ぽむぜろアーカイブ

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イベントストーリー「どたばたシスターと古書館の魔術師」を読みかえす!【Scenario Archive】

ウイ初登場!の古書館イベントを読み返そう!
本編は2022/2/23に公開された。

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トリニティの発掘区域から一冊の経典が発見された。それは新クィニセクストゥム公会議で宣布された内容に新たな解釈をもたらすという………つまるところは、歴史的に重大な価値のある品なのだ。
その発見を祝う式典が、トリニティの郊外にある古い聖堂で明日執り行われることとなった。そこでシスターフッドの代表・歌住サクラコが経典の前半部を朗読する予定である。

そんな経典の保管と運搬を任された若葉ヒナタは、それが埃塗れであることに気付き、軽く払おうと手を伸ばす。だが指が触れたその瞬間……あろうことか、経典は粉々に崩れ去ってしまう!

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その場に居合わせていた先生はひとまずハナコカーマスートラ(※世界三大性典の一つ)を聖堂の箱に入れ、ヒナタと共に図書館司書のシミコに助けを求める。

だがこうまでバラバラになってしまうと「修復」ではなく「復元」レベルの専門的な作業が要求されるらしく、更には経典に記された古代語の知識も必要になるようだ。
シミコの紹介で、2人は「古書館の魔術師」とも呼ばれる図書委員会委員長・古関ウイのもとを訪ねることに。

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「なああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」

「何をどうしたらこうなるんですか!どうしてこの子こんな状態になったんですか!?」

ウイは驚愕しながらも、経典には耐久処置が施されておらず、発掘によって外気に晒されたことで急激に腐食化が進んでしまったのだと冷静に分析する。普通なら復元など到底不可能……なのだが、どうやらウイの腕は「普通」ではないらしい。
ウイに頼まれ、2人は復元の材料となる"水苔"と"精聖薬"、そして限定ケーキ"ラクル5000"を探しに行くことに。

ウイに糖分を補給するための"ミラクル5000"を買いに向かった先生とヒナタは、そこで暗い顔の人々を見る。放課後スイーツ部の4人によれば、ミラクル5000の人気ぶりに目をつけたヘルメット団が、転売を目的に全てのケーキを買い占め、挙句の果てには店主をスラムに誘拐してしまったというのだ。

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事態を解決するため、先生はスイーツ部とヒナタを率いてスラムに突入。無事に店主は救い出され、お礼にと大量のケーキが振る舞われることとなる。

次なる品を求め歩いていた先生とヒナタは、スズミが「七転八倒団」を名乗る不良たちに囲まれている様を目の当たりにする。どうやらスズミの影響を受けて自警活動を行う生徒がトリニティ内で増加しているらしく、ほとほと困り果てた彼女たちは発端であるスズミを叩かなければと考えるに至ったらしい。

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ヒナタはひとまずスズミに加勢し、彼女から近くの古びた建物に水苔膠が使われていることを聞く……だがそこは七転八倒団のアジトであった。唯一の居場所も追われてしまうのだと怯える彼女たちを気にかけたヒナタは、不良生徒らの話に耳を傾け、その苦しみを理解。彼女たちの助けになればと、聖堂でのボランティアを勧める。

ヒナタの見返りを求めない優しさに不良たちは胸打たれ、その申し出を受け入れることに。事態は一件落着、スズミは唖然としつつも礼を述べる。

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そしてなぜだかいつも先んじて事態を把握しているセリナは、先生たちを精聖薬のもとに案内する。そのさなか、セリナが担当する別館で患者が殺到。困っている人を放っておけないヒナタは、彼女を手伝うことに。

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……精聖薬も無事に手に入り、ウイが復元作業に取り掛かってからしばらく。ヒナタのもとに、式典の日時が「今夜の12時」に早められたという知らせが届く!

出席者の全会一致のようで、本来ならば式典に関係がない立場のヒナタには遅れて送信されたようだ。猶予はたったの一時間!
既に参加者たちは古聖堂に着席し、マシロたち正義実現委員会も警備を固めている頃だろう。その中で箱の中身を入れ替えることは、もはや不可能だ。

「ありがとうございます。その本の復元__」

「……いえ……『その子の治療』を、してくださって」

「ちょっと待ってくださいヒナタさん。今、なんと……」

サクラコがカーマスートラを読み上げる前に、せめて本当のことを告げなければならない。責任を果たすため、古書館を飛び出していくヒナタ。ウイは彼女の身を案じ、何かできないかと頭を悩ませる。すると先生は突如として携帯を取り出し……。

マシロに呼び止められたヒナタだが、そのときどこからともなく現れた七転八倒が正義実現委員会と交戦を開始する。セリナの治療によって戦闘が長引いている隙に、あっさりと古聖堂内に入り込むヒナタ。

すると今度はケーキ屋の店主と放課後スイーツ部が登場し、式典参加者たちにミラクル5000の無料配布を呼びかけ始めたではないか。貴重な限定ケーキ目掛けて人々が押し寄せ、やがては外の戦闘も終了し、ケーキ屋のトラックも去っていく。
呆気に取られるヒナタの前に、カーマスートラを手にした先生が!そこでヒナタは思わず涙を流すのだった。

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式典が無事に執り行われ、先生と別れたウイは密かに作っていた経典の複製を開く。
謎多きシスターフッドの秘密、その一端へと触れるために……!

 

※ちょこっと補足解説

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古書がバラバラになったのは、ヒナタが怪力だから……ではなく、誰が触れてもそうなるよう仕組まれていたから。
そもそもヒナタの気まぐれが無ければ、サクラコが式典の場で古書をバラバラにしていたはず。サクラコの権威を失墜させようとする一派の工作っぽい。

そこでヒナタが復元のため動き出したので、式典の開始を急いで早めたようす。あとカーマスートラのことは普通に知らなかったと思われる。

シナリオの最後にはウイが古書を複製しているが、これは1年半後の「隠されし遺産を求めて」に繋がる要素となっている。