ぽむぜろアーカイブ

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イベントストーリー「シャーレのハッピー♡バレンタインパトロール&狐坂ワカモの沈黙と祝宴」を読み返す!【Scenario Archive】

ブルアカのバレンタインイベントを読み返そう!って記事。
本編は2022/1/26に公開された。

時はバレンタイン!あちらこちらでチョコレートにまつわるイベントが開かれ、人々も浮き足立つ。そんな中、先生はヴァルキューレ生活安全局のフブキキリノからパトロール業務の協力要請を受けることに。
D.U.の商店街に足を運んだ先生は、そこでゲヘナ救急医学部のセナと出くわす。彼女もまたパトロール中だったようだ。

すると大通りに"災厄の狐"__狐坂ワカモが出現する!彼女は連邦矯正局を脱獄した「七囚人」の一人で、不良を率いてシャーレのオフィスを攻撃したこともある危険人物だ。

ワカモを食い止めようとするフブキ、キリノ、そしてセナ。

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だがワカモは意外にもあっさりと倒れ、確保されるのだった。手応えの無さを不思議に思いつつも、生活安全局の2人はワカモを護送していく。

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先生とセナがヴェリタス副部長のチヒロと話していると、フブキからヴァルキューレの護送車両が爆破されたという連絡が入る。ヴァルキューレの装備を奪った不良生徒たちが暴れるなか、先生の前にワカモが姿を現す。

ワカモを再び制圧し、セナとパトロールを再開した先生。だがワカモは矯正局を脱走し、またしても先生を追ってくる。

「いやー、無事に捕まえられて良かったー!」

……と、フブキが安堵したのも束の間、

「先生、ワカモが……!」

親子丼を駆使して脱走したワカモが再度先生を襲撃する。

その後も__

「先生!」

またその後も__

「先生、緊急事態!」

こう何度も脱走を許すとは……ヴァルキューレのセキュリティ意識の低さに呆れ返るチヒロ。事態を重く見た警備局長は、シャーレ奪還作戦に参加したユウカチナツハスミスズミの4人にも協力を要請する。

矯正局でワカモの尋問を行っていたフブキとキリノ。だがそのとき、矯正局にワカモ脱走を知らせるサイレンが響き渡る。仮面の下は全くの別人であったのだ!

さらにD.U.各地には同時に「ワカモ」が出現。ヴァルキューレの指揮系統は混乱に陥り、セナもまた「ワカモ」を追って先生の傍を離れてしまう。故意に騒ぎを大きくして、ありとあらゆる目を自分に向けさせることがワカモの狙いだったのだ!!

そしてワカモは一人になった先生のもとに迫り____

頬を赤らめながら、チョコレートを手渡す。

「一目惚れなんです……」

シャーレの部室で初めて会ったあの日から、先生をずっと想い続けていたというワカモ。そして二人きりでチョコを渡すためだけに、彼女は今回の騒動を引き起こしたのだった。

先生はそんなワカモに、「気持ちは嬉しいが、他人に被害を与えるやり方はよくない」と告げる。ワカモの行いのために、チョコを渡す機会を失った人もいるかもしれないのだ。それをワカモが無視するのなら、これを受け取ることはできないよ……と。

「……これからは、違うやり方を考えられるって信じてるよ」

先生に嫌われてしまったと涙を流していたワカモは、その言葉に衝撃を受ける。

「一回でダメなんてことは言わないよ、ワカモも大切な生徒だから。これからは頑張るって、約束してほしいな」

「あ、あぁ……も、もちろん、もちろんです!はい!きっと、いえ必ずや!」

「先生がやるなと言われるのでしたら、そういったことは決して致しません……!」

ヴァルキューレの部隊が駆けつける中、ワカモは先生との約束を胸にいずこかへ走り去っていく。というわけで、波乱のバレンタインデーは幕を閉じたのだった。

 

そして後日。

愛を抑えきれずにシャーレオフィスに押しかけてきたワカモを見ながら、先生はセキュリティの改善を固く決意するのであった。

 

後日談

後日談と銘打ってはいるが、本編の合間を縫う補足シナリオといったテイストになっている。

①チヒロのセキュリティチェックもむなしく、牢の老朽化を突かれヴァルキューレはワカモの脱走を許してしまう。

②刺激的な新レシピの開発に取り組む親子丼職人は、街で出会ったスズミに意見を求める。スズミは「閃光弾風調味料」を勧め、また自衛のためにと閃光弾もプレゼント。職人はこれにインスピレーションを受け、実物の閃光弾をサイドメニューに添えることに。その直後に、ヴァルキューレから親子丼の注文!……かくしてワカモは親子丼(閃光弾)を利用し、脱獄を果たしたのだった。

ハナエのアイデアで、救護騎士団はD.U.に赴きにチョコレートを配っていた。だがそこでワカモの脱走に乗じた不良生徒たちの暴動!ミネはただちに「救護」を開始し、業務手続きに囚われ迅速な行動が取れないヴァルキューレに憤慨する。そしてミネと警備局長がひと悶着している間にまたしてもワカモは脱走する。

④ワカモの前に立ちはだかったミネは、彼女の目的を問い……その想いを知る。そして「今ここであなたを止める理由はありません」として道を譲るのだった。