ぽむぜろアーカイブ

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トリニティ:「ティーパーティー」を解説する!【Character Archive】

★トリニティ総合学園

パテル」「フィリウス」「サンクトゥス」の3つの学園を代表に、紛争を繰り返していた大小さまざまな分派が合併することで誕生したマンモス校
そうした経緯から学園内には政治的派閥が形成されており、権力者たちの間では牽制や駆け引きが日常的に繰り広げられている。いわゆるお嬢様校で、ゲヘナとは犬猿の仲。
大聖堂やトリニティ・スクエアの噴水は学園を代表するスポットとなっている。

ティーパーティ

トリニティの生徒会。パテル派、フィリウス派、サンクトゥス派の代表者3名が所属し、期によって「ホスト」を入れ替えながら運営している。
その名はかつて分派同士の争いを鎮め、「第一回公会議」に至る和平への流れを生み出した三学園主導のティーパーティーに由来する。

そんなトリニティ3人の生徒会長を一挙紹介する記事!

※本記事はメインストーリーVol.3「エデン条約編」の重大なネタバレを含みます。未読の方はご注意を!!

桐藤(きりふじ)ナギサ

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3年生。17歳。160cm。誕生日は7/4。
フィリウス派代表で、ティーパーティーの現ホスト。お嬢様然とした優雅な振る舞いが特徴で、一般生徒からは尊敬を集めている。
ミカとは十年来の幼馴染。彼女とは対照的に政治や外交手腕に長ける。紅茶には一家言あり、茶葉の収集やお菓子作りを趣味としている。
使用武器はハンドガン「ロイヤルブレンド」。お茶会の品位を落とすような招かれざる客を追い払うため使われる。
先生との初対面はエデン条約編1章。

・対策委員会編2章
懇意にしていたヒフミの頼みを受け、先生に恩を売るためにも牽引式榴弾砲を貸し出すことに。事態収束後には、カイザーローンに連邦生徒会の捜査が入るよう手引きした。

・エデン条約編1~2章
セイア暗殺の報を聞き、次に狙われるのは自分だと確信。ミカを一人にさせてはいけないという思いから、空中分解しかけていたエデン条約の締結を推し進める。またセイア暗殺の犯人探しに躍起になるうち、疑心暗鬼に囚われるようになり急遽「補習授業部」の発足に至る。
シャーレの先生を顧問として招き、その超法規的権限を組み込むことで「三度の特別学力試験で全員合格できなかった場合、所属生徒をまとめて退学処分とする」というシステムを構築。学力試験を妨害することで、スパイ容疑のある生徒らを合法的にトリニティから追放しようとしていた。
しかし探していた「トリニティの裏切者」の正体はミカであり、補習授業部によって命を救われる形となってしまう。

・エデン条約編3章
己の行いを悔い、補習授業部をはじめ迷惑を掛けてしまった人々に対して謝罪行脚。精神的に追い詰められながらも、ついにエデン条約締結を実現させる。
……はずだったのだが、アリウスの襲撃によって条約は破談。巡航ミサイルの爆発に巻き込まれて意識を失い、事態解決後にようやく目を覚ますことに。

・エデン条約編4章
トリニティの公共の敵となってしまったミカの現状に心を痛め、「彼女は既に自分が犯した罪以上の代償を支払っている」として彼女を弁護しようとしていた。
セイアが倒れた際には病院まで付き添い、彼女が目を覚ました後はティーパーティーとしての全ての権力を手放す覚悟で正義実現委員会・シスターフッド・救護騎士団を動員。ミカの救出に向かった。

・最終編
セイアや先生とともにミカの聴聞会に出席し、彼女を弁護。その後の色彩到来にあたっては、ティーパーティー傘下の砲撃部隊を率いてトリニティ自治区防衛に努めた。

・絆ストーリー
意図せず先生に様々な隙を見せてしまったナギサは、イメージを回復すべくアフタヌーンティーの場を設ける。そこで滅多に手に入らないコンブチャを振る舞おうとするが……なんと紅茶缶の中には「コンブチャの茶葉」ではなく「昆布茶の昆布」が!伝達ミスを悟るナギサだったが、ここでお茶の一杯も出さず先生を帰すわけにもいかない……!

「このすっきりとした後味が、お茶菓子にとてもよく合いますね……」
(バレてませんよね?香りはちょっとアレですが、色はそれっぽいですし……)

昆布茶と洋菓子の組み合わせに顔を顰めながらもその場を乗り切るナギサ。であったが、先生はそれが最初から紅茶でないと気付いていた!その後先生は、記憶を消そうと襲いかかってくるナギサをなんとか鎮めることになるのだった。

 

聖園(みその)ミカ

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3年生。17歳。157cm。誕生日は5/8。
パテル派代表を務める、おしゃれ好きで天真爛漫な少女。「考えるより先に体が動く」という性格から政治には向かないとされるが、いっぽうでツルギとも渡り合えるほどの圧倒的な戦闘能力を持つ。
使用武器は「Quis ut Deus」。何の変哲もないトリニティ製サブマシンガンだが、ミカが心を込めて飾ったことで暗闇の中でも星のように輝く外観を持つようになった。
Quis ut Deusは大天使ミカエルのラテン語訳。
先生との初対面はエデン条約編1章。

・エデン条約編1~2章
過去の憎しみに囚われ、連邦生徒会からの支援も拒絶し続けるアリウス分校。それをどうにか助けたいと考え、トリニティとアリウスの和解を望むも、ナギサやセイアにはあまりに非現実的であるとして取り合ってもらえない。そこで2人を納得させるために単身アリウス自治区に赴き、サオリに対して「アリウスの生徒をトリニティに転入させる」というアイデアを語る。アリウス生がトリニティでも幸せに暮らしていけることを証明できれば、それは和解への大きな一歩となるはずだと。

その後いつまで経っても頭の固いセイアに痺れを切らし、少しばかり痛い目を見せてやろうとアリウスに彼女の襲撃を依頼する。だがベアトリーチェは機を見るに敏とスクワッドにセイア殺害を指示。結果、アズサの手でセイアは暗殺されることとなる。
己の行動が友人の死を招いたことに激しく取り乱し、「ゲヘナ嫌いの自分にとってエデン条約は受け入れられない。だからアリウスと手を組み、ホストの座を奪ってゲヘナに全面戦争を仕掛けるのだ」「セイアが命を落としたのも、その目的達成のためだ。仕方のない犠牲だったのだ」と後付けの理由を信じ込むことで自らを納得させようとする。そして記憶に蓋をし、アズサをスパイとして学園に転入させた。またナギサが「裏切り者」の存在を主張し始めた際には、彼女を黙らせるためにシャーレの先生を補習授業部の顧問とするよう勧めた。

アリウスによるナギサ襲撃の際には自ら戦場に姿を現し、補習授業部に対して「トリニティの穏健派を排除し、アリウスを新たな武力集団として導入する」という野望を語ってみせる。しかしシスターフッドによる包囲を受け、ハナコからセイアの生存を告げられると大人しく投降。学園の監獄に収容される。

・エデン条約編3章
ハナコから「あの時わざわざ戦場に現れたのは、セイアと同様にアリウスがナギサを殺害してしまうのではと危惧してのことだったのではないか」と指摘を受けるも、本心がどうであれ犯した罪やその責任は消えないという考えから否定する。
調印式爆破の際には、学園の混乱に乗じてゲヘナへ全面戦争を仕掛けようとするパテル派の生徒たちから脱獄を促される。「気分じゃない」とそれを一蹴したために逆上した彼女らの集団リンチに遭うが、コハルと先生の活躍によって救われる。そこで押さえつけていた感情を決壊させ、「ナギサやセイアに会いたい」という本音を零した。

・エデン条約編4章
エデン条約事件の影響で一般生徒からの非難の声が強まり、断罪を要求する騒動が頻発。檻には石を投げ込まれ、大事に集めていた服やアクセサリーも全て焼却されてしまう。

全ての罰は受けて然るべきだとして聴聞会への出席も拒み、のちに下されるであろう退学処分を甘んじて受け入れるつもりでいた……のだが、ベアトリーチェが先生を抹殺対象に指定したこと、心の拠り所としていたセイアが倒れてしまったことで錯乱。大切なものがことごとく失われていく深い絶望の中で、自らを唆したサオリへの復讐を決意。素手で監獄を破壊し、アリウス自治区までスクワッドを猛追した。

そしてアリウス旧校舎の地下回廊でサオリと相対。彼女を追い詰めトドメを刺そうとするが、虚しいばかりの世界でただ救いを願って苦しむその姿に己自身を重ねてしまう。そこで先生からも「一度や二度の失敗で道が閉ざされることはない」「ミカは魔女などではなく、人のいうことを聞かないだけの不良生徒だ」と諭され、復讐を放棄。ベアトリーチェの放った聖女バルバラとミメシスの大群を引き受け、サオリたちのアツコ救出を支援する。
そして全身が傷だらけになるまで戦い続け、先生に窮地を救われることに。救援に駆け付けたナギサやセイアとも再会を果たし、皆で最後の聴聞会へと出席する。

・最終編
聴聞会の結果、ティーパーティーとしての全権限を剥奪された上で学業への復帰が認められる。一切の特権を行使できなくなったものの、パテル分派の新代表が選出されるまではティーパーティーの一員として活動することに。コハルの正義に幾度も心を救われてきたことから、彼女が危機に陥った際には即座に助けに入った。なおこの際、またも素手で壁を破壊している。

・絆ストーリー
聴聞会を経て、古びた寮で暮らすことになったミカ。これからは皆と同じ教室、同じ食堂を使い、同じ時間に授業を受けるのだ。
投獄期間中に財産のほとんどを失ったミカは、学業に必要なものを再び買い揃えようとする……もカードの残額が足りず先生に買ってもらうかたちに。
それらを大切にしようと心に誓うミカであったが、陰湿な生徒らによって水着はズタズタに引き裂かれてしまう。
先生の厚意を台無しにしてしまったことを悔い、やはり罪を犯した自分はやり直せないのだと涙を流すミカ。しかし先生は水着を修繕に出し、彼女を合宿所のプールに招くことで「何度だって生まれ変われる」ことを示す。そして間もなく警備員に見つかったミカと先生は、ドタバタと大慌てでプールから逃げ出すのだった。


百合園(ゆりぞの)セイア

サンクトゥス派代表を務める理知的な少女。病弱ながらも未来を予知する強大な力を持ち、ゲマトリアからは「預言の大天使」と呼称される。
正確には「過去・未来・現在に生じる出来事を、夢を通じて覗くことができる」という能力。啓示のようにビジョンが現れることが多いが、意識して夢の世界に潜ったり、そこに留まることもできる。
能力のためかやや大人びたところがあり、難解な言い回しを好む。そのためハナコとは仲が良く、一方ミカとはそりが合わなかった。
先生にとっての初対面はエデン条約編1章。セイアにとっての初対面はエデン条約編3章(夢の中での出来事であるため、時間軸が捻れている)。

・エデン条約編1~3章
アリウスの教義に疑問を抱くアズサに助言を与え、アリウスを欺くための爆破によって昏倒。ミネの手でトリニティの外に匿われる。
しかしエデン条約調印式の爆破にはじまる悲劇を予知してしまったことから、その続きを見ることを恐れて「夢の世界」に閉じこもるように。
先生の夢にも度々干渉し、悲劇が待つことを忠告するも、生徒たちを助けるため"エピローグ"へ進もうとする先生に感化される。そしてミカの本心を知り、彼女を理解しようとしなかった自身を省みて現実へ戻ることを決意する。事件解決後に昏倒状態から目覚め、ミネとともにトリニティへと帰還した。

・エデン条約編4章
色彩の到来によるキヴォトスの終焉を予知してしまい、その全容を解き明かすべく明晰夢へのダイブを繰り返した結果、夢と現実の区別がつかない危険な状況に陥ってしまう。
トリニティに訪れた先生に予知夢の件を打ち明け、アドバイスを貰ったことで平静を取り戻すも、夢を通じてベアトリーチェの行う「儀式」に巻き込まれてしまう。そこで間接的にだが色彩と接触してしまい、肉体の崩壊現象に襲われる。ミカの救出を望むもその精神は白昼夢に囚われ、身動きが取れずにいた。

しかし白昼夢の中でクズノハと出会い、「未来視」の本質を手放すことで色彩の影響下より離脱。最後の未来視で「シロコに破壊されるシッテムの箱」と「先生の死」を予知する。意識を取り戻したのち、ナギサとともにトリニティの各勢力に頭を下げて協力を要請。ミカを助け出してみせた。

・最終編
先生と予知夢の内容を共有。陰陽部にクズノハの所在を尋ね、彼女が伝説上の存在であることを知る。
未来視の力を失う代わりに優れた「」を身に付けたらしく、遠く離れた敵の位置や仲間の危機などを察知できるようになっていた。