補習授業部
落第の危機にある生徒を救済するため臨時的に設けられた部活動。シャーレの先生が顧問を務める。
そんな補習授業部のメンバーを一挙解説する記事!
※本記事にはエデン条約編1~4章、最終編の内容が含まれます。未読の方はご注意を!
阿慈谷(あじたに)ヒフミ
2年生。16歳。158㎝。誕生日は11/27。
部長。「モモフレンズ」のキャラクター・ペロロ様をこよなく愛する女の子。穏やかで思いやりのある性格のために友人が多く、ティーパーティーのナギサとも交流がある。自身の平凡さを気にしているが、好きなものにかける情熱と行動力はきわめて非凡。
使用武器はピンク色のアサルトライフル「マイ・ネセシティ」。他のお気に入りグッズと同様、外出時には欠かせないヒフミにとっての“必需品”である。
先生との初対面は対策委員会編1章。
・対策委員会編1~2章
ペロロ様の限定グッズを求め、校則で立ち入りが禁止されているブラックマーケットに足を踏み入れる。
そこで偶然居合わせた対策委員会にピンチを救われ、彼女らの頼みでブラックマーケットを案内することに。流れで銀行襲撃にも参加し、「覆面水着団のリーダー・ファウスト」という妙な設定を付けられてしまう。
その後アビドスの窮状をナギサに告げ、借り受けた牽引式榴弾砲を用いて対策委員会のホシノ救出を支援した。
なおこの際、「ファウスト」の名と覆面(たい焼きの紙袋)を用いることでトリニティとの無関係を装っている。
・絆ストーリー
どこかひねくれていたり、変な所があったりするモモフレンズのキャラクター。しかしヒフミは、むしろそうした「普通ではない」部分に憧れてしまうのだという。
・エデン条約編1~2章
ブラックマーケットに赴き、銀行強盗団のリーダーとして活動していたことがナギサの耳に入り「補習授業部」に入部させられる。(※表向きには、ペロロ様のゲリラ公演を優先して定期試験をサボったことが補習授業部入りの理由となっている。)
勉強については特別得意でも苦手でもないという塩梅で、部長に任命されたこともあり先生と協力して学習計画の立案や模試の作成などに取り組んでいた。
ナギサから「裏切者」の捜索を依頼されながらも、皆を信じ全員での合格を目指そうとする。
・夏空のウィッシュリスト
アズサが海に行ったことがないと知り、彼女に最高の夏を体験してもらうため学園の戦車(クルセイダーちゃん)を無許可で拝借しようとする。
そこで正義実現委員会との戦闘になるも、ハスミから「ツルギとマシロを同行させる」ことを条件に貸出許可を与えられることに。
なぜかその後クルセイダーちゃんを私物化している。ドラテクがすごいらしい。
・絆ストーリー(水着)
水着を選びにショッピングモールへ赴いたヒフミは、自分の地味さを気にするあまり過激な牛柄水着を手に取ろうとする。しかし先生に窘められ、フリルの付いたガーリーな水着を購入することに。
・エデン条約編3章
サオリの殺害を決意したアズサから「もう同じ世界にはいられない」と唐突に別れを告げられ、自分には何もできないのかと悲嘆に暮れる。
しかしハナコやコハル、先生の言葉を受けて奮起。対策委員会の協力を仰ぎ、「犯罪組織のリーダー・ファウスト」の名を自ら名乗ることでアズサの傍に並び立とうとする。そして「自分たちの物語は自分たちで描いていく」のだと言い放ち、アズサを勝利に導いた。
事件解決後はまたもペロロ様のコンサートを優先して試験を休んでしまい、補習授業部に舞い戻ることに。
・キヴォトス晄輪大祭
キャタピラレースに出場。二人三脚(難易度・普通)ではアズサと息の合った走りを見せ、勝利を収めた。
障害物競走ではペロロ様グッズを追いかけて1位に。
・最終編
クルセイダーちゃんに乗り、アズサとともにD.U.シラトリ区を巡回。美食研究会やカイテンジャーと共闘したのち、生のペロロジラを目の当たりにすることとなった。
白洲アズサ
2年生。16歳。149㎝。誕生日は12/26。
とある学校を中退し、トリニティに転校してきた少女。
転校当初は「自分の存在は周りに迷惑をかけてしまうのではないか」という恐れから人との関わりを避けていたため、氷の魔女などと噂されていた。
しかし根は寂しがり屋であり、さらには可愛いものに目がない。現在はヒフミに勧められたモモフレンズのキャラクターに熱中している。
使用武器はアサルトライフル「Et Omnia Vanitas」。銃身には「Vanitas vanitatum et omnia vanitas.(全ては虚しい。どこまで行こうとも、全てはただ虚しいものだ。)」の文字が刻まれている。
その正体はアリウス分校の訓練を受けたゲリラ戦のプロフェッショナル。
アリウスの歪んだ教育に晒されながらも、かつて見た”コンクリートに咲く花”に強く影響を受け「それがたとえ虚しいことであっても、抵抗することを止めるべきではない」という独自の思考に辿り着いている。
先生との初対面はエデン条約編1章。
・エデン条約編4章(過去エピソード)
アリウスの教官に反抗的な態度を取り、体罰に晒されていたところをサオリに救われる。サオリからゲリラ戦術を叩き込まれ、のちにアリウススクワッドの一員となった。
が、サオリによれば「スクワッドの仲間にさえ心を開かず、孤独を貫いていた」らしい。
やがてサオリからトリニティとの和解の象徴となる任務を与えられ、転入に向けた準備を進めることに。しかしベアトリーチェの意向により、蓄えた知識をセイア襲撃に用いることとなる。
・エデン条約編3章(過去エピソード)
サオリから「ヘイローを破壊する爆弾」を渡され、セイア暗殺作戦に投入される。
しかし予知夢によって襲撃を察知していたセイアから、心の奥の迷いを見抜かれ助言を受けることに。セイアの指示に従い、彼女の部屋を爆破。作戦の成功を演出し、セイアの身柄をミネに託した。
その後、ミカの手引きによりスパイとしてトリニティに転入させられるも、ナギサ襲撃を阻止すべくアリウスには偽の情報を流し続けていた。
・エデン条約編1~2章
ほどなくして、不自然な経歴をナギサに疑われ「補習授業部」に入部。
アリウスでは殺人術しか学んでこなかったため当初は成績が振るわなかったが、ヒフミやハナコに勉強を教わるなかでみるみる知識を吸収していった。
またこの際、ヒフミから貰ったモモフレンズのキャラクターに一目惚れしている。
やがて絆を深めた補習授業部の仲間たちに自身の正体を明かし、共にナギサ暗殺を阻止してみせる。
・絆ストーリー
アリウスでの習慣を捨てきれないアズサは、トリニティに少しでも馴染むためにと先生に街の案内を依頼する。
スイーツ店やゲームセンター、フードコートにカラオケ、映画館……ショッピングモールを巡るなかで、アズサは様々な「初めて」と出会い、目を輝かせていく。
そして先生に勧められ、モモフレンズのぬいぐるみショップにおずおずと入店したアズサは、ぬいぐるみの可愛さに思わず悶絶するのだった。
・夏空のウィッシュリスト
ヒフミに連れられ、人生初の海へ。マシロと意気投合し、砂の城塞を築いたりスイカを狙撃するなどして遊ぶ。
・絆ストーリー(水着)
初めての海に緊張してしまうアズサだったが、先生の言葉を受けて次第に心から楽しめるようになっていく。 限定焼きそばを一緒に食べたり、“何もない”贅沢な時間を噛み締めたり……。そして夕焼けに煌めく海を見つめながら、アズサは「先生がいてくれるから今は全然不安じゃない」と笑みを零すのであった。
・エデン条約編3章
事態収拾の術が条約の主体たるサオリの抹殺しかないと悟り、ヒフミに別れを告げて「人殺し」に堕ちる覚悟を固める。
ヒフミから貰ったペロロ博士のぬいぐるみに「ヘイローを破壊する爆弾」を仕込み、サオリを強襲。大切な友情の証を人殺しの道具としてしまったことで一度は心挫けそうになるも、「それでも諦める理由にはならない」と立ち上がる。
自身の戦術を知り尽くすサオリに圧倒されるも、ヒフミをはじめとする大切な友人たちに支えられて奮起。古聖堂地下でサオリと一騎打ちを繰り広げ、ついに勝利を収めた。
事態の収束後には「次の試験範囲の内容は習っていない」ということで再び落第スレスレの点数を叩き出してしまい、補習授業部に舞い戻ることに。
・エデン条約編4章
「敵対することにはなったが、それでも確かに家族だったから」とアリウス修復作戦に協力。シスターフッドらにカタコンベの情報を提供する。
・最終編
ヒフミと一緒にD.U.シラトリ区を巡回。ペロロジラに驚愕する。
浦和ハナコ
2年生。16歳。161㎝。誕生日は1/3。
清楚な見た目とは裏腹に、堂々と下ネタを連発する危険な少女。先生やヒフミたちはいつも気が気でない。
使用武器はアサルトライフル「オネストウィッシュ」。その名の由来は、彼女自身にしか分からない。
先生との初対面はエデン条約編1章。
・エデン条約編2章(過去エピソード)
試験では満点以外取ったことのない学園きっての才女で、トリニティ上層部からも注目を浴びていた。その高い知性と品性は次期ティーパーティーとしても申し分なく、トリニティの各勢力から引っ張りだこの状態であった。
しかし望んでいたのは、何の変哲もない女子高生の青春。嘘と美辞麗句に塗れた政治の世界などでは決してなかった。
ただ人より少し頭が回るというだけで、望まぬ世界を押し付けられてしまう……その状況に絶望したハナコは、やがて水着で学園を徘徊するなどの奇行に及ぶようになる。
試験ではあえて赤点ばかりを取り、見放されようとした。陰鬱で暗澹とした学園生活を送るくらいなら、いっそ退学してしまおうと……。
・エデン条約編1~2章
その豹変ぶりをナギサに疑われ、補習授業部に入部。
やはり意図的に赤点を取っていたが、合宿を通じて他の部員たちと絆を深め、本心からの笑顔を取り戻していく。
そしてナギサの目論みを知ると、ふざけてはいられないと本領発揮。満点ばかりを叩き出し、アズサやコハルに対しても積極的に勉強を教えるようになる。
そしてミカこそが真の裏切り者であるという結論に達すると、シスターフッドに協力を要請。ナギサ暗殺を阻止し、ミカに投降を促した。
・絆ストーリー
ハナコのイタズラに翻弄され続ける先生は、そんなある日にベンチでひとり佇む彼女を目撃する。どうやら彼女はまたも虚飾で彩られた言葉を受け取り、憂鬱な気分に陥っていたようだ……。
しかしハナコはそうした「息苦しさ」を打ち明けることができたことを喜び、これからもときおり他愛のない話に付き合ってほしいと先生にお願いするのだった。
・夏空のウィッシュリスト
シスターフッドから資料整理の手伝いを頼まれてしまい、ヒフミやアズサに同行できず。エデン条約編2章で助けてもらった際に「代わりに何か一つお願いを聞く」とサクラコに約束していたので、ぶつくさ言いながらも仕方なく作業に従事する。
・エデン条約編3章
ミカの語った動機に納得できず、彼女の本心を推し量ろうとする。その推理は当たっていたものの、ただ罰を受け入れようとするミカからは否定されてしまう。
その後、調印式爆破にともなう分派同士の衝突を鎮めるためサクラコ代行としてシスターフッドを指揮。トップを失いパニックに陥った各組織の統制を取るべく奔走する。
僅かな手がかりから事態の全貌を把握するという地頭の良さを発揮するも、自分にはそれを止める手立てがないと悟り歯噛み。しかし友人を助けたいという思いからヒフミ、コハルとともにアズサのもとに向かった。
事件解決後は、3人がまたも落第寸前であると知り点数操作。「仲間外れはいけず」などとして自ら補習授業部に復帰する。
・エデン条約編4章
趣味である深夜の水着徘徊に勤しんでいたところ、知らせを受けてアリウス自治区解放に協力。カタコンベ突破の手掛かりを求めて古書館を訪れ、ウイに聖徒会の地図復元を強いた。
・キヴォトス晄輪大祭
開会式の選手宣誓を担当し、そこで例のごとく問題発言を炸裂させた。「大玉転がし」「玉入れ」「お玉レース」では大活躍を見せる。
・最終編
「色彩」という全く未知の脅威に対抗するため、トリニティの各組織から情報を掻き集めてその正体や能力についての推論を立てていく。
記憶力に優れることから「虚妄のサンクトゥム攻略戦」においてはトリニティの代表として作戦会議に参加。
対ヒエロニムスの作戦立案も行い、アリウススクワッドからの支援の申し出も「共通の友人がいる」という理由から受け入れた。サクラコのハイレグレオタード姿に戦慄したりもする。
ウトナピシュティムの本船にもオペレーターとして乗船。リオを追い出そうとするヒマリを諭し、二者を協力させた。
・隠されし遺産を求めて
シスターフッドが無人島の遺跡探索に手こずっているという情報を掴み、ウイを助けるという名目で夏の海辺に向かう。そこには、ただ一人の女の子として青春を楽しみたいという思いがあった。
調査を終えたのち、補習授業部の皆で念願の水遊びを楽しむ。
・絆ストーリー(水着)
「……私はただ、この心地良さを手放したくないだけなのです」
「ここでは__他人にどう思われるのかとか、自分に何を求められているのかとか……そうした細々としたことを気にする必要もありません」
トリニティより離れた無人島。何も着飾らない緑と海に囲まれて、ハナコもまたありのままの自分をさらけ出す。ハナコは気恥ずかしさを振り切り、「今の私がいるのは先生のおかげ」「皆とこの島に来れてよかった」と飾らぬ本心を吐露するのだった。
「……先生。これからも、よろしくお願いしますね」
下江コハル
1年生。15歳。148㎝。誕生日は4/16。
Hな雑誌を密かに集めており、日常生活においても些細な単語から妄想を膨らませては「エッチなのはダメ!死刑!」と叫んでいる。ハナコにとってはからかい甲斐のある相手。
補習授業部入りとなる前は正義実現委員会に所属しており、憧れのハスミと共に働けることに強い誇りを抱いていた。
主に押収品の管理を担っており、Hな雑誌についても「これは没収したやつだから」と頻繁に言い訳している。
プライドの高さに反して極度の人見知りで、友人もあまり多くない。
使用武器はスナイパーライフル「ジャスティス・ブラック」。
先生との初対面はエデン条約編1章。
・エデン条約編1~2章
勉強を苦手としながらも、自身のプライドを保つために「あえて上級生用のテストを受ける(そして赤点を取る)」という珍妙な行動に及んでいた。
その矢先、ナギサによって正義実現委員会の動きを牽制するための「人質」として補習授業部に入部させられる(正義実現委員としての活動は休止)。正義実現委員会のNo.2という立場にありながら、ゲヘナへの強い敵愾心を持つハスミの存在はナギサにとって無視できぬものだった。
はじめは「自身はエリートである」とかたくなに主張していたが、退学の危機が迫っていると知り、過酷な状況の中で弱音を吐露する。
補習授業部でも特に成績が低く安定しなかったが、努力を重ねた末にとうとう特別学力試験を突破してみせる。
・絆ストーリー
コハルは徹夜で仕事をしているという先生を無理やり呼びつけ、勉強を見てもらったお礼にとクッキーを手渡す。
「他意はないから!別に変なものとかも混ぜてないし……“先に一つあげるね”とかしても意味ないんだからね!?」
毎度の如く妄想を飛躍させていくコハルに対し、先生はちょっとお灸を据えてやろうと壁ドンならぬ「靴箱ドン」を行う。
(あれっ……これってまさか……もしかしてこのままだと私、先生と……!?あんなこととか、こんなこととか……!?やばいやばいやばい……!)
しかしそんな妄想とは裏腹に、先生はコハルの頭を軽く撫でただけであった。
コハルがぺたりと腰を抜かす傍ら、先生はシャーレに戻って泥のように眠るのだった。
・夏空のウィッシュリスト
熱を出していたので海に行けなかった。
・エデン条約編3章
混乱に包まれる学園の中で右往左往。しかしパテル派生徒たちによるミカへの暴行を目撃し、「いじめはダメ」と言い放つなど芯の強さも見せる。
その後、「一人でいることが悲しいと知っているから、アズサを一人にはさせられない」としてヒフミ、ハナコとともに古聖堂跡地へと向かった。
事件解決後は調子に乗って上級生用のテストを受けてしまい、補習授業部に逆戻りすることとなった。
・エデン条約編4章
焼却炉に捨てられてしまったミカの私物のうち、燃え残っていたものを密かに回収・保管していた。それらはアリウス自治区解放時にミカの手に渡り、彼女の心を救う一助となった。
・キヴォトス晄輪大祭
何を考えたのか玉入れへの出場を拒否する。
・聖堂のメリークリスマス
補習授業部の面々とクリスマスを過ごすため、正義実現委員会のパーティーは欠席したらしい。
・最終編
虚妄のサンクトゥムから溢れ出した怪物より人々を守るため、身体を震わせながらも単身立ち向かおうとする。間もなく駆けつけたミカと共闘し、敵を撃退してみせた。
・隠されし遺産を求めて
ハナコに誘われるまま、訳も分からず遺跡調査に参加。ウイやヒナタに対して人見知りを発揮する。
調査後には先生に手を引かれて合宿所のプールに。そこで水着姿の補習授業部の面々に迎えられ、思わぬサプライズに笑顔を浮かべた。
・絆ストーリー(水着)
放っておいたら先生は他の子にぜったい変なことする!私が監視しなきゃ!という理由をつけ、先生の背中についていくコハル。
なぜだか意味もなく先生を呼び出してみたくなったり、上げ潮に驚いて泣いてしまったり。落ち着くまで先生と一緒に過ごしたり、二人きりで綺麗な夜空を見上げたり……。
そんななかで、コハルは先生への信頼を露わにする。