ぽむぜろアーカイブ

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イベントストーリー「喰積の 前にいささか ~一番勝負~」を読みかえす!【Scenario Archive】

2023正月もゲヘナにはじまる!きたぞブルアカ料理バトル回!「喰積の 前にいささか ~一番勝負~」を読み返そうって記事!
本編は2022/12/28に公開された。

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新年を前に商店街の小さな食堂「スズメ亭」を訪れた美食研究会。その料理の数々に舌鼓を打つハルナらであったが、なんとスズメ亭は今年いっぱいで閉業してしまうのだという。

仕入れ先である大手食品会社ニャオフードの価格改定、そして商店街のフランチャイズ化によって個人経営の店は立ち行かなくなってしまったのだ。

ニャオフードのフランチャイズ化に応じ、その傘下に入れば従来の価格帯は維持できるのだが……女将には、代々受け継がれてきた店を守りたいという思いがあった。そこでさっそくフウカ・ジュリ・先生を誘拐してきたハルナは、スズメ亭廃業阻止のため動くことに。

新たな仕入れ先の紹介や新メニューの考案などで女将を助けようとするフウカ。するとそこに、グルメヘルメット団が速やかな立ち退きを要求してくる!グルメヘルメット団とニャオフードには繋がりがあるのだ!

怖気づく女将を励まし、試食会で客の意見を取り入れたフウカらは低価格帯のメニューを作成することに。だがニャオフードは一帯の食材を買い占めることでそれを妨害しようとする。スズメ亭がフランチャイズ化に抗う店々の精神的支柱となっていたためだ。

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ニャオフード本社に殴り込みをかけたハルナは、会長ニャオモト・カンと相対。口論の末、おせち料理対決によって雌雄を決することに。ハルナは商店街の人々がニャオフードの提供する粗悪品に慣れてしまうこと……美食という幸福を失ってしまうことを危惧していた。

工場での大量生産が可能なニャオフードとは異なり、スズメ亭側は手作業で400人前のおせちを用意せねばならない。勝ちを確信するニャオモトであったが、しかし毎日4000人分の給食を作っているフウカらにとってこの程度は朝飯前!そこに味に妥協を許さぬ美食研究会の協力!スズメ亭は「後味に変化をつける」ことで審査員らの心を掴み、見事勝利を収めてみせるのだった。

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そして新たな年に、先生は祈りを捧げる。自分の決めた道を歩む人も。今は道を違えた人も。この年が、多くの人にとって幸せな時間になるよう__。

 

「うわわっ!?鯛の焼き物が暴れ出したよ!」

「ううっ、すみません!また私のせいで……!」

「うふふ……これは美食研究会として見逃せませんわ」

「やめてって、ねえ!ここには先生もいるんだよ!」

 

「ハルナあああああ!?」

 

かくして新年を迎えたキヴォトスに、ひとつ大きな爆発音が轟くのだった。