ぽむぜろアーカイブ

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総力戦ストーリー「ヒエロニムス」「ペロロジラ」「KAITEN FX Mk.0」「ホド」「ゴズ」を解説する!【Scenario Archive】

総力戦ストーリー5種を一挙に紹介&ざっくり解説する記事!

ヒエロニムス

崇高は「神秘」と「恐怖」の二つの側面を持ちそのどちらかでのみ顕現する。そしてゲマトリアは、複製された恐怖に近付くことしかできなかった。そこでマエストロらは、トリニティの地下に封印されし太古の教義……そこに秘められた神秘と恐怖に目を向けた。
受肉せし教義。ゲマトリアが作り出した、人工の天使にして神性の怪物__それがヒエロニムスだ。

「さあ、 先生……どうか、どうか今一度、喝采の準備を」

☆解説

時系列的にはエデン条約編3章の後にあたるお話。
ゲマトリアは崇高をめざしてるんだけど、「キヴォトス最高の神秘」の確保には失敗したし、「恐怖」持ってるやつもミメシスしか見たことない。

でもそんなときにエデン条約!へぇ……通功の古聖堂ってなんか意味ありげじゃん……?パワースポットなかんじするじゃん……?とマエストロは惹きつけられます。

通功の古聖堂はトリニティ誕生の歴史に関わる重大な会議が行われた場所で、そこには「戒律の守護者」ユスティナ聖徒会の威厳が残されていました。これはすごい!と、マエストロは聖徒会のミメシスを生み出します。何がすごいかというと、これをわちゃわちゃすれば人工天使が作れてしまうっぽいのです。

そんなわけで生み出された人工天使シリーズ聖徒の交わりの第一作がヒエロニムスなのでした。エデン条約編3章だとまだ不完全体だったらしく、だから「どうか今一度、喝采の準備を」とか言ってる。壺あってはじめて完成なの?

 

ペロロジラ

写真を抱える首無し男。写真の中の人物は自らを「ゴルコンダ」と名乗り、首無しを 「デカルコマニー」と紹介する。彼らは互いに虚像と非実在を象徴する相棒であり、記号なのだ。

「記号というものは、その中に解釈によって導き出されるテクストを含んでいるのです」

「そして、今から出会う存在は……いわばその記号の変種でございます」

都市伝説、怪談。そうした”ロア”が繰り返される中で偶然に意味を孕み、自ら崇高の境地に至った。神秘も恐怖も無いままに胎動した、新たな崇高。
ゴルコンダはこれを、The Library of Lore (止め処無い奇談の図書館)と名付けた。 これはその第一弾__。

「先生があの記号から一体どのようなテクストを読み取るのか……楽しみにしておりますよ」

☆解説

ゴルコンダ&デカルコマニー初登場!これは噂が積み重なるうち現実に!ってやつ。

このふたり(一人?)はこういうテクストの力みたいのを扱うのが得意らしくて、エデン条約編だと「ヘイローを破壊する爆弾」も作ってた。最初は略称とか通称とかないんだ!?って思ってたけど、これ「ヘイローを破壊する爆弾」って言葉・文字列そのものにも意味があるかんじだね。ことだまみたいなものを込めてるんだと思う。

そういう効果がある爆弾ですよ~~って世界に思い込ませるためのテクストというか……でも本編内で実際に「ヘイローを破壊する」シーンが訪れなかったから、その効果も薄まっちゃって使いものにならなくなった。って感じかな?

 

KAITEN FX Mk.0

指名手配犯・無限回転寿司戦隊カイテンジャーの本拠地が判明した!どうやら彼女らは巨大な武器の設計図や金属素材を集めて何かろくでもないものを作っているようだ。そこでモモカは、先生を呼び出して計画の破壊を命じるのだった。

☆解説

「指名手配」だけで登場してたカイテンジャーが総力戦デビュー!ロボをつくる。ヒロイックなBGMがいかす!!
ちなみにカイテンジャーはこのあと便利屋68の正月イベント「新春狂想曲」で立ち絵つき登場!なんとなく5人の性格とかが見えてきたりします。

 

ホド

ミレニアムの通信ユニットAIが、デカグラマトンと接続して八番目の預言者ホド』に生まれ変わった。
そのパスは名誉を通じた完成。その異名は「輝きに証明されし栄光」

☆解説

特殊作戦 デカグラマトン編』開幕のきっかけとなる出来事!デカグラマトンのハッキング能力はめちゃくちゃすごくて、ミレニアムのセキュリティも簡単に突破しちゃうらしい。

 

ゴズ

スランピアとなる前の遊園地では、マジシャンのアミューズドールが人気を博していた。そして複製(ミメシス)として再び動き出したそのアミューズドールは、観客がいなくなった今もなおショーを続けている。

たとえ観客のいないパフォーマンスであっても、観測されることのない芸術だとしても__”ショーは継続されるべき(The show must go on)”なのだ。

☆解説

シロ&クロと同様に、スランピアに生じたミメシスの一体。複製された感情がマジシャンのドールに宿り、動き出したらしい。ゴルコンダはその姿に「大衆性」と「芸術性」の揺らぎを見たみたいで、そういう意味の感じ取り方が彼らしい気がする。

ゲマトリアメンバーは一応おなじ組織の仲間……なんだけど、みんな追い求めるものの方向性とか、感受性が全然ちがって面白い。利益があるから情報を共有したり手を組んだりするけど、結局は各々が自分の探究のために動いてるかんじ……そういうとこにゲマトリアって悪役の良さがある!!