
ドロテアのような誰かを守れる立派な人間になりたい。自信に溢れた人間になりたい。ある種の英雄視で、憧れであり依存だった。
だがその「好き」という熱量こそが、ミリアムらに無制限の力を与えるはずだ……!
③融和の象徴

訓練の甲斐あって、ミリアムらはユニティエッジとの模擬戦に勝利を収める。だがそこで、リュシーは苦しげに打ち明ける……ピクシス・マスールは選考会からの「辞退」を強いられていたのだと。
ピクシス・マスールがそのまま勝ち抜けば、アークトゥルスは「融和の象徴」たりえない。上層部の理想は、ドロテアと平民4人からなるチームなのだ。
リュシーはドロテアに代わって真実を告げるつもりでいたが、傷つけてしまうことを恐れ……躊躇しているうちに、ミリアムらが指揮官を呼んでしまったのだという。
これまでの行いが無駄だったと分かり、挫けそうになるミリアムたち。
しかし指揮官は、そんな彼女らを叱咤する。ドロテアと離れ離れになるのは受け入れるしかない……その上で何をすべきか考え、立ち上がれと。
そして3人は、沈黙ののち……同じ答えへと至るのだった。
④親離れと子離れ
選考会の結果、アークトゥルスにはユニティエッジの4人が収まる形となった。
だが指揮官はミリアム、ケイト、ハリエットらと共にその発足発表会に乱入!
パイロットとして名誉を回復するためとして、アークトゥルスに対し決闘を申し込む!そしてドロテアとクラウディアは、その挑戦を引き受けるのだった。
機上槍試合。それは実機と実弾を使う、命懸けの決闘だ。やがてリュシーもドロテア側に参戦し、勝負は3VS3に発展する!
……ミリアムたちが出した答え。それは、ドロテアから学んだこと、感じた誇りを大事に抱え、「いってらっしゃい」を言うことだった。
安心して次に向かってもらうために、ドロテアが後ろ髪を引かれぬように。決闘とはすなわち、彼女らなりの恩返しの機会なのだ。
そしてクラウディアも指揮官に呼ばれて事情を把握し、今回の「決闘」の成立に一役買っていた。
ドロテアは少女たちが既に自らの庇護を必要としない、誇り高い騎士に育っていたのだと気づき涙するのだった。
⑤ノブレス・オブリージュ

そして決着の直前……学園内に「コード991」の警報が鳴り響く!それはメイズシフターの大規模スタンピード(大量発生)を告げるものであった。
なんと複数のメイズポータルからメイズシフターが溢れ出し、ザルトゥーム学園めがけて一斉進行を開始したというのだ!神楽と指揮官は、「双頭の斧」による誘導を疑う。
さらには穿光属種までもが地上に現れ、生徒たちは混乱に陥る……。その危機的状況下にあって、指揮官の助言を受けたドロテアは己の「成すべきこと」を再認識する。
……幼い頃、川に溺れかけたドロテアを救ったのは孤児のリュシーだった。
それはリュシーにとって何ら特別なことではなかったが、「相手が誰であろうが、弱き者に無条件で手を差し伸べる」その姿勢にドロテアは心打たれた。彼女のような気高い人になりたいと思った。
かつてリュシーから教えられたこの誇りを、想いを伝えること……それが貴族社会が終わりつつある時代で、ドロテアが果たすべき使命なのだ!
ドロテアは強い決意と共に、大型穿光属種を撃破してみせるのだった。
⑥新生アークトゥルス

間もなくトレブルクインテットやトリニティ・ジュエルらが救援に駆けつけ、カオスメイデンも双頭の斧による対メイズシフター誘導装置「サイレン」を停止させた。
かくしてメイズシフターの大部分は巣に引き返し、スタンピードは終結を見るのだった……。
今回の一件を受け、ピクシス・マスール及びユニティエッジの解体は取り消しとなった。急造チームによる運用は、増加するメイズの脅威に対応しきれないと判断されたためだ。
その結果……ピクシス・マスールとユニティエッジの連携協力体制を「アークトゥルス」と呼称する、ということで落ち着いたようだ。
ピクシス・マスールの5人はこれまで通り……しかし新たな誇りを胸に、再び走り始めたのだった。
